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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.59     2005/6/11  発行部数 454
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    ワールドカップに行けますね。3回目なのに、日本がワールドカ
   ップに出るなんて、まだ夢見ているみたいな感じです。
   
    では、さっそく始めましょう。
   
           (^o^) トライアングル
   
    呼吸のトレーニング、続いていますか。基本練習って、単純で続
   きにくいですよね。昔は根性でそこを乗り越えるのが当たり前、み
   たいな時代もありました。でも、できることなら、楽しくやりたい
   ですよね。
   
    僕は子供たちにゲームを考えて取り入れるようにさせています。
   自分を楽しませながら力を伸ばしていくのが、いちばん力のつく方
   法だと思うからです。
   
    ただ、間違いやすいのは、子どもにゲームを与えてしまうことで
   す。ゲームや楽しみ方を与えられることに慣れすぎた人間は、折の
   中の生活になれた動物のように餌を待つばかりの怠惰な生き方しか
   できなくなります。怠惰に生きたのでは、日本では幸せになれませ
   ん。自分で自分を幸せにできない人は、人を幸せにすることもでき
   ません。
   
    子どもたちには、ゲームの例を見せますが、目的はあくまでも「
   自分で自分を楽しませる方法を、自分で考える力」を育てることで
   す。大人は子どもに餌を与えつづけるのではなく、餌のとり方も教
   えなければいけません。自然の法則です。
   
    さて、では歌の練習の最後です。響きのある声を目指しましょう。
   
    トライアングルという楽器を思い浮かべてください。太い鉄の棒
   を三角形に曲げて、紐でつるし、鉄の棒で叩く楽器です。小学校の
   1年生の教室にもありますね。
   
    よい声を響かせるために、いつもこの楽器をイメージしてくださ
   い。三角形の下の辺がお腹だとして、全体が人間の上半身だと思っ
   てください。
   
    トライアングルは紐でつるし、そっとたたくときれいな音が響き
   ます。力が必要なのは、叩く瞬間だけです。
   
    もし、紐を持たずに、トライアングルをぎゅっと握り締めて叩い
   たら、いくら強く叩いても、音は鳴りません。
   
    歌の声もこれと同じです。息を吐き出すためにお腹に少し力を入
   れます。あとは、喉をはじめ、体中から力を抜いてリラックスしま
   す。
   
    言うのは簡単ですが、やってみると難しいかもしれません。ここ
   に力を入れましょう、と言われたら楽ですが、ここの力を抜きましょ
   う、というのは、意外に難しいのです。特に歌の場合、喉の力を抜
   くというのがとても難しいと思います。力を抜こうとその場所(喉)
   のことを考えると、余計にそこに力が入るものです。
   
    でも大丈夫。先週までの練習を続けてくれた方は、簡単にできま
   す。お腹のことを考えればいいのです。おなかに力を入れることに
   考えを集中させると、自然に喉の力は抜けます。喉のことを忘れて
   しまえばいいわけです。
   
    ついでに口のことも、一度忘れてください。小さな頃、音楽の先
   生に口を大きく開けなさいと言われましたか。それは、練習のある
   段階では必要ですが、今は忘れてください。口をあけようとすると、
   顔に力が入ってしまいます。
   
    これまでどおり、お腹のことを考えて、「小さな恋の歌」を歌っ
   てみましょう。ただし、今日は、自分の声がトライアングルみたい
   に胸や顔や頭に響いていることを感じたり、想像したり、楽しんだ
   りしながら、です。
   
    ここまでのことをていねいに続けていけば、歌はどんどんうまく
   なります。
   
    もっとがんばれる人に、もうひとつ。
   
    ハミングってしたことありますか。「ム〜〜〜」と口を閉じて音
   を出す方法です。これが、声をよくするとってもよい練習になりま
   す。
   
    くちびるを閉じてください。上下の歯は合わせないですき間をあ
   けます。その時に、力が入らないように注意します。そして、ハミ
   ングしてみてください。口や鼻の周りがむず痒くなりましたか。そ
   の痒さが、トライアングルのようにきれいに響いている証拠です。
   
    むず痒さを感じたら、そのむず痒さが鼻から目の間の方に登って
   いくように音の出し方を工夫してください。少しでも上に上ってい
   ったと感じられたら、この練習はよい方向に向かっています。その
   まま頭のてっぺんの方まで振動のしているのが感じられたら、もう
   今までとは見違えるようなよい声で歌えるようになっているはずで
   す。(頭のてっぺんの振動までは、一夕一朝にはできないと思いま
   すので、根気強く続けてください。)
   
    歌がうまくなる細かいテクニックはまだありますが、今日お話し
   た所までがんばってやれたら、歌に自信が持てるようになるはずで
   す。リラックスしたトライアングルのお腹にぽんと力を入れて歌う。
   このイメージをいつも持って歌いつづければ、聞いている人も気持
   ちのよい歌を歌えるようになるはずです。イメージはトライアング
   ルです。
   
    歌に自信が持てると、授業中の発表も積極的になります。そうす
   ると顔もどんどんよくなっていきます。顔がよくなると、歌がうま
   くなります。歌がうまくなると、さらに自信が持てて、人生、生活
   の好循環が始まります。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   古い一行日記から
   
   12.10   匿名の「文句を言う電話や手紙」はたくさん学校に来る。
   多分その人たちは,昨日の老人のような感謝や感激の手紙は書いた
   ことがないだろう。自分が損か得かでものを考えるのは、3歳までの
   幼児だけで十分だ。多くの大人が,3歳児から成長していない。
   
   12.9   最近,学校に2通の手紙が来た。「田んぼに落ちた時、5
   年生の男の子に助けてもらいました。」「バスで2年生の子に席をゆ
   ずってもらい、うれしゅうございました。」どちらも老人からだ。
   この国の老人の心はまだ死んでいない。