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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.18     2004/8/9  発行部数 415
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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        (^o^) わいわい読書
   
    夏休みは、読書感想文の宿題が出ていますか。本嫌いの子にとっ
   ては、なかなか難物の宿題です。本好きな子を増やそうとして、読
   書感想文を書かせることを誰かが思いついたのでしょうが、「感想
   文さえなければ自分は読書が好きになっていたはずだ」という人も
   いるくらいで、読書感想文を書くことが、いいのか悪いのか、難し
   い問題です。
   
    と、理屈をこねていても宿題はなくならないので、お父さん、お
   母さんがお盆休みのうちに、感想文は書かせてしまいましょう。計
   算ドリルや問題集は、なんとか一人でもやるでしょう。
   
    では、感想文を書く時に気をつけることを…。
   
   ○ あらすじは書かない。
    評価される時に、まず一番に「はねられる」のが、あらすじをだ
   らだらと書いてある感想文です。一番大胆なのは、どこか別の場所
   にかかれているあらすじをそのまま写し、最後に「感動しました」
   とかいてあるような文です。書き写すだけで大変な労力なのに、そ
   の労力は報われるどころか、がんばったぶんだけ自分の評価を下げ
   てしまいます。
   
   ○ 自分を書く。
    求められているのは、本の良さ、ではなく、読んだ人の変化です。
   「面白かった」「感動した」という本の感想ではなく、(この本を読
   んで)「自分はこんなふうに変われそうだ」「こういう決心をした」
   という自分を書けると、いちばんよいでしょう。
   
   ○ 本を選ぶ。
    その本を読んで変化した自分を書くためには、読む前からそれに
   関心を持っているという内容の本を選ぶのが一番手っ取り早いです
   ね。「今まで知らなかった世界に出会った」という感想文もいいで
   すが、これを書くためには、読書がとても好きで、いろいろな本を
   読んでいなければ、なかなか書けません。
   
    あるサッカー好きの男の子は、毎年サッカー関係の本を読んで、
   感想文を書きました。好きなことですから、本も進んで読めるし、
   いつもサッカーについて考えているので、自分の意見も書きやすか
   ったでしょう。小学生は1年で大きな変化をします。同じサッカー
   関係の本を読んでも、昨年とはサッカーに関する考え方も違ってい
   るので、一味違った感想文が毎年かけるのです。
   
    虫好きの子は、ファーブル昆虫記などを読むのが定番ですが、虫
   図鑑を読んで感想文を書いてもいいんですよ。要は、好きで好きで、
   いつもそのことを考えている、ということに関連した本を読むこと
   が大切です。
   
   ○ 家族で話をする
    書く前に、家族でわいわい話をしてあげることが大切です。サッ
   カーの本の感想文を書くなら、サッカーの話をたくさんしましょう。
   物を創る(書く)ためには材料が必要です。本に書かれていることに
   関係なくても、サッカーに関することなら、どれも感想文の材料に
   なります。
   
   ○ 筋を組み立てる。
    基本的なすじは、
    1 この本と出会うまでの自分
    2 この本と出会った衝撃
    3 この本を読んで変わった(これからかわっていくだろう)自分
   
   という具合です。
   
   ○ 場面や台詞を書く。
    あらすじを書かない、と言いましたが、かわりに書くのは、「場
   面」や「登場人物の台詞」です。その場面に出会って、どれだけ衝
   撃を受けたか。その台詞によってどれだけ心を動かされたかを書き
   ましょう。特に伝記や、ある人の活躍を追ったノンフィクションで
   は、著者が、主人公の台詞の中に大事なことを込めて書いています。
   
   
    以上のようなことに気をつけながら書くと、ちょっとした感想文
   が書けます。もし、賞を狙いに行くなら、
   
   ○ 題名を工夫する。
    「○○を読んで」という題名では目立ちません。本の中のかっこ
   いい言葉を使ったり、自分の心を表す言葉を使ってみましょう。「
   世界の中心で、愛を叫ぶ」のように、題名を誘蛾灯のように使って
   みましょう。
   
   ○ 構成を工夫する。
    基本的な筋について、先ほど書きましたが、わざとこれを壊すと、
   かっこよくなったりします。いきなり主人公の台詞から入る。この
   本をきっかけに変わった自分の10年後の姿から入る。など、まず
   入り口を工夫して、全体を組み立ててみましょう。
   
    もし、作文や感想文で悩んでいることがあったら、お便りをくだ
   さいね。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
   
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
   
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★
   

   古い一行日記から
   
   6. 4 占いは、「気をつけているはずなのにうっかり忘れているこ
   と」に気づくために見る。でも、いい運勢だと、やっぱりうれしい。
   
   
   5.29 酒を飲んで大きなことを言う人がいる。普段から大きなこと
   を言う人は尊敬しているが、飲んだときだけの人は軽蔑する。