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自動車工場見学の視点を意識させる


静岡県三島市立錦田小学校 渡辺憲治

教科書の表紙絵を見て見学のポイントを意識させる



自動車工場を見学すると「たくさんの車があった」「機械がいっぱいだった」という漠然とした感想を持つ子が多い。
そこで、見学の前に教科書の表紙絵を使い、見学のポイントを意識させる。

東京書籍の小学校5年生の教科書を使用する。
     (著作権の関係上、掲載できません。探してみて下さい。)

 発問 教科書の表紙の絵は自動車工場のどの工程でしょうか? 

・検査工程
    いろいろな機械で車をチェックしているようだ。
    色が付いているから、塗装工程よりも後の工程だ。
 ・組立工程
    まだタイヤにキャップが着いていない。
    車の横の所(サイドモール)が着いていないから、完成していない。

教科書やビデオで学習した工程をしっかりと確認する。
絵の細部まで見る意識を高める。   

 発問 この絵の中から、生産性を高める(速く正確に)ための工夫を3つ以上探しなさい。 

・車がゆっくり動くようにベルトコンベアに載っている。
・車に合わせて動くように、道具を乗せる台の下にタイヤが着いている。
・車に傷が付かないようにカバーがしてある。
・「OK」「NG」というランプがあって、少しずつ確かめながらやっている。
・助手席側と運転席側の両方からいっぺんに作業している。
・ボンネットになにかビラが貼ってある。
・作業を指示するようなテレビ画面が着いている。
・道具が届きやすいようにコードが丸まっている。
・ドライバーなどをかける位置が決まっている。(決まっていれば取りやすいし、間違えない)

子ども達はなるべくたくさん見つけようと、細かいところにまで目がいく。   

 このようにたくさんの工夫がされています。工場の中ではどんなに小さなことも見落とさないようにしましょう 


 

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