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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.5 2004/5/8 発行部数 339
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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励ましのお便り
☆毎回楽しみに読ませてもらっています。先日参観日があったので
すが,これを資料にして,懇談会で言えばよかったと思いました。
また,次号も楽しみにしています。 (教員)
(^o^)お便りありがとうございます。とってもうれしいです。励まし
のお便りが僕の一番エネルギーになります。koji
(^o^) 家事は身を助ける 2 〜「お手伝い」はだめ〜
ゴールデンウィーク、いかがでしたか。「ものより思い出」なん
て言われて、あせって、どこか遠くへ行って慣れないアウトドアラ
イフをしなくちゃ、なんて思ったお父さんはいらっしゃいますか。
仕事で疲れて、やっと休日になった時、慣れないことで余計に疲れ
ては、逆に家族を嫌いになったりするのではないかと心配です。子
育ては、基本的に、子どもを見ること、さわること、それに聴くこ
とを忘れなければ、何をしてもいいはずです。家族サービスという
形式に惑わされてはだめです。
さて、お休み中に、一緒に家事をしたのですから、それをこれか
らも継続的に子どもがやってくれればいいですよね。いろいろなこ
とが子どもに身につき、手指も器用になり、脳の力も伸びる。それ
に共稼ぎのお父さん、お母さんが家に帰ると、いろいろなことがす
んでいてとても助かる。よいことばかりです。
が、そうは問屋が卸しません。一度くらい親と一緒に洗濯物をた
たんでも、(たとえそれがどんなに楽しい時間だったとしても)、次
の日から子どもが洗濯物を全部自主的に取り込んでたたんでしまっ
ているなんてことは、絶対おきません。子どもにしっかりと、いわ
ゆる「お手伝い」をさせるには、ある程度の期間とこつが必要です。
それでは、今回は、子どもを自主的にさせる方法をお知らせします。
1 スキルを身につけさせる
仕事をするためには、それ相応の技術が必要です。調理はもちろ
ん、食器洗い、衣服たたみ、風呂掃除…。どれも「やればできる」
ものですが、短時間で上手にできる技術を持っているに越したこと
はありません。また、きれいにできるほど、やった人間の心は高揚
感が増します。それに、基本を知っているからこそ、発展・応用も
生まれるのです。
基本技術を覚えるためには、師匠が必要です。また、その技術を
覚えるまでの期間が必要です。お父さん、お母さんが師匠になり、
お子さんができるようになるまで、じっくりと教えましょう。
基本技術が身につくまでは、師匠について家事の「お手伝い」を
します。小学校低学年の子は、それが楽しくてたまらないでしょう。
大好きなお父さん、お母さんといっしょに仕事をするのです。でき
ることがふえるし、うまくできれば大好きなお父さん、お母さんに
誉められる。最高の時間です。
2 独立させる
しかし、子どもは、いつまでも誉められて喜んでばかりいるわけ
ではありません。小学校の6年間は、幼児から大人に変わるくらい
体も心も激変するのですから、今日のお子さんは、昨日のままの幼
児ではないのです。
弟子が十分に力をつけたら、師匠はどうすればいいでしょう。そ
うです。暖簾分けして独立させるのです。「お手伝い」を暖簾分け
して独立させる、すなわち、家事を任せるということです。いつま
でも「お手伝い」では、人は育たないのです。
いっしょに洗濯物をたたむ、から、
洗って乾かし、タンスに整理して、しまう。
さらに、衣服の痛みをチェックして新しい物を購入する計画を立
てる。
というように、衣類に関して完全に任せます。
一緒に皿洗いをする、から
食器棚の管理を任せる
すなわち、食器のしまい方から、食器の廃棄・購入の計画をすべ
て任せるのです。
お料理好きなら、日曜日の昼食を全部任せてみましょう。
メニューを考え、買い物をし、作り、片付ける
風呂掃除をさせる
のではなく、風呂場全体を任せます。
いつも清潔にしておく、家族が気持ちよく入れるように工夫する、
道具の管理をする
という具合です。
こんなふうに、家事を「計画と実行」ができるように任せるので
す。
・任せてもらったという自信が、次への意欲に繋がる。
・仕事の全体を見渡すという癖がつき、責任を持つという気構えが
育つ。
・ひとつのことをいろいろな方面から見るので、いろいろな立場の
人の気持ちがわかる。
・計画を立てるという行為の中で、創造的な力を伸ばすことができ
る。
と、このような効果が期待できます。
昔、5年生に「家でやっている仕事はなんですか」と聞いたら、
「新聞を取りに行きます(玄関の郵便受けから新聞を出し、居間に持
ってくる)」と胸をはって言った子がいます。家から門まで何kmも
ある、どこかの国の大富豪のお屋敷なら、これも立派な仕事になる
でしょうが…。
お父さん、お母さんは、お子さんの師匠なのです。師匠としての
目を持ってお子さんに向き合う時間も作れば、お子さんはきっとよ
い方向に向かいます。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
らこそ、言える話もありますよね。 ☆★
古い一行日記から
3.24 人はどうして何度も同じことを繰り返すと、最初のわくわく
感を忘れてしまうのだろう。同じことに何度もわくわくできる人っ
て素敵だな。
3.25 人と交わり、人の幸せのためにがんばることが自分の幸せや
人生の成功につながる。そうやって生きられると最高なんだけど。