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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.42     2005/1/30  発行部数 461
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。もう1月も終わり。時間って本当に早く過ぎてしま
   いますね。子育ても、あっという間に終わってしまいます。
   
    さて、今日は、先日のお母さんからの二つ目の質問にお応えする
   つもりでしたが、みなさんからのご意見もないので、少し後回しに
   しようと思います。性の問題って、話しにくいですか。質問をくれ
   たお母さんには、私の考えをお返事しています。みなさんのご意見
   も聞いてみたいので、また、お時間があったら、お便りください。
   
   
    さて、今日は、6年生の授業の中で話したことです。
   
          (^o^) 社長と社員
   
    6年生の算数の授業。この時期の6年生は、6年間の学習のまと
   めに入ります。算数でも、6年間を振り返り、復習をいかに楽しく
   やるかがポイントになります。
   
    算数の授業は1年間を通して、最初の5分間をドリル練習に当て
   ています。必要な計算練習などをその時間に行います。
   
    これだけでもぐんと力はつくのですが、やる気のある子は、その
   5分間で成果をだすために、さらにその練習を家でやります。こう
   いう子は本当に伸びます。
   
    いつもは、こちらが、どんなドリル練習をするかを指示しますが、
   復習の時期に入ったので、「5分間を自由に使いなさい」と指示し
   てありました。
   
    昨日の授業で、子供たちの様子を見ていると、自分の決めてきた
   ページを開いてさっと始める子と、どこをやろうか考えている子が
   います。それを見て、子供達に話をしました。
   
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    社長と社員とでは、どちらがお金持ちか知ってるよね。そればか
   りか、社長には、みんなの好きな自由時間が、社員よりたくさんあ
   るんだよ。ほとんどの人が、お金と自由がほしいと思っているのに、
   どうして社長はあんなに少なくて、みんな社員でいるか、わかりま
   すか。
   
    社長は責任が大きいということが大変で、多分、多くの人は、責
   任を取るということをするのがいやなんだよ。だから、お金も自由
   時間もたくさん手に入るってわかっているのに、社長になろうって
   決意する人が少ないんだ。
   
    みんなの好きな「自由」って、必ず「責任」というものがいっしょ
   にくっついてくるんだよ。人から言われたとおりに動いて生きてい
   るだけの人は責任は問われない。けれど、その人は一生自由になる
   ことはない。
   
    子どもだって同じだよ。たとえば、このドリル。今日からどこを
   やってもいいよ、自由だよって言われて、君はどうしたかな。
   
    今日、見ていたら、ちゃんと自分で計画して、やる場所を決めて
   きた人と、何も考えてこなかった人がいるよ。ちゃんと計画してき
   た人は、いつもどおり5分間集中してドリルをやって力を伸ばした
   けど、考えてこなかった人は、どこをやるのか迷っているだけで5
   分間過ぎていったね。
   
    先生に言われたとおりの場所をやるなら、自分でどこをやればい
   いかを考えなくてもいいし、それで成績が伸びなくても、みんな先
   生のせいにできる。でも、それに慣れすぎて、ずっとそういう生き
   方をしていると、自由を手に入れるチャンスがきても、逃してしま
   うよ。
   
    社長って責任を取るという大変な仕事をするけど、その分、お金
   も自由時間もたくさん手に入る。そのうえ、社員でいるよりも、う
   んとたくさんの人を幸せにできるんだよ。明日からも、この5分間
   は自由にするよ。
   
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    人間にはタイプもあるし、器というものもあると思っています。
   ですから、どの子も「社長」をめざすことがいいことだとは思って
   いません。でも、責任を持つということができるようになることで、
   自由が手に入り、多くの人を幸せにできるのだということは、どん
   なことを生業にしていっても大切なことです。自由と責任について
   の話は、これからもいろいろな例をあげ、ずっとしつづけていきた
   いと思っています。
   
   古い一行日記から
   
   9.30 友達からジュビロ対エスパルスのチケットをいただき、見に
   行った。息子は1試合でも多く見たいのに、チケットを買うのは贅
   沢なことだと思っている。だから、こうしていただくと本当にうれ
   しそうにする。今日は友達のおかげで、中山のゴールを目の前で見
   られた。しかもゴール直後、中山が息子めがけて(いるような方向に)
   走ってきて息子も僕も大満足。

   10.1 明け方が涼しくなってきた。4時、5時に起きると、娘も息
   子も掛け布団を蹴飛ばしている。二人が大人になれば、こんなこと
   もできなくなる。そう思ったのは何年前だろう。本当にもうすぐ大
   人になるんだね。