息子と同じ月を見る おつきたま おつきたま あの頃の息子は どんな月を見ていたのだろう あの頃 私の見ていた月は 今とそれほど変わりがない もうすぐ 視線の高さが並ぶ息子と 今夜 私は 同じ月を見る それから すぐに 息子は私の背を追い越し 違う月を見るだろう 長い人生の中で たった 今だけ 私は 息子と同じ月を見ている うたの部屋へ ホームへ