11 外来語の言い換えについて
パソコンのキーボードを、私は「ローマ字打ち」ではなく、「仮名打ち」します。
仮名の配列は、一見何の脈絡もないように並んでいますが、日本語を打つには、なかなか便利に並んでいます。
昔からある「日本語」を打つ時は、ほとんど指の位置を変えなくても楽に打てます。
困るのは、片仮名外来語です。
手首がひっくり返ってしまうのではないかと思うほど、指の位置を変えなければならないこともしばしばです。
日本にはない概念を知り人類みんなが分かり合う、ということは、とても大切なことですが、鎖国から解き放たれた明治初期のように、慌てて外国語を使ったり、翻訳したりする必要が、今、あるのでしょうか。
(日本の経済を立て直すために、他の国とわたり合っている企業のみなさんには大切なことかもしれませんが。)
国語学者、歴史学者が本気で、失われていった和語を見つけ、外来語との整合性を研究していくと、意外に、新しい概念や言葉が、日本にもあったことが発見されるかもしれません。
特に、江戸時代以前の日本には、今の日本の常識では考えられないような考え方がたくさんあるような気がします。
研究者のみなさん、和語を「発掘」してください。
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