ピルケース(薬入れ・ニトロケース)のページ

(貴金属ロケットペンダント)


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ピルケースって何でしょう?

 ピル?いわゆる丸薬・錠剤なんですが、ピルと聞くと経口避妊薬を想像される方もまだまだたくさんいるようです。
 これら薬を入れる箱をピルケースと言いますが、一般のお薬を飲み忘れのないように朝、昼、晩、就寝前を一週間分小分けして入るようにしたものなど、便利グッズが発売されています。
しかし、ここで言うピルとは心臓病の発作を軽減するニトロの錠剤を意味します。他のお薬や薬以外のものを入れても構わないのですが、主にこれを必要とされる方のための薬入れという意味です。

いつも携帯

 しかしながらニトロ剤は、定期的に服用するものでないため、忘れないように常時身につけておく必要があります。そのためチェーンや紐に通したピルケースを首からぶら下げておくのが一番便利ですね。
 いつも必ず持ち歩くバッグなどに入れても構わないのですが・・・。
ポケットに入れたり、バッグに入れたりすると着替えやバッグを変えたときに忘れたりします。あるいは机や台所の引出などに入れておくと、いざというとき持っていなかったり、困ります。
 そのようなことがないようにいつも携帯すべきものですね。



材質は
 しかもアクセサリーとして通用するものが、喜ばれます。
そこで登場するのが、貴金属のピルケースです。貴金属には金、銀、プラチナがある事はご存じですね。通常は金製が多く、なかでもいわゆる金色(K18)とホワイトゴールド(WG)があります。一般的にプラチナ製は数は多くありません。
(一般的ではありませんが、ロジウム、パラジウム、イリジウムなども貴金属の部類に入りますが、単独でジュエリーとして使われることはありません。)

 アルミ材などで大量生産されたものは価格は安いようですが、飽きが来たりしますのでアクセサリーとしては不向きなようです。もっとも、それでよしとすれば材質などなんでもいいのです。
 丈夫さや防水性を考慮すれば、重くはなりますが、ステンレス製なども特注で作ることも考えられます。軽ければチタン製もよろしいでしょう。ただし、共に加工の難しい素材で特注ですのでそれなりの価格になります。
 アクセサリの観点からするとやはり貴金属製でしょうね。お値段の高い方からプラチナ、金、銀となります。
 ただし、銀は空気中の硫黄分と反応して使わずにいると黒く変色しますので要注意です。黒変防止のロジウムメッキや、黒変しにくい素材を使っていると安心です。黒変し難い素材とは言ってもやはり色は変わりますので、ロジウムメッキの方が確実ですね。
 そんな中でも、人気が出ているのがチタン製です。貴金属に比べればリーズナブルなお値段で丈夫、何よりも金属アレルギーが出にくいのが特徴です。

Pt製

K18製

K18WG製

銀製
 
チタン製
 チタン製です  
チタン製
形状
●ロケット型

これは二枚貝のように開くタイプですね。円形、楕円形、四角形、正方形、、菱形、四角形の変形で8角形とか6角形などがあります。基本的に隙間が見えますので防水性は全くありません。筒型に比べ、厚みの薄いので好まれます。
 爪を入れて開くタイプ、開くためのつまみが付いたタイプがあります。
 写真を入れるロケットペンダントを厚くしたタイプは開けにくい事があります。はじめから薬入れとして作ったものの方が概して開けやすいようです。

●筒型
茶筒のような円筒形、四角の筒などがあります。
フタの取付方によって、スライド式、ネジ式、蝶番式などがあります。
一見防水性があるように見えますが、貴金属では肉厚にして製作できないため防水性をもたないものの方が圧倒的多いようです。インナーケースで防水性を考慮したものがありますが、いわゆるニトロは吸湿性が高いため、包装から取り出さない方がよいでしょう。

スライド式

ネジ式

蝶番式
●その他
ハンドバッグ型、がま口型、筒型のようで筒型でない六角型などいろいろがあります。
王冠型を追加しました
(左下、下)
ブレスレット型特注品です
(左右)
防水性
 Oリングやゴム輪など使って一見防水性があるように見えるものもありますが、鉄などに比べて軟らかだったり、高価なため肉厚に出来なかったり、様々な貴金属の特性から、防水性があるものは少ないようです。ゴム輪などはネジのゆるみ止め程度と理解していた方が無難です。ゴム輪がなくとも普通に締めればそれほどネジがゆるむと言うことも考えにくいですがね。
 プラスチック製のインナーケースに入れることも、二重構造になり防水性を多少高めるようですが、これを使うと包装から取り出して入れることになり、むしろインナーケースを使わないで包装のまま本体に入れた方が防水という意味では確実なのではないでしょうか。
 ふたを開けて裸の錠剤をすぐに使用したいと言う気持ちは分かりますが、完璧な防水性があるとは言えない以上、薬を包装から取り出してピルケースに入れるというのは、吸湿、変質を招き、むしろ危険な行為と言えましょう。製造されたままの状態、つまり包装されたまま入れることが一番安全ではないでしょうか。 
その他の用途
 開くタイプは、勿論ロケットペンダントとして写真など入れるのはありふれた使い方でしょう。ただし、薬入れほど厚みは必要ではありませんが、薬入れなら写真入れとして使えます。写真入れは厚みが少ないので薬入れにはなりません。
 ニトロ剤以外の薬を入れても良いのですが、常時身につけていなければならないと言うことを考えると、薬ではありませんが砂糖。糖尿病の低血糖対策として砂糖を入れておけば良いという人もいます。ただし、筒型のちょっと大きめの方がよいかも知れません。大きめの筒型ピルケースでは銀製のものを見たことがあります。スティックシュガーなど簡単に手にはいるのでそちらを携帯した方が便利かも知れません。
 同様に糖尿病の方、または糖分を控えている方に、たとえばカロリー半分・甘さが倍などという甘味料(人工甘味料ではない)を入れ持ち歩き、コーヒーなどを飲むときに取り出して・・・ちょっと一杯などとお洒落な使い方も出来ます。
 IDペーパーなど、自分の氏名・住所・電話番号・血液型などを記した紙片を入れて身につける。
 思い出の品や 大切な人の遺骨・遺髪・遺品など入れる方も少なくありません。この場合には少し大きめの方が余でしょう。
 遺骨入れとして使う場合には、開くタイプは目で見てわかる隙間がありますので不向きで、筒型の方が適していると言えます。筒型はロー付け等の処理によりで密閉できるモノもあります。
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