温かなカーペットの部屋で   



あなたが気づかないような

誰の目にも見えないような

とっても薄いカーペットを今日一日編んだよ

それを見てあなたは幸せそうに笑ってくれた


毎日,毎日

ずっと編みつづけるから

気づいた日には笑ってね

たまにはいっしょに編んでみようよって


いつかこの薄いカーペットが

目に見えるくらい厚くなって

手で感じるくらい温かくなって

笑い続けるほど柔らかになって


いつかこの部屋のドアをノックする

新しい命には

世界が温かな場所だって

生まれた日から教えてあげるの


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