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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.47     2005/2/6  発行部数 451
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。今日は駿府マラソンの日です。20年近く、10km
   の部に出ています。今日もエントリーしています。お近くの方、い
   っしょに走りませんか。
   
             (^o^) 心の材料
   
    「ありがとうと人から言われたら、君は何と返事をしますか」
    「どういたしまして、と言います」
    「では、どういたしましての前につけるのは、はい、ですか、い
   いえ、ですか」
   
    教室でこんな質問をしてみます。「どういたしまして」は、高学
   年の学級なら、すぐに出てきます。でも、「はい」か「いいえ」は、
   自信を持っていえる子は少ないようです。
   
    「ありがとう」の語源は「有り難い」…そんなこと、滅多に起こ
   らないという意味です。「あなたが私にしてくれたことは、滅多に
   ないめずらしいことです」と言って相手に感謝するのです。だから、
   返事は「いいえ」。「そんなことはありませんよ。みんながしてい
   ることです。」と答えます。
   
    これを知ると子供たちは、きちんと「いいえ」と答えられるよう
   になります。今の世の中、「はい」でも「いいえ」でも気持ちが伝
   わるから、どっちでもいいといえばいいのですが、外国の人に日本
   語を教える先生は、ここを「いいえ」と教えているのではないでしょ
   うか。
   
    先日、子どもたちと総合学習で地下道の掃除をしました。午後3
   時ごろ、6年生の男子5人と1時間くらいやりました。
   
    多くの人が通りましたが、その中で3人の方が「ありがとう」と
   声をかけてくださいました。一人は自転車に乗った中年の女性。も
   う一人は仕事を引退なさっていると思われる年齢の散歩中の男性。
   もう一人は若いお母さんでした。
   
    赤ちゃんを乳母車に乗せてゆっくり楽しそうに歩いてきたその若
   いお母さんは、子どもたちににっこり笑って「ありがとう」と言っ
   てくれました。乳母車は古い形で、子連れ狼みたいな形のものです。
   
    赤ちゃんは眠っていたようです。でも、このお母さんの「ありが
   とう」の声は、きっと赤ちゃんに届いています。このお母さんは、
   こうして歩きながら、「ありがとう」やすてきなあいさつをたくさ
   んしているでしょう。そのたびにこの赤ちゃんの脳に、お母さんの
   やさしい声で温かな言葉が染み込んでいくのです。
   
    脳はやがて、お母さんの言葉を材料にして心を作っていくでしょ
   う。この赤ちゃんは、やさしい声と温かな言葉を材料にしてできあ
   がった心を持った人になるのです。
   
    人間は、お母さんのお腹の中にいる時から、声を感じて生きてい
   ます。そして、生まれ、1年しないうちに、言葉で考えて生き始め
   ます。だから心は声と言葉でできあがります。
   
    12歳までの脳は、まだ100%完成していません。完成はもう
   すぐですが、まだ間に合います。お父さんとお母さんのやさしい声
   と温かな言葉で、お子さんの心を完成させてください。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   古い一行日記から
   
   10.19 人間誰でも悩みや挫折を味わうけれど、結局、自分のこと
   が好きだという人は、何とかやっていける。「自分が好き」という
   のは、何歳の脳に刻み込まれる記憶なのだろう。
   
   10.18 水曜日のサッカースクールの後は、息子はいつも少し不機
   嫌。周りのレベルが高すぎて、ゲームをやるとほとんどボールに触
   れない。金曜日がペルージャで、水曜日はローマなのだと言う。こ
   んなに下手なのに、スクールへ行くのは楽しいらしい。コーチの指
   導法に感謝している。