バイオハザードII アポカリプス(原題:Resident Evil: APOCALYPSE)
上映時間:91分


† 映画 作品紹介 †
ジャンルキャスト
ホラー アリス:ミラ・ジョヴォヴィッチ
ジル・バレンタイン:シエンナ・ギロリー
カルロス・オリヴェイラ:オデッド・フェール
ケイン少佐:トーマス・クレッチマン
チャールズ・アシュフォード博士:ジャレッド・ハリス
テリー・モラレス:サンドリーヌ・ホルト
L.J.:マイク・エップス
ニコライ・ソコロフ:ザック・ウォード
マット:エリック・メビウス
アイザックス博士:イアン・グレン
アンジェラ・アシュフォード:ソフィー・ヴァヴァスール
原作・脚本
ポール・アンダーソン
監督
アレクサンダー・ウィット




 地下研究施設ハイブの惨事から36時間後、アリスは謎の病棟で目を覚ます。建屋の外に出た彼女が見た ものは、すっかり廃墟と化しているラクーンティであった。  その少し前、ラクーンシティでゾンビと化した人間が他人を襲う事件が多発。街は隔離され、 健常者と判定された者のみが街の外に出ることを許された。だが、事件をもみ消すべくアンブレラ社が 動き出す。街の人々は隔離された街中から出ることを禁じられた上、街を戦術核で消滅させようと 目論むのだった。
 ラクーンシティのエリート部隊S.T.A.R.Sの一員であったジル・バレンタインは、生存者を集めつつ 安全な場所を探し求める。また、アンブレラ社の社員カルロスは、ゾンビの掃討中置き去りにされた 仲間と共に、街をさ迷う。果たして彼らの助かる道は・・・?


† 映画 作品レビュー †
 前作はビデオで見たけれど、それなりに面白かった。今回あまり期待していなかったものの アクションは前作を上回る出来。ゲームが原作のストーリーだけど、映画化には珍しく原作の イメージを損なわず微妙にリンクさせたストーリーになっている。ゾンビがわらわら 出てくるのでホラーものの印象が高いけれどコレはアクションの要素が高い。カメラワークが 早すぎて観づらい部分もあったけれど・・・。
評価 執筆者 飼い主【04/12/21掲載】
 今回はゲームの「バイオハザード2」+「バイオハザード3」の内容のアレンジ。銃をおろす ように見せかけ、手放した銃をキャッチして撃つシーンは、ゲームの外伝「バイオハザード: コードベロニカ」そのままだったりすることは、ゲームのシリーズをやりこんだことのある人には ピンときたはず。しかも、3の主人公ジルと相棒?のカルロス(ゲームだと若造)も登場。ジルは ゲームのコスチュームそのまま。登場する武器は、ハンドガン(2丁拳銃)、マシンガン、 スナイパーライフル、デザートイーグル、マグナム、ショットガンなど、ゲームではどれも お馴染みの。爆発でゾンビを吹っ飛ばす場面も幾つか(ゲームだとドラム缶を撃って爆発させる) あり、ファンには嬉しい拘りが感じられた。
 アンブレラ社の暗躍もゲームまんま。アシュフォードという名前は、外伝ベロニカで名前が 出てくるアンブレラ社創設者の1人。敵は前作のリッカー(長い舌で攻撃してくる奴)だけでなく、 ゲーム「バイオハザード3」で難易度を押し上げた存在「追跡者(ネメシス)」も登場。ロケット ランチャー持ってるのも、ゲームまんま。こういったゲームファンにたまらない要素に加え、映画 オリジナル登場人物達が絡んで、ゲームとは少々異なったバイオハザードにしている。
 ゾンビ映画なのに、あまり怖くないのは相変わらず。人がゾンビにかみ殺されるグロシーンも 少なく、あっても直接描写はないので、ホラーは少々苦手という人も大して苦痛にはならないかと。 主人公アリスは、群がるゾンビを冴え渡る格闘技で蹴散らし、バイクでステンドガラスをぶち破って、 颯爽と登場。どこがバイオハザード・・・。ホラー映画というか、アクション映画的な要素が 強い。
 ゾンビの弱さ&超人に改造された主人公の強さは置くとしても、ネメシスはもっと強くして 欲しかった。こいつにはゲームでは散々苦しめられた。ゾンビと違い、とてつもなくタフで、 走って追いかけて来たり、ロケットランチャーを撃ってきたり・・・。倒しても、 何度か変体して強さがパワーアップ。ゲームのネメシスはジルの宿敵であり、俺の操作する ジルは何度も殺されまくった。それをアリスは、格闘技だけで・・・。
 ラストはまたまた続編を匂わす幕の引き方。アリスが警備員を睨み付けて殺したのは、 新しい超能力か?ジルももう少し活躍してくれんかなぁ。
評価 執筆者 カンガルー【05/05/02掲載】

戻る