涙をこえて 中村八大ソング
“第1回合歓ポピュラーフェスティバル優勝曲”である。ちなみに翌年のグランプリは「翼をください」です。中村八大といえば永六輔であるが、この曲は永六輔が海外へ取材にいってしまい、この大会へ参加するために
かぜ耕士を抜擢。みごとグランプリを獲得。歌うグループは「
シング・アウト」。NHKの101という番組の主題歌となるが、それがうらめとなり爆発的なヒットにブレーキが。NHKの恐るべき戦略。時代は流れ今ではスクールポピュラーの定番に。
・伴奏は駆け足が遠くからやってくる感じで。クレッシェンド。
・曲の出だしのユニゾンの指導
・冷静に最初から飛ばさない。一つ一つの言葉をつつく感じ。口の前にあるピンポン玉を声で弾く感じ。レガート(なめらかに)ではない。
・「明日」の「た」の3連符は「たああ」と「あ」を2回言うつもりで。出来るか確認して歌ってみましょう。
・「ひかる」の「ひ」のHをはっきり言わないと「いかる」にきこえてしまいます。
・3回似ているメロディーが出てきます。「心の」「かげりを」「この世で」3回とも同じに歌っては面白くないのでサビの前の「この世で」に少し思いをいれます。そのために「若い心のなかで」でだんだん大きくします。
・3回目の「この世で」は今までのメロディーの進み方と違いますね。サビを盛り上げるためです。「このよで」「たった一度」「めぐり合える」「明日」だんだん大きくしていきましょう。1回ごとに息をしてもいいと思います。

・「それを」はお腹からハッキリと。
・ピアノの間奏は光る音を
・「サビです」怒鳴らなければ、思う存分歌ってください。はじけてください。若さをだして。
・男声「なくした」の「た」の部分を丁寧に。声変わりの時期なので出なくて怒鳴ってしまいがちです。
・「ララ」はユニゾンですね。口の前にあるピンポン玉を声で弾く感じで。なめらかなかんじではないです。未来へ進もうという感じ。
・スタミナ負けしないように。若さがはじけてどこまでも突き進んで歌ってください。
・最後の「ラララ」は少し音をおとして最後に猛烈なクレッシェンド(だんだん大きく)をかけると感動的です。この時の「ラララ」は丁寧に。
・サイドステップや裏拍の手拍子、タンバリンの等のリズム楽器を入れると楽しいと思います。