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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.106     2006/5/14  発行部数 1158
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。今日は母の日。すてきなエピソードを待ってます。
   
        (^o^) 1、2、たくさん
   
    3以上の数字がない部族がいる、という話を聞いたことがありま
   す。3以上の数は、どれも「たくさん」と呼ぶそうです。真実かど
   うか、たとえ真実だとしてもいつの時代のことなのか、まったくは
   っきりしませんが、この「1、2、たくさん」を教室のいろいろな
   場面で使っています。
   
    新しい漢字を覚える時、3回だけ、気持ちを込めて書かせます。
   おぼえようという気もなく100回書くよりも、こちらの方が絶対
   しっかり覚えます。字形を美しく書くためには、工夫しながら何百
   回も書かなければいけませんが、その漢字を覚えるためだけなら、
   じっくり3回の方が、しっかり覚えられます。
   
    その場で3回覚えたら、その夜、また3回、そして週末に3回書
   けば、もう忘れません。(バックナンバーの脳の話をお読みくださ
   い。)後は、日頃書く文に使っていけば「一生物」です。
   
    私の音楽の授業では、新曲も3回で覚えることになっています。
   1回目で全体像をつかみ、2回目で印象的なフレーズをいっしょに
   口ずさみ、3回目に全部を口ずさみ、4回目は前から知っていた曲
   のようにしっかりした発声で歌います。
   
    各回の前に、歌詞を充分読ませて理解させたり、歌の形式(バッ
   クナンバーの小さな恋の歌をごらんください)をつかませたりする
   必要はありますが、多くの歌に接し、慣れてくると子どもたちはこ
   れで1曲歌えるようになります。あとは漢字の学習と同様、普段、
   朝の会などで時々歌います。
   
    学校の勉強も宿題も、時間をのばそうと思っても物理的な限界が
   あります。また、時間が延びるほど集中力が薄くなるという悲劇も
   生じます。質を高める方法や、質を高めようとする気持ちを教えて
   あげることが重要です。
   
    授業中、発表するのが苦手な子がいます。いろいろな工夫をして
   何とか1回発表できたとします。その子はそれで乗り越えられるか
   というと、なかなかうまくいきません。1回目の壁は大きいのです
   が、2回目の壁もなかなか大きいのです。だから、気持ちが熱いう
   ちに2回目の発表ができるようにしてあげなけれはいけません。
   
    2回目の発表ができてほっとしたら、すかさず3回目の発表がで
   きるようにしてやります。短い期間のうちに3回発表できると、も
   う自分は前から発表ができる子であるような気になれます。
   
    もし、発表できないと悩んでいるお子さんが、家で「今日、発表
   したよ」とうれしそうに言ったら、2回目3回目まで発表できるよ
   うに、おもいきりほめて、持ち上げ、涙を流さんばかりに喜んでく
   ださい。3回目の発表ができたら、あとはほうっておいても大丈夫
   です。
   
    「1、2、たくさん」他に使えることがあったら、教えてくださ
   い。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   
   古い一行日記から
   
   7.29          生活する中で、やはり自分の話を聞いて
   くれる人がほしい。周りから無視をされているのではなくて、自分
   が相手の話を聞く側になってしまっている、という人は多いのでは
   ないだろうか。
   
   7.28          とても珍しいことに、車のラジオから「
   ワインの匂い」が流れてきた。ついいっしょに歌ってしまう。信号
   待ちの対向車を見たら、その人もいっしょに歌っていた。信号が青
   になってすれ違いざま、ちらっとお互いを見て、僕もその人もにや
   っと笑った。