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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.78     2005/10/29 発行部数 1026
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    10月もあっという間に終わってしまいました。急に冷え込んで
   きましたが、体の調子は崩していませんか。
   
    76号で、『食育のススメ!家庭の食事で育児は決まる』という
   メルマガをご紹介しました。
   
    ちょうど、「食育」について、静岡新聞で特集がありました。食
   事について教えるのか、食事を使って育てるのか、私にはまだよく
   理解できません。でも家族の食事が子育ての中心にある重要な項目
   であることは確かなので、少し「食」について考えてみましょう。
   
    以下は、静岡新聞2005年10月23日に掲載された私の文で
   す。
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    小学生の私は酢豚の肉が嫌いで、その日、時間内に給食を食べ終
   わることができませんでした。先生は食べ残すことを許してくれず、
   その後、一人で食べ続けました。多くの水といっしょに最後の肉を
   飲み込んだのは、午後4時。食器を持って給食室に行くと、「全部
   食べてくれたんだね。ありがとう。うれしいよ。」と調理員さんが
   にこにこして待っていてくれました。自校給食のため、調理員であ
   る友達のお母さんが、この給食を作っているところを、私たち子供
   は毎日見ていました。大変だったけど全部食べてよかったと思った
   ことを、40年経った今でも思い出します。

    日本で暮らす外国人の家族が鶏料理をするところをテレビで見ま
   した。子供を含む家族全員で神様と鶏に感謝の祈りをし、お父さん
   が鶏をしめ、家族みんなで解体し、調理しました。幸せそうな食事
   風景でした。

    子供の食事は誰かが作ったものです。その材料は私たちが地球よ
   りも重いと思っている「命」です。食育というのは、いろいろな内
   容を含むものでしょうが、何よりもまず、その食事を作った人、そ
   して食料となった命への感謝ができる人に育てたいと思っています。
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    好き嫌いの多い子供は、毎年クラスにたくさんいます。どんな指
   導をするか、お父さんお母さんと話し合います。家庭によって考え
   方がいろいろで、私も自分の考えを伝え、折り合いのつく部分で指
   導します。
   
    ある時、デザートのプリンか何かを先に食べてしまい、嫌いなお
   かずを残した子を叱ったら、お母さんからクレームが来ました。「
   学校は食べるものの順序にまで口を出すのか。デザートを最後に食
   べなければいけないきまりでもあるのか」
   
    私は以下のように説明しました。

   ○ 食べ物の順序は決まっていません。食べてほしい順番を作った
   人がこだわる時は、懐石料理やフランス料理のように、順番に出て
   きます。いっしょにお盆の中に載せられている食事は、どこから食
   べようと食べる人の自由です。デザートは最後でなければならない、
   なんて法律はどこにもありません。
   
   ○ でも、今回の息子さんは、デザートを最後に食べるべきです。
   デザートに使用されている砂糖と果糖は、吸収が早く、血糖として
   すぐに体を駆け巡るので、満腹信号がいち早く脳に届きます。満腹
   感は脳に届いた血糖値が決定します。そんなものを先に食べてしま
   っては、嫌いなものを食べ始める前に満腹感を感じ、ただでさえ食
   が進まないものを、余計にたくさん残すことになります。ですから、
   今回の息子さんに限っては、デザートを先に食べては絶対いけませ
   ん。
   
    食育、給食等で困っていたり、疑問に思っていることはありませ
   んか。この紙面でみんなでアドバイスし合って解決できるといいな
   と思います。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   
   古い一行日記から
   
   3.25        つぼみの会の春の懇談会。3年前、この会を
   なくしちゃいけないと思って、会長を引き受けたときは、ほんとは
   途方にくれる想いだった。でも、この3年間、いろいろな人が本当
   に一所懸命やってくれるからこの会が存続していくのだと、心に染
   みるようにわかった。