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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.24     2004/9/26  発行部数 426
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    いろいろな方から、お便りをいただけて、うれしいです。話の元に
   なりそうなお便りもたくさんあります。機会を作って、使わせてい
   ただきます。もちろん匿名です。よろしくお願いします。
   
       (^o^) 速く楽に
   
    先週の続きで、算数の平均の授業から。
   
   Aグループの読書ページ数は、健太君1008ページ、良雄君983ページ、
   美津子さん1015ページ、奈々恵さん998ページです。このグループの
   一人当たりの平均読書ページは、何ページですか。
   
   答えは、(1008+983+1015+998)÷4=1001 答え1001ページ、です。
   
   
    この計算をこつこつとやって、正確な数字を出す子は、レベルBで
   す。こんな面倒な計算はやりたくないと言って、放り出す子はレベ
   ルCです。
   
    ではレベルAは、というと、こんな面倒な計算はやりたくない、と
   言う子です。ただ、Cの子と違うのは、放り出さないことです。
   
    例えば、どの子も900以上だから、(108+83+115+98)÷4+900と
   考えたり、(8-17+15-2)÷4+1000などと、考えたりして、とにかく速
   く楽にできる方法を考えようとする子は、レベルAです。
   
    小学生は、8−17という計算は知りませんが、こんなものは絵
   を描いたり、物を使えば何とかなってしまいます。必要なのは、現
   状に満足しない気持ちと、何とかしてやるという意欲です。
   
    どうすれば、こんな子に育つかというと、親がそういう姿勢を見
   せるだけで、いいと思います。
   
    難しく考えることはありません。「困ったな。どうしよう。…そ
   うだ。こうしよう」と言っていればいいんです。
   
    「あら、冷蔵庫にこれだけしかないわ。どうしましょう。…そう
   だ。今日は、これを作ろう」
    「電球が切れたけど、脚立が壊れて使えない。どうしよう。…そ
   うだ。机の上に椅子を乗せて」
   
    日常の何でもないことでも、「困った。どうしよう」とお子さん
   の前で言ってください。そして、考えるふりをして、解決してみま
   しょう。繰り返すうちに、「ねえ、こうしたらどう?」なんてお子さ
   んが言い出したらしめたものです。
   
    一つだけ禁句があります。それは、「買ってくればいい」です。
   今の日本の小学生は、「お金は自然に家にある」と思い込んでいま
   す。道端の石ころや雑草くらい、自然に家にあるものだと勘違いし
   ています。そんなお金で問題を解決できるというくせをつけると、
   子どもは何もしなくなります。
   
    困ったな、こうしよう、もっといい方法はないかな…という知恵
   が、次の幸せを連れてくることがわかった子は、どんどん進化して
   いきます。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。          ☆★

   古い一行日記から
   
   7.11 大人になってまでどきどきなんてしたくない、という気持ち
   と、ほんとにそれでいいのという気持ちが対立する。
   
   7.10 経験を積んで慣れるというのは、一般的にはいいことなのだ
   ろうけど、どきどきしたりしなくなるというのは、人間として生活
   がつまらなくなることなのではないか。