チェロキーの窓落ち 

チェロキーの故障でも割と多いのが、窓の落下。

落ちると言うか、窓を上げ下げしている機構と、ガラスを繋いでいる部分が外れてしまうと言うのが正確でしょうか。
私の場合は幸い、窓を下げようとしたところ、動かなくなってしまったので、あとは重力に従い、ズルズルと落ちていくだけで済んでおります。

早速ディーラーで見積もりをしたところ、ウインドウレギュレータという部品を交換しなければならず、部品代が26,600円位で、工賃が7,000円で、合計35,000円前後といったところでした。


ウインドウレギュレータの外し方


まず、ドアの内張りを外します。内張りのネジを4つ外してから、内張りを引っ張ります。内張りが浮いたところでパワーウインドウとミラー関係の電源コネクタを2つ外し、ドアハンドルと繋がっているワイヤを外します。(この辺りはドアスピーカーの交換の項を見て頂いたほうがよろしいかも)

次に、内張りの中のカバーを剥がします。そうすると中が見えますので、窓ガラスとレールを固定している赤丸のついたボルトを2つ外します。外してからはガラスは一番上に上げておきましょう。レール状の部品がで、ガラスに傷をつけてしまうかもしれません。

それから、ウインドウレギュレータの本体を外します。モーターと接続されているコネクタを外してから、ボルト6本を外して、一番大きな穴から引っ張り出します。

モーター部と、窓が上下する時のレールが一体化されている部品がゴソッと外れます。

取り付けは、その逆の手順でやればOKです。








壊れた場所の拡大図

なぜ、窓が落ちてしまったかと言うと、窓を支える部品と、それを支えるレールの中に入っているワイヤが接着されていて、それが剥がれてしまったからです。原因は、

接着剤が剥がれただけ。”

なんです。マイナーチェンジ後のチェロキーには良く見られる故障と言う事で、'97年モデルでは、プラスチックで出来ていた部品なのですが、金属製に変わっていました。(写真中段)

接着という固定方法には変わりありませんが、もともとの部品に比べ、明らかに強固に取り付けられている感じがしました。

自分で修理しようと思えば、強固な接着剤さえ見つかれば何とかならないことも無いのかもしれません。取り付け方は、一番下の写真がわかりやすいかもしれません。

ワイヤの一番先に接着すれば良いだけのことです。(剥がれた跡もあるしね)








モーター部

ここは、下の写真を見てもらいますと判るように、歯車でワイヤを送っている部品です。ワイヤが送られる事によって、窓が上下します。ちなみに、窓が落ちた後、上方向にスイッチを入れっぱなしていると、ワイヤがモーターから外れてしまい、直すのが大変になりますので、ご注意ください。素直に交換しちゃう方は関係ありません。




分解してみたものの・・・。(^^;;

最初は、壊れた部分、つまり窓とレールが繋がる所の仕組みがわからず、部品を頼んでしまいました。まさか、接着されていただけとは。新しい部品と見比べてみて、初めて仕組みがわかりました。判ってしまうと、(脱脂して、アロンアルファで直らないのかな・・・。)なんて考えてしまいます。誰か、やってみて下さい。(^^

しかし、接着剤が剥がれただけで30,000円も取られたら、泣くになけませんねぇ。もうちょっと、固定の方法があるでしょうに。ホント、何とかしてください。

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