平成12年度 錦田小5年3組学級通信
  
                      
 国際理解週間 トルコ人から学ぶ   


6月5〜9日は「国際理解週間」でした。
広報委員会が中心となり、「世界の国々の紹介」「外国の音楽の放送」「おみやげの展示」等が行われました。
そして、メインの活動として「国際理解集会」が8日に行われました。
トルコから日本にやってきた   さんを招いて、トルコのことを話してもらいました。
まず驚いたことは、とても美人だったことです。
ステージに登場すると、子どもたちからも「きれい〜」という歓声が上がりました。
次に驚いたことは、日本語がとれも上手だったことです。
4ヶ月間だけ日本語学校に通い、後は子どもたちと話しながら練習したそうです。
さらに驚いたことは、話の内容が実にわかりやすかったことです。
トルコの様子、あいさつ、子どもの遊び、学校の様子・・・
1年生もしっかりと聞いていたし、6年生でもとてもためになりました。
子どもたちが飽きてきた頃には、トルコの踊りを披露してくれました。
ユーモラスな踊りに、思わず踊り出してしまう子もいました。

そんな話の中で、私は2つのことに興味を持ちました。
1つは「尊敬」ということです。
トルコでは大人に対してと子どもに対してであいさつが違うのだそうです。
大人同士や子ども同士では、抱き合って頬と頬を合わせます。
しかし、子どもが大人にあいさつする時には、子どもが大人の手を取り、おでこにつけたり、キスをしたりするそうです。
これは「大人への尊敬」を表しているそうです。
毎日の生活の中で、常に「尊敬」を意識させていつのですね。
今の日本では「尊敬」という気持ちがとても軽視されているような気がします。
「子どもから大人へ」だけでなく、「子ども同士」の中でもお互いを尊敬し合うことは大切なことだと思います。
その気持ちがあれば、「むかつく」「いじめ」なども少しは減り、人を大切にできるんじゃないかなぁと思いました。

2つ目は「遊び」のことです。
遠く離れたトルコでも、「かくれんぼ」「だるまさんが転んだ」「花いちもんめ」があるそうです。
子どもの遊びは万国共通ということなのでしょうね。
もしかしたら、「遊び」とうのは遺伝子に組み込まれた大事なものなのかも知れません。
それらを成長の中でちゃんと経験することで、人間として成長するような気がします。
今の日本の子どもたちは、テレビゲームなどの刺激的な遊びに押され、昔ながらの遊びが減ってます。
そういうことが、最近の少年犯罪の多発化と関係があるんじゃないかなぁと思います。

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