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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.34     2004/12/4  発行部数 441
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    今週になって、突然冷えてきた感じがします。みなさんの所はい
   かがですか。風邪等に気をつけてくださいね。私はインフルエンザ
   の予防接種を、もう、しました。

             (^o^) 言葉化粧 1
   
    先日、朝起きてテレビのスイッチを入れると、幼稚園でお母さん
   が困っている、という絵が出てきました。そして、その絵の下に「
   先生、お手数をおかけして、申し訳ありません」と書いてあります。
   
   
    寝ぼけ眼で、なんだろうと見ていると、その絵の解説が始まりま
   した。
   
    「こうして、幼稚園から娘さんの具合が悪いという連絡があって、
   幼稚園に行った時には、先生には、こういってあいさつをするとよ
   いでしょう。お手数をかけた、というのは、先生が娘さんの様子を
   よく見ていて具合の悪いのを発見してくれた、熱を計って休ませて
   くれた、お母さんの所に連絡をしてくれた、など、幼稚園の先生方
   が娘さんのために、いろいろなことをしてくれたということです。
   丁寧にあいさつをしましょう。」
   
    「とうとう、こういう番組が始まったか。最近のお母さんには、
   こういうことを教える人が、やはり、誰もいないんだ。こうして教
   える必要があるよね。」私は本気でそう思ってしまいました。
   
    でもしばらく見ていると、それが、日本で暮らす外国の人のため
   の日本語講座であることがわかりました。とんだ勘違いでした。で
   も、もしかしたら、日本中の教員がこの番組をこのタイミングで見
   たら、かなり多くの確率で、同じ勘違いをするかもしれない、とも
   思いました。その理由、想像していただけるでしょうか。
   
    バブルを経過してから、日本人全体が、サービスはお金で買う、
   という意識が根付いてしまったのではないかと、心配です。
   
    金をはらっているんだから、客だから、威張って当然と思ってい
   る人は周りにいませんか。
   
    払ったお金に見合ったサービスが受けられないことにクレームを
   つけるのは当然です。代価に見合わないひどい扱いをされて泣き寝
   入りをする必要はありません。しかし、サービスを仕事とする人は、
   お金を払った人の奴隷ではありません。
   
    教育における教員と親の関係だけでなく、物の売り買いにおける、
   作り手・売り手と買い手の関係も同じでしょう。互いのことを尊重
   しあうことで、サービスする側もされる側も、よりレベルの高いも
   のを得られるということを、忘れている日本人が最近多すぎます。
   
   
    以上のことは、本当に大きな問題ですが、ここに、もう一つの問
   題があります。たとえ心の中では、威張っているつもりがなくても、
   それを上手に言葉で表現できない人に、最近出会ったことはありま
   せんか。
   
    実は、子供の中に、これで大きく損をしている子がたくさん出て
   きています。
   
    人に対して酷い言葉を投げつける子どもがいます。これは指導が
   必要だと思い、その子に注意します。しかし、よくよく聞いてみる
   と、こちらが受け取る意味と全然違う意味やニュアンスで、その言
   葉を使っているのです。
   
    「先生のいる教室」だからよかったものの、もし他の所で、おな
   じように言っていたら無事に終わらないだろうというような言葉遣
   い、言い方をしています。年々、こんな子が増えつづけているよう
   に思えます。
   
    これは、周りの大人の真似です。親の話し方の影響が一番大きい
   のは当然ですが、最近は、親と話す時間よりもテレビの時間が長く
   て、その影響を受けている子もいます。
   
    人は言葉によって思考するので、前述のような子どもたちも、発
   している言葉に沿って心が育っていくのは当然です。周りの大人は、
   自分の発する言葉の一つ一つが、子どもの脳を形成することを忘れ
   てはいけないのです。
   
    では、お父さんとお母さんはどうすればいいでしょう。(次号に続
   きます)
   
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。          ☆★

   古い一行日記から
   
   8.31 8月1日は、ずいぶん過去のことのように思える。短い1日
   は、宝のように豊富な1年を心にストックし、長い1日は、紙1枚
   のような薄い1年しか残さない。
   
   8.30 「ものより思い出」とか言われて、「雨を見たかい」なんか
   が流れると「おやじ」はあせる。夏の終わりの風景が、それに拍車
   をかける。
   
   8.29 息子とボールを蹴る。ここ3回、僕のほうから「今日はもう
   やめよう」と言ってしまう。持久力では勝てなくなってきた。