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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.22     2004/9/5  発行部数 421
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    9月4日の清水エスパルスドリームプラザに、足を運んでくださ
   った皆さん、ありがとうございます。初めて伴奏を使いました。ま
   た、感想をお聞かせください。
   
            (^o^) 言葉を増やす
   
    中学生になっても、幼稚園児のような話し方をする子がいます。
   付き合ってみると、なかなか頭の良い子だとわかることもあります
   が、最初の印象は、「頭が悪そうな子」です。年相応の語彙を使っ
   て話ができないと、やっぱりまわりの人の評価は厳しいです。
   
    年相応の話し方ができれば、普通の子。ならば、その年齢よりも
   少しだけレベルの高い言葉遣いができれば、「できる」子に思われ
   ます。かといって、幼稚園児が大人びた話し方をするのも敬遠され
   ます。半歩先に行く人は尊敬されますが、一人だけ百歩先に進んで
   しまうと、その時点では評価されません。歴史には残るかもしれま
   せんが。
   
    話し方というのは、生活会話の中で形成されるものです。ですか
   ら、家庭での会話が、お子さんの話し方を形作ります。「今日から、
   この子のために、うちでは上品にレベルの高い会話だけをしよう」
   と決意するのが、お子さんの会話レベルを上げる最も良い方法です。
   
   
    しかし、なかなかうまくはいきそうもありません。会話の仕方ば
   かりに気を取られて、心の安らぎの場であるはずの家庭がぎくしゃ
   くしては、元も子もありません。
   
    それで、次に有効なのが、読書です。読書をたくさんして、語彙
   を増やし会話に生かす、という方法です。じっと本を読んでいるだ
   けではだめですが、読書が好きでおしゃべりも好きな子は、普段使
   わない言葉をたくさん目にしているので、聞こえてくる言葉にも敏
   感になり、普段の会話の語彙が増えてきます。
   
    でも、急に読書好きになるわけもないし…、という声が。
   
    では、ここから始めましょう。
   
    お子さんの「本読みの宿題」には、ちゃんとつきあってやってい
   ますか。だったら安心です。お子さんの国語の本を開いてみてくだ
   さい。
   
    今、私は、5年生の国語の本を見ています。ちょっと注意してみ
   ると、国語の本の中には、普段の家庭の会話では使わない言葉がた
   くさん出てきます。
   
    たずねる  もとづいて  表す  ほがらか  (幹の)すえ 
    (気持ちが)こめられる ながめる  用いる  (季節の)移り変
   わり  (成績を)納める  事柄 (先生に)宛てた(手紙)  紛れ
   込む  かたどる  ところが  心をひかれる
   
    ぱらぱらとめくってみるだけで、普段の会話の中ではあまり使わ
   ないだろうと思える言葉がたくさん見つかります。
   
    子どもが本読みの宿題をしている時に、これは普段使わない言葉
   だと感じたものがあったら、「これってどういう時に使うの」「こ
   の言葉を使った文を作れるかしら」などと言ってみて下さい。そう
   するだけで、お子さんの語彙は増え、会話も豊かになり、「君は偉
   いね」といわれる日が来ます。
   
    お子さんの心や頭を良くする種は、生活の中にいっぱいあります。
   親が気づいて、ここにあるよ、と教えてあげるだけでいいのです。
   種を探すのは、親にとって、本当に楽しい作業だと思います。(と、
   子育てを終える頃になって気づきました。)
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
   
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
   
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★
   

   古い一行日記から
   
   6.27 明日のコンサートのチケットを買ってあったことを忘れてい
   たのを、偶然の出来事で思い出した。がんばっているときは、神様
   が味方してくれるように感じる。
   
   6.26 時々、新聞に宇宙の写真が載る。狭いことばかり考えている
   悩み多き心には、薬になる。