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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.11     2004/6/18  発行部数 400
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    6月20日(日)の歌は、午後2時45分〜3時の15分間の予定
   です。静岡松坂屋、北館1階けやき通り口、という所です。
   
    今週も、お便りをいただきました。
   
   ☆☆☆☆☆☆☆☆
    こんにちは。
    運動会が終わりほっとしている母です。いつも思うのですが足の
   速い子は、運動会が楽しいでしょうね。(うちでも、娘は楽しそう
   ですが、息子はそうでもなさそうです。)
    ところで、本読み毎日聞いています。2人分聞いているのでたま
   にいいかげんになります。(来年は3人になり・・・・・どうなる
   でしょう。)力がついているのかどうかわかりませんが、先生のメ
   ルマガを読むと安心します。
    5年生なので、このごろのニュースは、心痛む問題ばかりですが、
   うちの子に限ってと思うのは、いけないでしょうか?相変わらず、
   学校が楽しいらしく、今は連合音楽会に向けてはりきっています。
   
    先生も、歌がんばってください。
   ☆☆☆☆☆☆☆☆
   
    楽しい運動会も、足の遅い子にとっては、苦しい行事です。私も、
   足が遅くて、運動会はとっても嫌でした。でも、運動からは逃げた
   くなかったので、絶対怪我をしないだろうと思われる卓球を、中学、
   高校と続けました。うまくはなりませんでしたが、卓球は一生の「
   友達」になりました。苦手なことから逃げなくて良かったと思いま
   す。

    「うちの子に限って」OKですよ。大切なことから取るに足りない
   話題まで、とにかく、際限なくしゃべりつづける家族の中で生きて
   いる子は、こわれません。
   
   
            (^o^) 脳の話 1
   
    さて今日は、毎年学級の子どもたちにしている「脳の話」です。
   お子さんが「頭がよくなりたいなあ」と言ったら、これをアレンジ
   して話してみてください。脳医学の専門書を読むほど研究熱心では
   ないので、見当違いなことも含まれているかもしれません。おかし
   なところは訂正するので、教えてください。子どもに話しているつ
   もりで書きます。
   
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    君がライオンなら、生きていくために、強い足と鋭い牙と爪を鍛
   えればいいけれど、人間だから、脳を鍛えましょう。脳は、人間が
   生きていくために、いちばん大事な道具です。
   
    では、脳の仕組みを話すので、これを使って頭をよくしてくださ
   い。
   
    脳は、細胞という小さな箱がたくさん集まってできています。ひ
   とつひとつの箱は最初は空っぽです。でも、花の名前をひとつ知る
   と、「この花は、桜という名前だ」という知識が、一つの箱の中に
   入ります。
   
    せっかく入った知識が、こぼれてどこかに行ってしまっては困る
   ので、その箱は、すぐにふたを閉めます。次に、「この花は何です
   か」と質問されると、その質問の声にふたがノックされて、パコン
   と開き、箱の中のその知識が見え、「桜です」と答えられるわけで
   す。答えると、ふたはまたすぐに閉まります。
   
    君が覚えたことは、全部こうして脳にしまわれて、使われるのを
   待っています。ところが、覚えたはずなのになかなか思い出せない
   こともありますね。それは、脳から消えてしまったのではなくて、
   ふたが開かなくなってしまったから出てこなくなったんです。ふた
   は、しめたまま放っておくと、錆びて開きにくくなってしまいます。
   
   
    古い箱のふたほど、錆びて開きにくくなるかというとそうではあ
   りません。古い箱のふたでも、時々開けてやれば錆びつかないので、
   箱の中はすぐに見ることができます。新しい箱でも、一度もふたを
   開けずに閉めたままで入るとふたはすぐに錆びてしまいます。
   
    君は去年の誕生日の夕食のメニューを覚えていますか。大丈夫で
   すね。では、ちょうど1ヶ月前の夕食は覚えていますか。こちらは、
   覚えていないようですね。誕生日ってうれしいから、きっと何度も
   思い出して、脳の箱のふたを開けたんだと思います。それに比べて
   1ヶ月前の日のことは、その後、一度も思い出さなかったのでしょ
   う。古い箱のふたほど早く錆びる(記憶がなくなる)のではありませ
   ん。ふたを時々、あけてやることが大事です。
   
    これを利用すれば、大事なことは上手に覚えられます。例えば、
   今日覚えた新しい漢字。家に帰ったら、一度書いてみましょう。こ
   れで一度ふたが開きます。もう一度、土曜日か日曜日に書いてみま
   しょう。これで、ずいぶんふたはスムーズに開くようになったはず
   です。日記を書く時にその漢字を使ったりできれば、もう、完璧に
   覚えられます。
   
    君の脳には、まだ空き箱がたくさんありますか。…それでは、今
   日もたくさん、その箱の中に新しいことを入れてしまいましょう。
   がんばりすぎて全部の箱に入ってしまっては困るから、勉強はほど
   ほどにするですって? 心配いりません。倒れてしまうほど詰め込ん
   でも大丈夫です。その理由は、…。(つづく)
   
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    気を持たせてすみません。長い話になりそうなので、今日はこの
   辺で。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
   
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
   
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★
   

   古い一行日記から
   
   5. 9 幸せが心だけの問題ならば、どんな人も幸福50%不幸50
   %だろう。51%になればしめたものだ。
   
   5. 8 家は貧乏で、家族4人が2部屋で暮らしている。子供部屋な
   どもちろんない。4人はけっこう仲がいいと思う。