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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.32     2004/11/21  発行部数 436
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    いよいよ今日は、サッカー高校選手権静岡大会の決勝です。高校野
   球と同様、サッカーの高校選手権も、いろいろな感動を私たちに与
   えてくれます。

    サッカーは、夏のインターハイで3年生が引退するチームと、この
   高校選手権で3年生が引退するチームがあるようです。

    今までサッカーを生でご覧になったことのない方は、一つの試合
   にすべてをかける高校生の姿をぜひスタンドで見てみてください。
   急にサッカーフリークになるかもしれませんよ。
   
    さて、今日は、先日、宿題をやってこないことの多い6年生A君への
   お説教です。
   
           (^o^) 幸せのカード
   
    実力はあるのに、宿題などを全然やってこないA君に、先日、こん
   な話をしました。
   
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    人間は、みんな幸せのカードを持っているんだけど、残念なこと
   にその枚数は決まっているんだ。それをいつ使うかが、とっても大
   切だよ。
   
    昨日、宿題をやらなければいけないのがわかっていながら、サボ
   ってしまっただろう。宿題をやらなくちゃ、でも遊びたいな、なん
   て、少しは悩んだかな。
   
    宿題は大変で面倒くさいけど、遊びなら楽しくて幸せな気持ちに
   なれる。それで、君は1枚幸せのカードを昨日使っちゃったんだね。
   
   
    宿題をちゃんとやってきた子も、きっと君のように、遊びたいな
   と思ったんだよ。でも、そこで幸せのカードを使わずに、宿題をや
   ったんだと思う。なぜ、みんなは、昨日使わなかったか、わかるか
   な。
   
    みんなには、それぞれ、夢があるんだよ。その夢がかなった時に、
   幸せのカードを使って幸せな気持ちを味わいたいから、カードは残
   してあるんだよ。
   
    毎日、だらだらとカードを切っていってしまうと、その幸せはあ
   んまり大きくならないで、どんどんなくなっていってしまう。でも、
   でっかい夢をかなえた時に幸せのカードを使うと、そのうれしさは、
   いつもの何倍にもなって感じるらしいよ。かなえた夢が大きければ
   大きいほど、幸せ気持ちは、たくさんの人に広がっていくんだって。
   
   
    毎日、カードをだらだらと使いたいと思ったら、使えばいい。夢
   のためにとっておこうと思えば、とっておけばいい。それは、君が
   決めることだからね。
   
    君は、大人になったらやりたいこととか、なりたいものがありま
   すか。
   
   「…ボランティアをやりたいです」
   
    ボランティアってなあに。
   
   「…新潟の人を助けるようなことです」
   
    君はどんなことをして、困っている人を助けたいの。
   
   「…わかりません」
   
    それは困ったね。自分がこれをやりたいって、はっきりしたビジョ
   ンがないうちは、夢のためにカードをとっておこうとは思えないん
   だよ。今日、家に帰ったら、自分がどんなことをしたいかをもう一
   度考えてごらん。
   
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    A君は、「はい」と言って帰っていきました。この話、通じたかど
   うかは、これから1ヶ月くらい、A君の生活を見ていかなければいけ
   ません。
   
    本当の幸せは、カードを抱いたまま、夢に向かってがんばってい
   る瞬間ではないかと最近私は思うのですが、これは、話が複雑にな
   るので、今回は省いてA君に話しました。
   
    本当の幸せとは何かということは、難しい問題ですが、遠くに夢
   を持っていない人が、目の前の二つの道のうち、楽な方の道を選ん
   でしまうというのは、 確かなことのようです。
   
    夢を抱いている人は、目の前の二つの道を、「今、楽かどうか」
   では選びません。その夢をかなえるために重要かどうかで選びます。
   少しずつ夢に近付くために、楽ではないけれど大切なことを選べる
   ようになってきます。
   
    子どもに夢を持たせるには、まず、「人生というのは今だけでは
   ない」ということを認識させることが第一に必要なことです。人生
   は、目の前の一瞬より、うんと長いものなのです。そんなふうに思
   わせるためにはどうすればいいでしょう。
   
    お父さん、お母さんが自分の人生を子どもに語ることが大切です。
   語るといっても、おおげさに考える必要はありません。自分の昔話
   とか、自分が持っている夢だとかを、のんびり話せばいいのです。
   
   
    お子さんは、お父さん、お母さんの話を聞きながら、その内容は
   覚えていないでしょうが、人生は長い、夢を持っているほうが楽し
   そうだ、という感覚を、体に染み込ませていきます。
   
    夢を持った子は、目の前のことをいい加減にしません。しっかり
   やることが夢の実現につながっていると感じるからです。一度その
   感覚が身についた人の人生は、好循環を始めます。夢を持つことを
   知らない子は、毎日小さな幸せのカードを切りつづけ、次第にしぼ
   んでいくのです。
   
    お父さん、お母さん。今日はどんな話を、お子さんにしてあげま
   しょうか。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。          ☆★

   古い一行日記から
   
   8.26 何かが起きたらすぐそこにいく。サラリーマンにとっては、
   このうえない贅沢だ。「アンディのこと」より、僕はその贅沢が味
   わいたかったのかもしれない。
   
   8.25 偶然東京にいたから、高田馬場へ行った。20人くらいのフ
   ァンの人といっしょに、黙ってしばらく正道会館の前に立っていた。
   
   
   8.24 アンディフグが亡くなった。びっくりした。「あんでぃふぐ」
   を変換しても、アンディフグに、まだならないのに。