平成12年度 錦田小5年3組学級通信
  
                      
          反骨心 トップランナーから学ぶ   

NHKで「トップランナー」という番組を放送しています。
各ジャンルで活躍している人を招いてのトーク番組です。
先日のゲストは福岡ダイエーホークスの城島健司選手でした。

高校時代、強打者として注目され、福岡ダイエーホークスにドラフト1位で入団しました。
しかし、最初のキャンプの時は散々だったそうです。
プロの投手のストレートを捕るのが精一杯で、カーブになると捕れなかったそうです。
自分自身が情けなかったそうですが、それ以上に厳しかったのは評論家、解説者だったそうです。
新聞や雑誌には「城島はへたくそだ」「城島は使えない」「何であんな選手をドラフト1位に」と酷評されたそうです。
そんな状況の中で城島選手はどうしたと思いますか?

実は、それらの記事を全部切り取って、一番目につくベッドの上の壁に貼ったそうです。
さらにその記事を書いた解説者の現役時代の成績を全部調べ、一緒に貼ったそうです。
そして、毎晩、その記事を見ながら「絶対にこいつらを越えてやる。そして、2度とこんな記事を書かせない」と誓っていたそうです。

その後、王監督が根気よく起用してくれたこと、工藤投手の影響、本人の努力もあり、めきめきと実力を付け、それなりの記録を残すようになりました。
そして、自分の記録が自分を酷評した解説者の記録を超えた時に、その記事と紙を1枚ずつはがしていったそうです。

「自分を酷評した解説者を超えてやる!」という『反骨心』が城島選手を育ててくれたわけです。

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