超人ロック 〜新世界戦隊〜


† アニメ 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
SF ロック:飛田展男
エノ:玄田哲章
ニア(エレナ):本多知恵子
アゼリア:鷹森淑乃
ウモス:島田敏
ラン:佐々木望
長官:小宮和枝
キャリアン:堀内賢雄
参謀:佐藤正治
オペレーター:桧山修之
原作
聖悠紀
監督
ひろたたけし




 突如、5人のエスパーが記憶を失った。自分は誰なのか?なぜここにいるのか?わけが 分からないまま、彼らは何者かに導かれるように自らの足で一箇所に集まった。そこで 彼らの前に現れた謎の女性エレナ。彼女は記憶と引き換えに、「ツアー」という名のエスパーを 抹殺してもらいたいと要求する。5人は不承不承要求を実行することを決め、ツアーを探し出す 旅に出る。カジノで荒稼ぎし資金調達、軍の施設のデータベースに進入し、機密情報の奪取。 5人のエスパーは、それぞれの超能力を上手く使い、協力して目的を遂行していき、事は 順調に運んでいく。しかし、このツアー抹殺命令は一人の少年が考案した恐るべき計画の 一端であった・・・。


† アニメ 作品レビュー †
 原作は不老不死の超能力者ロックの活躍を描く長編漫画。その漫画連載前の短編・ 超人ロックをOVA化。原作の新世界戦隊はここまで面白くない。アニメ化に伴い面白く なるように随所に様々なアレンジがされている。ストーリーは原作にない多くの エピソードが盛り込まれたし、エキストラキャラの域を出ていなかった2人の 名無しキャラ、エノとウモスは個性的で魅力ある人間に改変された。ちなみに、 登場人物のニア、ラン、アゼリアの話は漫画「超人ロック」でその後が描かれる。 ニアはラフノールという国の王女で、彼女と結婚するランはラフノール王に、 アゼリアは歌手だが、直ぐに交通事故に遭うんだっけ?(うろ覚え)。このOVA だけじゃその辺の背景は全然分からないだろうが。興味ある人は、彼らの その後を原作で調べてみると面白いと思う。
 カジノでは超能力によるイカサマで荒稼ぎ、軍情報施設では5人それぞれの個性的な 超能力、テレポート、透視、接触テレパス、機械操作を生かしたスパイ行為、第1話の 活躍は非常に面白い。第2話からは死人も出始め、楽しい旅は一転して重く暗い流れに ・・・。後半の爆発シーン多用は手抜きっぽかったし、感動シーンは少々くどい気が する。ただ、ストーリーの良さは合格レベル。
 原作「超人ロック」は好きな漫画なので、この調子で原作の他の物語もアニメ化して欲しい。
 非常に沢山の話があるが、私のお勧めは「冬の惑星」「流浪」「クロノスの罠」「聖者の涙」。
評価 執筆者 カンガルー【04/08/07掲載】


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