ホームページ『季節の小箱』へ 

   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.17     2004/8/1  発行部数 418
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    今週、偶然にも二人の方から、このメルマガをプリントして読ん
   でいるというお話を聞きました。印刷した活字になるというのは、
   昔からあこがれていたことだけに、うれしかったです。
   
    さて、夏休みに挑戦してみたいことをもう一つ思いつきました。
   
   
            (^o^) ノーハイ貯金
   
    よく学校やPTA、地域で「あいさつ運動」をします。子どもばかり
   でなく、大人もあいさつができなくなっていますね。常識だろうと
   思うことのできない人が増えています。腹立たしいことも数多くあ
   りますが、ここで腹を立てているだけでは、何の進歩もありません。
   簡単にできることなのに、できない人が多い。だとしたら、やった
   人の評価は鰻登り。…こんなふうに考えましょう。
   
    声を出さない人が増えました。何か自分に不利なことが起こった
   時には、大声で文句を言う人が、普段の生活の中では返事一つしな
   いということは、よくあることです。銀行、郵便局、病院などの待
   合いで、番号や名前を呼ばれても、声で応える人は多くありません。
   ゾンビの様に立ち上がり、カウンターに向かって歩き出す姿を見る
   と、ぞっとしたり、悲しくなったりします。
   
    学校生活の中でも同様です。こちらが何を話しても小さく頷くば
   かりで返事をしない子はとても多いのです。それどころか、頷きも
   しない、話し手であるこちらを見もしない子もいます。こんな中で、
   名前を呼ばれたらさわやかに「はい」と返事をし、先生のお説教に
   も上手に「はい」という合いの手を入れることができる子は、とて
   もよい印象を持たれます。もちろん、この力は、学校生活だけでな
   く、一度身に付けたら、生涯自分を助ける技術になるでしょう。
   
    あいさつができるようにしたいですね、と学校で言われても、家
   であいさつの練習を続けるのは難しいでしょう。朝「おはよう」と
   いう言葉を交わした後は、家の中で家族同士が「こんにちは」とい
   うあいさつをするわけにもいきません。でも「はい」という返事は、
   一日中使えます。もしお子さんの返事が気になるようなら、家族全
   員でがんばって、「はい」を身に付けさせてしまいましょう。
   
    返事をしなさい、と言うのは簡単です。厳しく言えばできるよう
   になります。でも、それは、一過性にすぎません。生涯を通した技
   術にはなりません。大切なのは、家族全体が「はい」の雰囲気を持
   つことです。環境が人間を変えるのです。
   
    そこで、ノーハイ貯金というのはいかがでしょう。「はい」と言
   わなければならない状況でしっかり返事ができなかったら罰金です。
   お父さんでも、お母さんでも、言えなければ罰金を払います。貯ま
   った罰金は、次の家族旅行の時に使ってください。
   
    子どもが失敗した場合は、罰金を払えません。子どもはお金を稼
   いでいないからです。よく「ぼくはお小遣いをためているので、○
   ○円持っている」などと言っている子どもがいますが、そんな子に
   は、私は「馬鹿なことを言ってはいけない。それは、お父さん、お
   母さんが稼いだお金で、君のお金など一銭もないのだ」と厳しく言
   います。(「子どもとお金」については、機会を見つけて、また書
   きます。もし「子どもとお金」に関して困っていることがあったら、
   お便りをください。)
   
    さて、では子どもの罰金はどうすればいいか、というと、母の日
   などに作る○○券などは、どうでしょう。「食器洗い券」とか「洗
   濯たたみ券」のようなお手伝い券ではだめです。家事は、やって当
   然のことだからです。
   
    「お母さんの肩もみ券」とか、「お父さんの靴磨き券」などは、
   いかがでしょう。それも家事のうち、とお考えなら、家の前の道路
   のそうじ、とか、カーブミラー磨きなど、公共の役に立つ仕事を考
   えてみるといいと思います。
   
    こういうゲームは、期限をつけてやると効果が増します。今日か
   らちょうど1ヶ月。家族みんなで楽しめば、二学期からのお子さん
   は、見違えたように輝くことでしょう。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
   
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
   
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★
   

   古い一行日記から
   
   5.28 どんなSFを読んでも、なるほどなあと思ってしまう。人に
   だまされることも多いけど、だまされたことに気づかないことも多
   いのかもしれない。
   
   5.27 話をするだけでエネルギーをくれる人がいる。その人は、い
   ったいどこからそのエネルギーをもらっているのだろう。