ブラウシーブラウン


誰でも知ってる いかした女

ちょっとハスキーヴォイスのブラウシーブラウン

角のクラブで見かけたならば 一度は誘ってみなよ


首ったけなのを知っていながら 勧める酒に酔ったふりさえしない

買ったばかりの花束見せれば 花びら 指ではじく


どんな男にも つれないそぶり 白いハンカチも踏みつけたまま

けれども そんな 冷たいところが あいつのかぶを また あげちまうのさ


今は小さなナイトクラブの片隅で踊るダンサーだけど

いつでも あいつは 夢見てるのさ ハリウッド ハリウッド ハリウッド


あいつが消えて もう 半年になる 

風の噂も耳にしない

望みどおりになるのもいいが 帰るねぐらは まだ この町にある


誰でも知ってる いかした女

ちょっと 生意気なやつさ ブラウシーブラウン

あいつを見事に落としたやつは 三日は話のたねさ



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