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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.7     2004/5/22  発行部数 356
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。お子さん、元気に学校へ行っていますか。5月病と
   いう言葉は大人だけのものではありません。新学期、新しい環境の
   中で、人一倍がんばった子は、この辺で、疲れがピークに達します。
   気候の変わり目からくる体調の悪化も手伝って、子ども本人が感じ
   ている以上に、疲れはたまっています。普段より、口数が少なくな
   ったり、異常に多くなったりしたら、ちょっと休息が必要かもしれ
   ません。
   
    さて、今週は、前回の続きです。
   
            (^o^) 算数を登り直す 2
   
    まず、次のアイテムをチェックしてください。
   
    1 くりあがりのあるたし算
    2 くりさがりのあるひき算
    3 九九のわり算
   
     1と2は、1年生で出てくる計算、3は2〜3年生です。
    この3種類の計算カードは持っていますか。もしなければ作って
   ください。
    カードをめくりながら、答だけを言います。1枚1秒以内(50枚
   で50秒以内)で、クリアできますか。もしできなければ、練習不足
   です。できるまで、毎日徹底的に練習してください。
   
    最初は答えやすいように、わかりやすい順番で並べておきましょ
   う。数字や式を目になじませるためです。ある程度できるようにな
   ったら、よく混ぜて、いろいろな並べ方でやってみましょう。ここ
   で、1枚1秒以内のペースでできれば、合格です。この3つのアイ
   テムを使いこなせれば、算数は信じられないほど楽しくなります。
   
   
    問題の解き方がわかったのに、計算で時間がかかってしまい、最
   初ひらめいた解き方を忘れてしまう子は意外に多いのです。計算は
   電卓があるから、練習はさほど必要ないのでは、とおっしゃる方が
   いましたが、それは違います。ぱっと頭に数字が出てくるから、問
   題を解く見通しがもてるということが非常に多いからです。また、
   計算を速くしようという工夫そのものが、脳を鍛えることになりま
   す。
   
    繰り返して言いますが、計算が速ければ速いほど頭がよい、とい
   うのではありません。本当の頭のよさは、「アイテムみがき」の時
   間ではなく、「アイテム探し」の時間に獲得できます。でも「アイ
   テム磨き」をおろそかにしたり、面倒だとやめてしまっては、「ア
   イテム探し」がうまくできないから、計算練習も必要なのです。
   
    次のトレーニングは、文章問題の朗読です。声を出してしっかり
   読ませてみましょう。文そのものが読めていないことに驚かされる
   かもしれません。すらすら読めなければ、解くこともできません。
   
   
    すらすら読めるようになったら、その文を絵で書いてみましょう。
   最初は、丁寧に、文のとおりに楽しく絵を描きます。そのうちに、
   面倒になってきて、絵がシンプルになってきます。それが図式化へ
   の入り口です。問題文を図式化できたら、解けたも同然なのです。
   
   
    最後に図形の問題ですが、これは親子でパズルをやると面白くて
   力が伸びます。インターネットで「タングラム」 という言葉で検索
   してみてください。とても面白い図形パズルに出会えますよ。
   
    6年生なのに、引き算カードなんてやっていて、恥ずかしい。そ
   んなふうに親も本人も思わなくなったら、算数は突然できるように
   なります。とり忘れたアイテムの学年まで戻れば、お子さんはきっ
   とよい方向に向かいます。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
   
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
   
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★
   

   古い一行日記から
   
   4. 2 人間は生き物だから、個や種族保存のために「最後は自分」
   でも仕方ないと思うけれど、「まず自分」という人は、社会という
   世界の中ではだめですね。
   
   4. 4 いつ誰に恩を受けているか、大部分は知らずに生きているの
   でしょうが、わかっている分については、恩を返すのが「心ある」
   ということです。