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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.16     2004/7/25  発行部数 411
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    7月25日(日)の歌は、夕方5時50分より20分くらいの予定
   です。焼津市昭和通商店街 特設ステージ (テント内)焼津市役所
   から昭和通商店街を南下、巻田布団店のむかいです。地域限定で、
   ごめんなさい。
   
    さて、お子さんの夏休みは始まりましたか。家族旅行などは計画
   なさっているでしょうか。もちろん家族旅行はそれだけで楽しい思
   い出になりますが、ちょっとだけ工夫すると、お子さんの力を伸ば
   す絶好の機会になります。
   
            (^o^) 電車でGO
   
    「家事は身を救ける」でもお話しましたが、子どもは、「お客さ
   ん」から「スタッフ」になった時に、力を伸ばしていきます。これ
   は、家庭でも学校でも同じです。
   
    大人も同じですよね。職場にしても、地域のことやボランティア、
   サークル活動に至るまで、「お客様思考」でいつも経営者やリーダ
   ーに向かって文句を言うだけの人は、よい活動はできないし、結局
   は自分のためにもなっていない。反対に、自分も、経営者やリーダ
   ーになったつもりで、いつも全体のことを考えて働ける人は、とて
   も素敵だし、苦労した分のキャリアが確実に積まれていきます。
   
    さて、昨年の家族旅行を思い出してください。お子さんは、家族
   の「お客様」でしたか。それともツアースタッフとしての仕事があ
   りましたか。
   
    家族旅行は掛け値なしに楽しいものですから、ただ行くだけでも
   素晴らしい想い出になるでしょう。でも、自分もそこに参加して何
   かの役割を果たした旅行は、より深く心に刻まれるはずです。また、
   そこでした仕事は、お子さんの自信を深めさせていくのです。
   
    いくつか、子どもに任せられると思える仕事を書いてみます。お
   子さんの様子に合わせてやらせてみてください。また、旅行するた
   びに仕事がグレードアップしていくと、お子さんの力や自信はどん
   どん膨らみます。
   
   ○ 荷物を持つ
          …自分の着替えなど、自分の荷物を全部責任を持っ
   て扱わせます。たったこれだけで、自分が大人扱いをされたような
   気分になる子が多いようです。家族が共通に使うものをひとつ持て
   は、さらにグレードアップです。
   
   ○ 地図を見る
          …初めは、ただ地図を持たせて、行った場所に丸を
   つけさせるだけでも面白がります。慣れてきたら、行く場所の地名
   や名所・旧跡を調べさせたり、半日分のルートを決めさせたりとグ
   レードアップさせていきます。電車、バスの時刻表とを合わせ見さ
   せて、旅行全体のプランが立てられるようになったら、最高です。
   
   
   ○お金の管理をする
            …最初は、家族が旅行の途中で飲むジュース代
   の管理をさせてみましょう。3日間の旅行なら、3日分の飲み物代
   を最初から全部預けます。家族は喉が渇いた時に、その中から飲み
   物を買ってもらいます。最後の日まで、上手にバランスよく残しな
   がら使えるでしょうか。成功したら、おみやげ物代を預けるとか、
   さらに、全日程の現金の支払いをすべてやらせるとか、グレードア
   ップさせましょう。
   
   ○記録を撮る
         …日記、写真など、どんな方法でもよいので、家族の
   公式記録をとらせます。写真だったら、撮るだけでなく、現像した
   写真をアルバムにまとめさせたいですね。「家族全員が写っている
   写真がたくさんほしい」とリクエストしておくと、いろいろな場所
   で見知らぬ人にシャッターを押してもらうことになります。初対面
   の人に上手にお願いする経験は、きっとお子さんの力を伸ばします。
   
   
    お子さんの性格と成長レベルに合わせて、いろいろ経験させてみ
   てください。まだ他にもスタッフの仕事はあるかもしれません。面
   白いことを見つけたら、また教えてくださいね。
   
    さて、今日の題名は、電車でGOです。理由は簡単。電車、バスな
   ど公共機関を使う旅行は、マイカーで行ってしまう旅行の何倍も、
   お子さんがスタッフとして活躍できるチャンスがあるのです。また、
   ドライバーとして、いつも車の前しか見ることのできないお父さん、
   お母さんも、じっくりとお子さんを見て、話して、触れ合うことが
   できます。
   
    私は車の運転が苦手なので、東京くらいだと電車を使って行きま
   す。以前、家族4人で新幹線の中でトランプをしていたら、スイス
   からやってきた男性が同じ席におすわりになりました。彼は日本語
   がしゃべれない、こちらは英語もフランス語もドイツ語もだめ。と
   いうわけで、会話は無茶苦茶でしたが、楽しい1時間を過ごしまし
   た。(彼がどう感じたかはわかりませんが。)また、娘や息子の度胸
   のよさもよくわかりました。
   
    駅から宿まで、お子さんに先頭を歩かせてみましょう。たった1
   5分の道のりは大冒険になり、お子さんの心に強く刻まれ、自信と
   して培われるかもしれません。マイカー旅行では味わいにくい15
   分です。たとえほんの少しでも、お子さんに、家族というチームの
   スタッフの一人として責任を持たせることで、お子さんはよい方向
   に進みます。
   
    旅行でうまくいった話、書かれたとおりにやったけどうまくいか
   なかった話など、お便りを楽しみに待っています。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
   
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
   
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★
   

   古い一行日記から
   
   5.26 大勢の人が無償で積極的に働いてくれるから、つぼみの会は
   成立する。人間は心の生き物だ。
   
   5.25 大きな声でなければ、まだ歌える。それを発見しただけで生
   きていく気になる。人間には、小さな希望が必要だ。
   
   5.24 11年前のクリスマスイブの夜の娘への罪滅ぼしのために、
   僕はつぼみの会の会長を引き受けた。