なきうさぎに会ったなら
春の風 伝えてね
きたこぶしの開く音が
遠く聞こえてくる
なきうさぎに会った時
夏の空 見上げると
小さな耳をくすぐって
風が歌ってゆく
なきうさぎのなく頃は
秋の陽もかたむいて
午後の小さな日だまりに
二人 肩をよせる
なきうさぎのねむる家
冬の日も暖かい
部屋いっぱいのぬくもりで
春の夢を見るの
氷の下にせせらぎが
そっと 生まれている
作曲 増田浩二
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