■市政報告 112

 
 「三島市総合計画審議会」に意見提出 (2010.6.5)
 
現在開催されている、「三島市総合計画審議会」に、5月24日メールで提出した私の意見です。
 
 

総合計画基本構想」に対する意見調書

 

3章第1節時代の潮流・5地方の自立と地域主権の確立について

「国への依存体質から脱却し、『地域主権』の確立に向け、権限移譲により自らの責任で住民ニーズや地域特性を生かした施策の立案、取り組みが求められています。」としているが、地域主権という言葉が現政権が標榜する“地域主権”の考え方に基づくものであり同意義語として使用しているならば安易には容認できない。

 20091026日の鳩山首相の所信表明演説では、地域主権改革の断行として、「地域のことは地域に住む住民が決める、活気に満ちた地域社会をつくるための「地域主権」改革を断行します。」としているが、その後に示された政府の諸施策は、保育・福祉の国の最低基準の撤廃、一定規模の基礎自治体づくりを現市町村に迫り、道州制導入の推進など、国民に保障すべきナショナルミニマムの放棄に向かう性格のものだ。そのため、安易に「地域主権」をトレンドとして使うのではなく、「憲法が規定する“地方自治の本旨”に基づく」との表現とすべきではないか。


● 政策企画課の回答
 基本構想の記述内容は、現政権が進めている「地域主権」の取り組みを時代の潮流として捉えたもの。
 なお、去る5月24日、政府は地域主権戦略会議の会合で6月に策定する「地域主権戦略大綱」の骨子案をまとめたとの報道発表があるなど、今後、地方自治体として「地域主権」に向けた制度改正等への対応、一定の精度の枠組みの中で、自立が必要であることを述べていることをご理解ください。

 

6章第2節基本方針・4都市機能の整ったまちづくりについて

「良質な住環境の形成」がうたわれている。先に示された「年齢3区分別人口」では、2020年において高齢者人口29.3%の超高齢社会になるとされているが、その時の高齢者が、居住する地域での生活だけではなく、消費、文化、医療・福祉、行政などとのかかわりの中で営む「社会的生活」を保障する環境づくりを重要視しなければならない。社会的生活に応える機関・施設と、その関わりを支える交通機関を整えることは必須の課題となる。市街地中心部での整備とともに、総合計画では、市周辺部に暮らす市民の社会的生活を支える機能整備(コミュニティーバスのオンデマンドバス化、文化プラザ・公民館などでの市役所機能の強化、診療所などの計画的配置、食料品・日用品移動販売事業等)も盛り込まれるべきではないか。

 ●政策企画課の回答
 基本方針に市周辺部に暮らす市民配慮についても加筆すべきとの意見に取り扱いについて、「都市機能の整ったまち」とは、地域性を考慮した市域全体を捉えており、中心市街地のみを対象にしているわけではない。
 また、「基本方針」の「4 都市機能の整ったまちづくり」は、施策番号「22 土地利用」から「28 景観」までの7施策について、主な部分(概要)について、方針として整理し記述したもの。
 ご指摘のとおり、市周辺部との社会的生活を支える公共交通機能の整備等、重要な取り組みであることは十分認識しているが、基本方針に7施策の概要すべてを盛り込むことができなかった。
 ご意見、ご指摘の主旨、内容等は、第3節「施策の大綱」での記述や前期基本計画の内容についてご審議いただきたい。