平成12年度 錦田小5年3組学級通信
  
                      

 
ほんのちょっとの努力
     マラソンランナー君原選手の話
 
シドニーオリンピックで見事に金メダルを獲得した高橋尚子さんが国民栄誉賞を受賞しました。
「絶対に優勝を!」というプレッシャーの中で実力を発揮した姿は多くの人に感動を与えたと思います。
よくマラソンを人生に例えます。

何年か前、往年のマラソンランナー、君原健二さんの講演を聴く機会がありました。
君原選手は、メキシコオリンピックでメダルを獲得した名ランナーですが、それ以上に、出場したレース全てを完走したという実績もあるそうです。
そんな君原選手の練習方法には驚きました。

チームメイトと一緒に練習する時には必ずアウトコースを走ることを心がけたそうです。
アウトコースはもちろん大回りになるわけで、トラック1周にすると約6m長く走ることになります。
それを1日100周走れば、600m余分に走ったことになります。
それを同じタイムで走るわけですから、実際の競争なら600mリードしたことになるわけです。
そんな練習をずっと続けていたそうです。
ほんのわずかな努力であっても、それを積み重ねることで大きな差が生まれてくるのです。

12月には持久走記録会もありますが、マラソンだけでなく、ほんのちょっとの努力をして欲しいなぁと思います。
「日記の中にほんのちょっと自分の考えを書く。」
「漢字の練習をほんのちょっと丁寧に書く」
「家のお手伝いをほんのちょっと増やす」 
そして、それを続けて欲しいなぁと思います。

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