息子と同じ月を見る


おつきたま

おつきたま


あの頃の息子は

どんな月を見ていたのだろう

あの頃 私の見ていた月は

今とそれほど変わりがない


もうすぐ

視線の高さが並ぶ息子と

今夜 私は

同じ月を見る


それから すぐに

息子は私の背を追い越し

違う月を見るだろう


長い人生の中で

たった 今だけ 私は

息子と同じ月を見ている



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