チェロキーのインヒビタースイッチの分解洗浄

インヒビタースイッチ??

チェロキー君に乗り始めて8年目に突入!!!

って訳で、エンジンのかかりが悪くなってきました。 「キュルキュルキュルキュル・・・・・」って感じでセルが回り続ける感じのかかり難さではなく、キーを回してもセルモーターが回らないのだ。で、シフトレバーを「P」の位置のまま、ガサガサ手でいじっていると上手くセルが回る位置があるので、そこを探さなければならないのだ。あとは、「R」の位置でバックランプが付かない。自分でバックランプには気が付かないが、カーナビのバックカメラが付かないのでわかる。


まー、こんな2症状が出始めると、「インヒビタースイッチ」が汚れていると言っても間違いない!

「インヒビタースイッチ」とは、簡単に言うと、シフトレバーがどの位置にあるかを感知するスイッチのことです。例えば、シフトが「P」の位置にあれば、「Pですよー。」と言う電流を流すスイッチです。これの電気の接点が汚れてくると、電流が流れず、「P」と言う電流を送ることが出来ず、キーをひねってもセルが回らないということだ。

交換したいのは山々なのですが、この部品はめっちゃ高い!!部品代だけで40,000円以上するという代物なのだ。で、分解洗浄するという方もかなりいる。ちなみに、ディーラーだと洗浄はしてくれなくて、即交換のパターンが多い。(手間は、殆ど変わらないと思うんだけどね〜。(^^;;


・インヒビタースイッチ








取り外しから洗浄まで。

まずは、インヒビタースイッチを取り外します。車体の下に潜り込み、運転席の足元近くにある、写真の部品を探します。この部品は、

・本体を固定しているボルト1本
・シフトポジションを検知するシャフトを止めているナット1個
・タイラップ(結束バンド)×2本
・エンジンルーム内のコネクタ×1

で、止められています。これを外せば外れます。外すものが少ないから楽な感じに思えますが、一番大変なのがこの作業です。途中で何度やめようと思ったことか・・・・(^^;;

ちなみに、走行直後などマフラーなどが熱くなっている時は危険です。
冷めてから作業しましょう。

本体を止めているボルトは、小型のラチェットで、シャフトを止めているナットはスパナorモンキーレンチで外れます。タイラップは1個は爪があって外せるのですが、1個は爪がなく、ニッパで切りました。

タイラップを切る時には、両手が入る位置を探して作業した方が早いです。ここが1個目の難関です。

ここまできたら、エンジンルームの中のコネクタを外します。位置は写真を参照のこと。爪が1個ありますので、それを押さえれば外れます。ここは楽チン作業です。

で、その後、インヒビタースイッチと車体から伸びているシャフトを外すのですが、これが固着していたのかな?かなり硬くなっていて外れませんでした。引っ張るだけで外れるのですが、全然外れなかったので、いろいろやっていたら、折っちゃいました(;_;
※写真参照

外すときは、CRC556など、そんな感じのオイルを吹いた方が外しやすくなるかもです。後は本体を”両手”で掴んで根気で引っ張れば外れます。これが最後の難関です。
これが出来れば、インヒビタスイッチを外せます。


したら、本体のネジを6本外すと中が見れます。いやー、7年分の汚れは凄い!!
内部はスプレー式の「パーツクリーナー」で洗浄て、 古いグリスを洗い流して、中の接点は「シリコングリス」を塗りたくってフタをすればOK。グリスの量と、塗る場所は、洗い流したグリスを参考にすればいいんじゃないでしょうか。 外周の溝や、シャフトの稼動部分にも塗り捲ります。それで終了。


で、後は取り付けです。シャフトが抜けなかったこともあったので、そこにもグリスを塗っておきました。これで固着が無くなるといいけどな〜。(^^;;


で、後は元通りに取り付けをするだけ。外すのに比べたら、かなり楽な作業になります。悩むところは、本体の取り付け位置ですが、固定用のネジの部分に跡が残っているので、それにあわせて取り付けました。その関係で、外側は汚いままでもいいかも。

・運転席足元下の、この位置の部品です。

・見難いけど、画像左端からコードが伸びている

・エンジンルーム内のこのコネクタです。

・無理やり外そうとしたら「ポキッ」と折りました。(;_;

・本体を分解するとこんなに汚れが〜〜!

結び

作業的に大変なのは、とにかくタイラップとシャフトの固着でした。後は、かなり楽チンなんだけどね。洗浄後は、エンジンが掛かりにくくなることなく、40,000円以上という金額を考えると、分解の方がお勧めです。
 

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