朝。
太陽の光がカーテンに突き抜けそうないい朝。
こんなに気持ちのいい日は思わず駆け出してみたくなる。
たまにはそんな登校の仕方もいいかもしれない。
でもその前に私にはすることがある。
私の大事な日課。
とっても、とっても大事な日課------------。
声優さん、いい仕事してますSS
陽射しの奥のハッピーハート
written
by woody
私のお兄ちゃん。
すんごく意地悪だけど、いざという時とっても優しいお兄ちゃん。
今、一番大切なもの、と聞かれたら迷わず「お兄ちゃん」と答えると思う。
いつからだろう。
お兄ちゃんをただの「お兄ちゃん」として見なく、いや見れなくなったのは。
私が困ったとき。
なんだかんだいって最後にはいつもお兄ちゃんがなんとかしてくれた。
でもそれは幼馴染の知絵ちゃんやまつりさんもおんなじ。
それに私はお兄ちゃんの「妹」。
血は繋がっていなくても「兄妹」に違いはない。
どんなにお兄ちゃんのことを好きでいてもお兄ちゃんは「妹」としてしか見てくれない---------。
そう思ってた。
だけど。
お兄ちゃんはそれでも「好き」って言ってくれた。
いつもお兄ちゃんをみつめてた知絵ちゃんやまつりさんには悪いんだけどね。
でもね。
私だってずっと好きだったんだよ。
私たちがただの「兄妹」じゃなくなってから-----------。
お兄ちゃんは少し優しくなった、気がする。
そりゃ普段はすっごく意地悪だけどね。
でも家に帰るとキスしてくれるようになった。
すごく甘くて、とろけそうなキス--------------。
私はそのときのお兄ちゃんのすごく優しい顔が好き。
別に普段が好きじゃないって訳じゃないよ。
だけどね。
・・・なんか私のこと本当に好きでいてくれてるんだなぁ、って思える。
私が告白したとき。
もしお兄ちゃんがオッケーしてくれてなかったら。
知絵ちゃんかまつりさんか詩奈ちゃん、もしかしたら私の知らない誰か-----。
誰かときっと一緒になってたんだ、と思う。
なにげにお兄ちゃんモテるし・・・。
でも今の私にはそんなの考えられない・・・考えたくない。
お兄ちゃんはこれからもずっと私のそばにいてくれるって。そう信じてる。
だから。
私の精一杯の想いをのせて---------------。
「お兄ちゃーん、起きて♪」
今日もまた私の一日が始まる-------------------。
〜あとがき〜
短ぁっ!!
しかも未依ってこんなキャラじゃなかった気が・・・。
おかしい・・・。
結い橋は俗にいう「萌えゲー」なのでラブラブかドタバタにしよう、と思ってたのに。
with youの乃絵美みたいなSSになっちった。
ゴメン。
ま、結い橋SSはそのうちまた作るから。
そんときにでも。
あやーっ、戻るんかー?