平成12年度 錦田小5年3組学級通信
  
                      
本との出逢い、本当の出逢い          


ステキなコピーだと思います。第3回朝の読書教育研究大会のスローガンです。
今年2000年は『子ども読書年』だそうです。
子どもたちの活字離れが叫ばれています。
テレビでも取り上げられていましたが、
「学校の感想ばかりを求める読書指導」「本に変わるテレビやゲームといった映像文化」が原因ではないかとのことです。
確かにそうかも知れません。
子どもたちは黙っていても、たくさんの映像が目に入ってきます。
そのおかげで、文字から映像を想像する力が弱まっている気がします。
本を読んでもその場面が想像できないのですから、さらに本が嫌いになってしまうのでしょうね。
先日の算数のテストでこんな問題がありました。 
  
 240×1.4の文章題を作りなさい。

子どもたちの作った問題は、
  ・縦240m、横1.4mの箱の面積は?
  ・縦240cm、横1.4cmの黒板(花壇)の面積は?
  ・縦240mm、横1.4mmのチョコレートの大きさは?
  ・縦240km、横1.4kmの花壇の面積は?
などでした。
一応、問題としてはOKなのですが、そんな箱や花壇が存在するでしょうか?
これからもわかるように、子どもたちの文字から映像を想像する力は、明らかに落ちてきています。
読書の必要性をつくづく感じました。


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