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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.4     2004/5/1  発行部数 330
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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           (^o^)家事は身を助ける 1
   
    今年の連休はなかなか大型ですね。お父さん、お母さんはお休み
   がありますか。普段よりも、お子さんといる時間が長いお父さんお
   母さんも多いと思いますので、そういうときだからこそできること
   を、ひとつお話します。
   
    お子さんが小学校でしているのは勉強だけではありません。食事
   をし、掃除をし、と生活のあらゆることをしています。担任は、も
   ちろん学習について科目ごとに細かくお子さんを指導しますが、小
   学校では、それも含めて、トータルでお子さんを把握し指導するこ
   とが求められます。そこが中学校や高校との違いです。
   
    以前にも書いたように小学生は変身します。算数の勉強をすれば
   するだけ算数の力が伸びます。しかし、変身というのは、こんな小
   さな意味ではありません。人間の脳はまだまだわからないことだら
   けで、どこをどう刺激すれば能力が伸びるかわからないことが多い
   のです。それで小学校の先生は、子どもをトータルにとらえ、指導
   をしようとしているのです。
   
    中でも、手指の器用さは、脳に大きく影響すると考えられていま
   す。「ホムンクルス」というテレビ番組がありますが、ホムンクル
   スの想像図というのを見たことありますか。手指がどれほど脳と繋
   がっているかが一目瞭然です。ボケ防止のために指体操が流行った
   のも、同じ理由です。
   
    子どもに指体操が有効かどうかは、よく知りませんが、わざわざ
   そんなことをしなくても、普段の生活の中で指を動かす場面はたく
   さんあります。それをしっかり生かすかどうかは、とても重要です。
   といっても、特別難しいことをするわけではありません。
   
   1 お子さんは、服を上手にたためますか。
   
    体育の授業では着替えをします。てきぱきと上手に服をたたむ子。
   時間をかけても上手にしまえない子。最初からたたむ気がなく、ま
   るめてしまう子。手指の器用さがはっきり出ます。お父さん、お母
   さんがお休みの日には、一緒に洗濯物を取り込み、たのしくおしゃ
   べりをしながら、たたみ方を教えましょう。
   
   2 お子さんは、箸を上手に使えますか。
   
    私の勤める学校では、昔は先割れスプーンを使っていましたが、
   今は箸です。上手に箸を使って上品に食べる子。上手に使えず、口
   に掻き込む子。こぼしてばかりいる子。いつまでもスプーンに頼る
   子。箸の持ち方は鉛筆の持ち方に通ずるので、大変重要なのです。
   家での食事、親子でしていますか。うるさく思われるのが嫌だから
   と、箸の持ち方を躾ることから逃げていませんか。
   
   3 お子さんは雑巾を上手にしぼれますか。
   
    私の勤める学校では、毎日、箒と雑巾で昔ながらの掃除をします。
   家での掃除とは違うと思いますが、きちんと道具を使って掃除をす
   る練習は、心を綺麗にするばかりでなく、能力を高めるためにとて
   も重要です。中でも、雑巾を上手にしぼれるかどうかは、最近、子
   どもの間で大きく差が開いてきています。上手にしぼれる子ほど、
   学習も伸びる可能性が高いと、これまでの経験から私は感じていま
   す。お子さんが雑巾をしぼる場面を見たことがありますか。
   
    1は衣、2は食、3は住です。家事(お手伝い)は、しつけの面で
   注目されることが多いのですが、実は、基礎的な手指の器用さを育
   て、脳の能力を高めるためにとても重要な役割を果たしているので
   す。
   
    ゴールデンウィーク、どこかへ出かけて家族の思い出を増やすこ
   とも大切ですが、一緒に家事をすることの大切さも、心の隅に入れ
   ておいて下さい。
   
    特別な時間を作ろうとするのではなく、生活の小さな場面をひと
   つひとつ大切にすることで、お子さんはよい方向に向かいます。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★
   
   
   古い一行日記から
   
   3.13 息子がどんどん大きくなってしまう。こいつが子供でなくな
   ってしまったら、僕の家族も終わる。そう思うと、息子といない時
   間がとてももったいなくて、あせる。
   
   3.18 娘が中学校を卒業した。10年前発症したとき、「いつ死んで
   も家族も本人も悔いの無いように毎日を過ごそう」と考えていた娘
   が中学校へ行き通した。