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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.98     2006/3/18  発行部数 1147
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。私の勤める学校は16日が卒業式でした。1回だけ、
   泣きそうになった場面がありました。
   
    さて、春休みシリーズ第2弾です。
   
        (^o^) 末は博士
   
    末は博士か大臣か。そんな言葉も聞かなくなった今日この頃の日
   本。博士、大臣に魅力がなくなったのか、価値観の多様化がそうさ
   せているのかわかりませんが、社会が目標を失っているのは悲しい
   ことです。
   
    と、そういう屁理屈を言いたいのではなくて、春休みのうちに、
   お子さんを博士にしましょう、という話です。
   
    昔、ポケモンが流行った時、子どもたちはポケモンの名前を信じ
   られないようなスピードと量で覚えていきました。
   
    それ以前も、それ以後も、いろいろなものが流行るたびに、子ど
   もたちがものを覚える天才であることを実感しました。多分自分も
   そうでした。でも、何を覚えたか忘れました。おとうさんやお母さ
   んの頃は何が流行って何を覚えましたか。
   
    小学校4年生までは、自分が気に入りさえすれば、何の理屈も脈
   絡もないものをいとも簡単に暗記します。この時期までは、時間の
   ある限りものを覚えさせてしまうのがとてもよいことだと思います。
   
    では、何を覚えさせるか。まず、ポケモンのように流行のもの。
   これは楽しいし友達も増えるのですが、これに力を入れさせても博
   士にはなれません。多くの子どもが知っていることなので、飛びぬ
   けた天才には見えないからです。
   
    それなら、上の学年で勉強すること。算数の公式…、これもだめ
   です。先を走っておいしい思いができるのは、走り続けている間だ
   け。止まればすぐに追いつかれます。いずれみんなが普通に知るこ
   とを、少しくらい先に知っていても、意味はありません。
   
    では、何博士にしましょう。
   
    自然のものの名前をたくさん知っているなんて、素敵ですよ。
   
    ・花の名前 ・木の名前 ・鳥の名前 ・魚の名前
    魚の名前は、食材の一つとして覚えてもいいですね。食材だった
   ら、野菜の名前というのもあります。
   
    私は幸せの師匠から「空の名前」という本をもらいました。風に
   も名前がありますね。季節のいろいろなできごとに、日本人は素敵
   な名前をつけてきましたから、それを覚えてもいいでしょう。
   
    お子さんを博士にしてくれる師匠はどこにいるでしょう。
   
    花の好きなお母さんと話を毎日していれば、子どもは花の博士に
   なります。つり好きのお父さんとの話が毎日はずめば、子どもは魚
   博士になれます。
   
    親戚、近所のおじいさん、おばあさんは知識の宝庫です。お父さ
   ん、お母さんがそういう人たちと仲がよければ、お子さんはそうい
   う方々とたくさん話をし、知らず知らずのうちに博士になっている
   でしょう。
   
    親が多くの人となかよく話す。これも必要な子育てです。親が多
   く人とおしゃべりすることで、親だけでは獲得できない世界が子ど
   もの前に広がるのです。
   
    春休み、お子さんと「師匠」を会わせてください。日頃あまり行
   っていないおじいちゃん、おばあちゃんの家に、1週間くらい預け
   てみませんか。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   古い一行日記から
   
   6.28         選挙が近づくと、○○後援会事務所という
   立て看板が目に付くようになる。立て看板のせいで道路の見通しが
   悪くなっている場所もあるが、その時点で、その候補者はだめでしょ
   う。
   
   7.1          僕の子供の頃は、手で洗っていた洗濯物が
   自動できれいになったり、氷を買いにいって冷やしていた冷蔵庫が、
   台所で自分で氷を作ったり、人間のすごさを毎日のように見せられ
   ていたから、創ろうという気持ちが自然にわいていた。
   
   6.30         生活科の授業を初めてやっている。何故、
   生活科なんてあるのだろうといつも思っていたが、実際にやってみ
   て、その理由がわかった。日本がこんなにだめになっているなんて
   思ってもみなかった。