タイムボカン王道復古(英題:Time Bokan Oudou fukko)


† アニメ画 作品紹介 †
ジャンル登場キャラクタ :声優
コメディ ナレーション/トミー・ママ/逆転王/ささやきレポーター:富山敬
ドロンジョ/マージョ/ムージョ/アターシャ/ミレンジョ/ムンムン/ヤンヤン:小原乃梨子
ボヤッキー/グロッキー/ボヤッキー/トボッケー/セコビッチ/コケマツ/コスイネン/ダサイネン:八奈見乗児
トンズラー/ワルサー/ドンジューロー/ドワルスキー/スカドン/キョカンチン/トンメンタン:たてかべ和也
ドン・ファンファン/ゲキガスキー/2-3:山本正之
ドクロベエ/トグロベエ:滝口順平
大巨神:田辺宏章
おハナ:滝沢久美子
サラリーマン/もんざえもん:鈴木勝美
小山カメラマン:小山高生
ヤッターマン1号:太田淑子
ヤッターマン2号:岡本茉莉
オモッチャマ:桂玲子
大鷲のケン/テッカマン:森功至
白鳥のジュン:杉山佳寿子
キャシャーン:西川幾雄
ポリマー:曽我部和恭
セーラームンムン/オバンバー:松井菜桜子
原作
タツノコプロ企画室
脚本
あかほりさとる
関島眞頼
監督
しぎのあきら




第一話:タイムボカン王道復古〜チキチキ・ウゴウゴ・ホゲホゲマシーン猛レース〜

 『タイムボカン』シリーズ全7作品(※2007年現在、タイムボカンシリーズは全8作品)が放映終了して10年。 ここに、タイムボカンOVA復活が決定された。しかし、復活できるのは7作の内の1作品だけ。そこで 各作品の三悪トリオが「オール三悪メカメカ猛レース」を開催し、第二話の主役の座を賭けて争うことになった。 果たして勝者は?

cf. タイムボカンシリーズ全8作品
第1作 タイムボカン(1975/10/04〜1976/12/25 全61話) 第2作ヤッターマン(1977/01/01〜1979/01/27) 第3作ゼンダマン(1979/02/03〜1980/01/26) 第4作オタスケマン(1980/02/02〜1981/01/31) 第5作 ヤットデタマン(1981/02/07〜1982/02/06) 第6作イッパツマン(1982/02/13〜1983/03/26) 第7作 イタダキマン(1983/04/09〜1983/09/24) 第8作 きらめきマン(2000/4/5〜2000/09/27)

第二話:タイムボカン王道復古〜ヤッターマン タツノッコン王国で同窓会だコロン〜

 見事主役の座を獲得したドロンボー一味(※『ヤッターマン』より)は、ドクロベーならぬトグロベーから、 「日本のどこかにあるというタツノッコン王国のトグロストーンを奪え」との命令が下る。悪は急げと ばかりに、ドロンボー一味は早速タツノッコン王国へ。
 一方、ヤッターマンの2人は結婚して幸せな家庭を築いたばかり。ドロンボー一味が攻めてきても、 正義の戦いに身が入らない。そんなヤッターマン達に変わり、ドロンボー一味に立ち向かう戦士達が現れる。 ガッチャマンら科学忍者隊、キャシャーン、ポリマー、テッカマンといったタツノコヒーローが勢揃い。 果たしてドロンボー一味の運命は?


† アニメ 作品レビュー †
 全2話のOVA。特に1話目が秀逸で、往年のタイムボカンシリーズファンなら大満足間違いなしかと。
 1話目はタイムボカンシリーズのオールスターが勢揃い。声が同じで容姿の異なる7人x3が、激しいレース バトルを展開。各三悪トリオが脱落していく際に、彼等の生み出した名ギャグ、名台詞が次々と炸裂。 役柄に対応したお間抜けな決め台詞や愉快なやられ台詞は健在。奇怪なメカの数々は勿論、三悪に対立して いた大巨人や逆転王も参戦して賑やかに盛り上がる。
 2話目は往年のタツノコアニメキャラ達が、総出演で第1話の三悪トリオ勝者を迎え撃つ。猛攻撃を受けてしまった メカが、やられたと思わせて別のメカに変形するのも懐かしい。そして恒例のお仕置きも・・・。第1話程のスケールは 無いが、お約束はしっかり抑えられている。

 改めて気付かされるが、ヒールにこれほどまで愛着を感じてしまう作品は他に類を見ないのでは。それはあの頃も この作品においても変わらない。BGMも、昔懐かしのものがそのまま使われている。全シリーズの魅力が凝縮されて 詰め込まれた、まさに遠い日の名作の王道復古と言える。
評価 執筆者 カンガルー【07/06/18掲載】

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