プラグ&プラグコード交換編(XJ)

00.12月某日

3年目の車検を無事に終え、そろそろ消耗品の交換をと考え、プラグを交換する事を思い立ちました。 

そんな訳で、どうせ寿命で交換するなら絶対にプラグもプラグコードも社外品を買おうと思い、調査開始。 調べたところによると、cherokeeで社外品の人気商品は、なんと言ってもSpritFireのプラグ&プラグコードでした。 プラグコードは、他にもノイジーホットワイヤーなんてのも有りますが、非常に高価です。5万とかするんすよ。それに比べて、SpritFireは定価でも半分以下のお値段と、そこそこお手ごろ価格です。 プラグではSpritFireのほかに、デンソー、NGK辺りがよく使われているようです。DENSOと言えばイリジウムプラグが非常に有名です。 


DINSOの「IK16#4」と、NGKの「ZFR5F-11」
 

結局、今回はNGKに決定したので発注しました。理由は安いからです。(^^;あと、Cherokeeのプラグコードは固着して抜きにくいって話も聞いていたので、プラグコードを抜く為の専用工具も注文しました。

1.プラグコードを抜く「プラグコードプラー」と引っ張っている図 
 

買ってから使ってはみたのですが、ぜんぜんダメ・・・・。横に少し捻って固着を剥がしてから引っ張ると抜けやすいとの事ですが、捻っても動かないし、引っ張ってみても抜けない・・・。 噂通り、プラグとプラグコードのブーツ(ゴム製)が固着していています。話は聞いていたのですが、かなり想像以上で、 おいらは結構ナメていたようです。非常に甘かったです。

知り合いにお話を聞いたところ、「プラグブーツが抜けないんすよ」って話をしたら、「ありゃー上から引っ張るだけじゃムリだよ、プラグブーツの下のほうを掴んで引っ張ってこないとね」と教えていただきました。


それとともに、プラグコードのお薦めと言う事で、JACOBSのエナジーコアワイヤーと言うプラグコードを教えて頂きました。

早速、見積もりを取る為に、そのお店にメールを送りますと、すぐに返事が来ました。メールの内容によれば、(以下メールの内容抜粋)

-------------------------------------------------------
エナジーコアワイヤーは車のパワー、燃費、レスポンスが向上する
メリット以外に例えば事故や整備中の不注意でワイヤーを損傷した場合
1本からの供給もできるというメリットがあります。
他社のワイヤーセットではこのような特典はありません。
純正のプラグワイヤーのように抵抗が使っていくうちに増大しミスファイヤー
を起こす事も皆無です。
高いエネルギー伝達効率はほぼ永久に変化しません。
-------------------------------------------------------

とのことでした。値段も1万円台だったのと、販売店が同じ静岡県だったと言う事で(ちなみに全国通販可)結局、SpritFireではなく、こちらを選びました。


そんな訳で、プラグとコードがそろってしまったので、作業をしなければなりません。
今回は固着を剥がすための専用工具を作ることにしました。

1.先端を「L」字状に曲げ、そこにプラグブーツ引っ掛けて抜く工具にしたい。
2.力いっぱい引っ張らなければならないので、グリップがあると便利
3.狭いところで作業をしなければならないので、なるべく細い方がよい。

この3点を頭に入れて、工具を作ってみました。見た目は非常に悪いけど、結果、非常に素晴らしい性能を発揮してくれました。これ以上に固着を剥がすのに適した工具は無いのではないでしょうか!!

↓これね。(笑)これをエンジンブロックとの間に差し込んで、ブーツのそこに引っ掛けて引く。
 
外したのでやるとこんな感じで引っ掛ける。


転がっていたドライバーと、6角レンチのH1.5のを使って作りました。ドライバーなんて、グリップを見れば判るように、非常に廃物利用です(笑)ドライバーの先端をサンダーで切り落とし、偏芯しないように溝を掘り、先端に6角レンチをロー付けしたものです。

完成後、早速試してみると、これが非常に使いやすい!!欲を言えばH1.5より2.0〜2.5位のほうがいいようです。細いと刺さります。あと、もう少し6角レンチの細い部分が長い方が奥まで突っ込みやすくて良いかもしれません。それでも現状で、一つのプラグの固着を取るだけなら1分もかかりません。この工具の先端をプラグコードのブーツの下に引っ掛けて、上に引っ張ります。それを円周上に何個所かやった後、プラグコードを抜く工具で引っ張るだけです。固着さえしてなければこっちの工具もやはり便利。さすが専用工具なだけは有ります。


他に用意したものは、プラグ、プラグコード、固着剥がし(自作)、プラグゲージ、プラグレンチ、プラグコードプラー、モンキー、軍手です。

交換前の状態と使った部品、工具
 

とりあえず一番大変な1番プラグを最後に残し、残りのプラグを順に交換していきます。2番から6番までは固着さえ取ってあれば、工具で引っ張るだけでコードが外れます。一度外してしまえば、手でも抜けます。ディストリビューター側は手で楽に抜けます。
 

そして、プラグレンチでプラグを外します。プラグコードだけでなく、プラグ自体も凄く硬く取り付けられています。力いっぱいプラグレンチを回すと、「バキッ」っと凄い音がして外れます。壊れたんじゃないかと心配になるほどの音です。こちらもかなり硬いです。今度は外したときの反対の要領で取り付け。プラグをネジ込む際には、斜めに指してネジ山を潰さないように、最初は手で締めていくほうが良いです。でも、狭いところはしょうがないから、そのままプラグレンチで取り付けます。撮影しながらやってたら、プラグ交換するの忘れてプラグコードを取り付けてしまったりして、指摘されました(笑)

新品のプラグのゲージ何ですが、国内メーカーのプラグの場合は、特に見る必要はありません。製造ラインでゲージまでちゃんと合わせてくれてあります。海外メーカーのものだと、合わせているんでしょうけど、合わせ直したほうが無難です。

プラグブーツは固着防止のため、耐熱シリコンペーストを塗ります。このコードにはもとから付いていました。あとは差し込むだけでいいです。力いっぱい差し込むと「かちっ」って感じがします。そこまで挿します。点火順序(指す場所)を間違えないように注意。

プラグレンチで抜いて、新しいプラグコードを差し込む
 

ちなみにプラグはこんな感じでプラグコードに刺さっております。

 

残る1番プラグだけは厄介で、狭い上に、プラグコードの上にパイプが通っているのでそれをどかしてから作業をする必要があります。まず、パイプを固定しているボルトを外し、パイプを避けます。開いた隙間から固着剥がし工具を突っ込んで固着を剥がします。したらプラグブーツを抜く為の工具で掴み、引っ張ります。んー、簡単簡単。

1番プラグ周辺(先頭のプラグ)、ホースを止めているボルトを外す
 

プラグコードを抜いて、プラグレンチを差し込む
 

ついでに、ディストリビュータのチェックもメンバーの方に薦められ、開けてみました。中の掃除をしました。定期的に交換するほうがいいようです。
 

んで、完成〜。外したプラグは34,000キロも使ったためぼろぼろ
 

あたらしいプラグ&プラグコードにして走ってみると、ぜんぜん感じが違いますね。ヘタッたプラグを変えたのが良かったのか、高性能のプラグコードにしたのが良かったのかは不明です。が、とにかくいい!なんか軽々した感じで気分がいいですね。グオッと踏み込んでみると、違いがさらにわかります。いんやー、苦労した甲斐がありました。


戻る