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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.111     2006/6/18  発行部数 1175
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。昨日歌を聴いてくださったみなさん、ありがとうご
   ざいます。雨の具合はどうですか。突然豪雨もやってきそうですね。
   外で遊べない子どもたちも大変です。外で遊びたいといらいらして
   いる子は元気いっぱいに育つ子です。
   
           (^o^) 漢字シャワー
   
    以前、お話したことがありますが、漢字の学習について改めてお
   話します。
   
    今、私の担任する学級(6年生)では漢字の学習を次のようにし
   ています。
   
    新出漢字の担当を子ども全員で分担する。
    1学期分の新出漢字をみんなで分担すると1人1〜2文字を担当
   することになります。
   
    自分の担当する漢字を調べてきて、国語の時間に説明する。
    1時間の授業につき2文字ずつ説明します。
   
    説明を聞いた後、漢字ドリルを使って、4回ていねいにその字を
   書く。
   
    週に1度、月曜日に漢字テストを行い、満点を取れなかった子は、
   次のテストまで、1日100字の書き取り練習を宿題としてやって
   くる。
   
    宿題の書き取りは、私がチェックした後、当番の班がチェックし
   て、上手だと思った字に丸をつけて本人に返す。
    当番は日替わりで1日9〜10人なので、一人が担当するノート
   は3人分ほどです。
   
    その他の漢字学習として、以下のようなことをしています。
   
    1つ目は、国語以外の教科書を読む。
    国語の教科書をすらすら読める子が他の教科書はうまく読めない
   という場合が意外に多くあります。教科、分野によって使われる言
   葉が違うからです。
   
    2つ目は、100文字ほどの新聞記事にふりがなをふる。
    これまでは、新聞の切抜きを読むという方法をとってきましたが、
   今年は私が新聞社のホームページから抜粋した文で問題集を作って、
   国語の時間みんなで読んでいます。
   
    また、私が漢語を使って子どもたちに話をしたと自分で気づいた
   時は、その字を黒板に書きながら話をします。普通なら「家に帰っ
   たら…」と言うところを「きたくごは…」という漢語を使い、黒板
   に「帰宅後」と書きます。
   
    話をする時はこちらも意識して漢語を使うようにしています。
   
    10年ほどしか生きていない子どもたちの持っている語彙は、大
   人が思っている以上に少なく、偏っています。子供の持っている語
   彙だけを使って話ができるのが、私たちプロの力ですが、意図的に
   語彙を増やしてやることも重要な仕事だと思います。
   
    小学校の担任は授業以外の時間にも子どもの力を伸ばすチャンス
   がたくさんあって、いい仕事だなあと思います。
   
    お子さんの語彙の「ホーム」はお父さん、お母さんです。お父さ
   ん、お母さんの話す語彙はお子さんの中で充分に消化されています。
   
    お子さんが他の大人と接している時によく耳を澄ましていると、
   いつも家庭では使わない言葉が見つかります。そういう言葉を見つ
   けたらお子さんに説明してやってください。お子さんの語彙力はう
   んと広がります。
   
    今まで見た事のない文字が突然出てきて、これは覚えなければい
   けない文字だから、すぐに覚えなさい。こんなふうに言われたらど
   うでしょう。まったく知らない外国の文字をイメージしてください。
   絶対無理に決まっています。
   
    新出漢字をすぐに覚えて書けるようになる子と、なかなか覚えな
   い子の差はここにあります。
   
    新出漢字をすぐに覚えて書けるようになる子は、実はどこかでそ
   の字を読んで、すでにその文字が頭の中に入っているのです。
   
    日頃からたくさんの漢字をシャワーのように浴びている子は、知
   らず知らずその印象が頭の中に蓄積されています。新出漢字を書き
   ましょうと言われた時、すでに頭の中に入っている漢字のイメージ
   と、目の前の文字がつながるのですぐに書けるようになるのです。
   
    お子さんは新聞などの漢字を読めますか。その記事の詳しい内容
   を知ることや自分の意見を持つことは、また別問題と考え、とにか
   くたくさんの文字に触れる機会をお子さんにあげてください。言葉
   をシャワーのようにたくさんかけてやってください。

  
   古い一行日記から
   
   8.10          第8回わくわくファミリージャンボリー初
   日。今年、初めて、キャンプへ行くのが、心から楽しいと思った。
   多分、みなさんのご苦労を全部わかるというところに来たからだと
   思う。
   
   8.9          山岳写真家の講演を聴く。話の内容には興
   味はないが、こういう生き方をしている人が目の前に来ると心が触
   発される。僕には、人を触発する力はあるか。
   
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    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.112     2006/6/23  発行部数 1170
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    こんにちは。空調のない学校では蒸し暑さに耐え子どもたちが一
   所懸命に勉強しています。これから7月の上旬にかけてが日本では
   最も小学生の勉強がしにくい時期です。この時期にがんばって学校
   に行き勉強しているお子さんは、とっても偉いんですよ。
   
        (^o^) 最近の不良は好き嫌いが多いらしい
   
    とても声のきれいな先生の音楽の授業を参観しました。歌が上手
   というのではなく(…へただという意味ではありません。その先生
   の歌は聴いたことがありません。)話す声と話し方がとても気持ち
   よく耳に入ってくるのです。
   
    話して伝える時、話の中身の重要性もさることながら、聞いてい
   る人を気持ちよくさせる発声や発音がとても大事だと感じました。
   
    この先生の場合は生まれつきの声のよさもありますが、きちんと
   した発音がとても心地よく耳に響いてきます。
   
    発音は意識して話をすれば直ります。がんばればできること、で
   きたなら自分や人の役に立つこと、そういうことがあるならばやっ
   てみるべきだと思っています。
   
    発音に気をつけるために必要なことは二つ。
   あごの動きと、くちびるの動きです。
   
    あごをしっかりと下ろさないと、「あ」と「お」(あかさたな…、
   と、おこそとの…)の音がはっきりとでません。聞き取りにくい最近
   の不良言葉になります。
   
    あごが動かない人は日頃の食事であごを動かしていないので、あ
   ごの筋肉が足りないそうです。好き嫌いをしてかたい物や繊維質の
   ものを食べないとあごが鍛えられず動きにくくなるのでしょう。
   
    くちびるをしっかり動かさないと、「い」と「う」が聞き取りに
   くくなります。くちびるが動かないということは顔の筋肉がおとろ
   えているということです。普段笑っていないと顔の筋肉は衰えます。
   
    お子さんの話し方、はつらつとしていますか。もし聞きりとにく
   いと感じたり、もっとはっきりしゃべらせたいと思ったら、食事と
   笑顔からやり直してみませんか。
   
    明るく楽しい家族の食卓がお子さんの話し言葉を直し、お子さん
   の人生をよい方向に向かわせます。
   
  
   古い一行日記から
   
   8.12          わくわくファミリージャンボリー最終日。
   また、今年もいろいろな人と新しく知り合いになれた。みなさん、
   お疲れ様。若いお母さんが「お父さんも一緒に参加するように説得
   できない」と言っていた。男が親であることを放棄するのなら、こ
   の国は、死ぬ。
   
   8.11          「あめ」のコンサートが良かった。僕が
   21歳の時は、やっぱり、自分の力を信じていて、将来を不安に思う
   ことなんてなかった。不安もあったのだろうけど、希望がそれを上
   回っていたのだろうか。いろいろ悩むのに、いつも結論はよい方に
   考えてしまう。いまだに。
   
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    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
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    vol.113     2006/7/1  発行部数 1170
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    ベスト16が出揃い、ここからワールドカップ、という感じです。
   でも、仕事のことを考えると生中継を見ていられないのが残念です。
   自分の技術をチームのためにどう生かすか、ということを考える上
   で、ブラジルの今のロナウジーニョ選手は世界最高です。
   
        (^o^) みなれる、みみなれる
   
    漢字学習の話の続きです。
   
    毎週1回漢字テストをしています。このテストで満点をとれば、
   1週間漢字書き取りの宿題はなし。
   
    これまで7回行い、満点をとったのは二人の子がそれぞれ1回ず
   つ。難関です。
   
    先日は「みとこうもん」という問題を出しました。水も戸も黄も
   門も、低学年で覚える漢字です。だから全員書けるかというと、そ
   うではなく、書けない子の方が多かったのです。
   
    水戸黄門、字面も見たことがあるはずです。しかし、それが印象
   的に頭の中に入っていません。
   
    たとえば、水戸黄門という番組を見ながら、家の人と「こうもん
   って変な名前だね」「これは黄色い門だから、おしりのあなとはち
   がうね」「じゃあどういう意味なの」「みとってなに」「場所の名
   前だよ」などという会話が一度でもなされていれば、水戸黄門は書
   ける漢字になっているはずです。
   
    漢字の読みの練習用の新聞記事。「東京為替市場」という字が読
   めずに子どもたちがわいわい言い始めました。するとある女の子が
   一言「かわせしじょう、でしょ。ニュースでよく言ってる」
   
    この子の目には「為替市場」、耳には「かわせしじょう」がしっ
   かり入っていました。
   
    テレビ、ラジオのある家にいれば、この言葉は必ず目と耳に入っ
   ているはずです。しかし、脳の箱にしまわれていない。もし、関連
   したことについて、家族の会話があれば、確実に目と耳を通って脳
   の箱にしまわれるでしょう。
   
    私の学級では、漢字ドリルという参考書と書き取りノートという
   ノートを使って、新しい漢字を学習します。
   
    この段階で覚えるのは、筆順、美しい形だけです。読み方、使い
   方は、ドリルと書き取りノートだけでは絶対に覚えられません。
   
    漢字学習にもっとも重要なのは、見慣れること、耳慣れること
   です。
   
    大人の会話は、漢字学習の宝庫です。お父さん、お母さんが「こ
   の言葉をこの子は知っているかしら」と時々思うだけで、お子さん
   の漢字力は数倍に膨れ伸びていきます。
   
  
   
   古い一行日記から
   
   8.16          パソコン研修会に参加した。正直なとこ
   ろ、小学生にパソコンはいらないと考えている。日本経済を立て直
   した電子産業が、子供へのゲーム機を作ることで、日本の未来を半
   分壊してしまった。子供は全員、神様の出したなぞなぞに挑戦しつ
   づけなければ、国の未来はない。
   
   8.15          エコパで初めてゲームをみた。代表対オ
   ーストラリア。俊輔を見に行ったんだけど・・・。前にも書いたけ
   ど、トラック越しのフィールドは、やたらに遠い。可動式客席と聞
   いたとき、トラックの上まで客席が出ると勘違いしていた。専用球
   技場を持たないのでは、僕はサッカー王国静岡の出身ですって、他
   県の人に言いにくい。お金がないのはわかるけど。
   
   8.14          何かを聞かなくてはと思い、CD屋に行っ
   た。迷いに迷って、宇多田ヒカルの2枚目を買った。楽曲、歌唱もい
   いのだが、音が変な帯域に密集していて、僕の耳に合わない。
   すぐに手に入れたいCDもなく、買ってみても満足できない。年、か
   なあ。
   
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    vol.114     2006/7/7  発行部数 1167
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    こんにちは。暑いですね。私の勤める学校は児童数が多すぎて、
   1週間に1度しか水泳の授業ができません。トイレの前の風通しの
   悪い教室で暑さに耐えて勉強している子どもたちの姿を見ると感動
   します。
   
        (^o^) 学習のキーアイテム
   
    お子さんは、予定帳を使っていますか。明日の1時間目は国語、
   2時間目は算数…と書くノートです。
   
    もし使っていたら、何のために使っていますか。忘れ物をしない
   ため?もしそれだけなら、とてももったいないと思います。予定帳は
   学習に役立つ重要な道具だからです。
   
    私は毎日予定帳をチェックします。そこに書いてあることを読む
   のが楽しみです。
   
    読んで点数をつけます。
   
    明日の授業の内容が書いてあったら、1点
    内容の書かれ方に授業へのやる気が感じられたら、2点
    ○○が書かれていたら、3点
    ○○であふれていたら、5点
   
    ○○の正体は、まだ子どもに秘密ですので、ここでも秘密にしま
   す。
   
    予定帳を読むと、その子がいかに真剣に授業に取り組み、次の授
   業につなげているかがわかります。
   
    予定帳にこだわる理由がここにあります。子どもの学習の中心は
   授業です。1時間の授業が45分。毎日5〜6時間の授業があるの
   で、合計約4時間。授業以外の生活の中で、毎日4時間学習に集中
   し続けられる小学生はほとんどいないはずです。
   
    この大切な授業をしっかりと脳の部屋に納め、次の授業の準備に
   自然に取り組めるように、毎日の予定帳が力を発揮します。
   
    授業中にいろいろなことを学んだ脳は、それを脳の部屋(箱)に
   しまいます。そのままでは部屋のドア(ふた)はさび付くので、そ
   の後時々あけてやらなければいけません。予定帳はそのドアに差し
   込む鍵です。
   
    今年はこれをし始めて約2ヶ月経ちましたが、多くの子が、自分
   の予定帳に何を書けばいいのかが、わかってきたようです。
   
    ここで実物をお見せできないのが残念です。多分、日本のどこの
   教室にもない、充実した予定帳です。
   
    もしご覧になりたい場合は連絡をください。子どもたちに許可を
   得られたら、コピーをお送りします。多分、許可してくれると思い
   ます。書いた本人にとって将来の宝物になる自慢の予定帳ですから。
   
   
   
   古い一行日記から
   
   8.18          駅での待ち合わせまでに時間が少しあっ
   たので、駅ビルの本屋に行った。まだ読んだことのない宮部みゆき
   にしようかと思ったが、桐野夏生を買った。文庫本「錆びる心」。
   何回か書いたけど、この人、本当に上手だ。読んだことありますか。
   
   
   8.17          切実に欲しい「もの」がなくなっている。
   CD、車、電化製品、楽器・・・これまで新製品が出ると色めきたっ
   てきたことが多いこれらのもので、買いたいものが何もない。欲し
   いのは、作品を作る時間と、作品をほめてくれる人。
   
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    vol.115     2006/7/16  発行部数 1163
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    こんにちは。大雨の被害にあわれていませんか。
   
    先週の「予定帳」にお便りをたくさんいただきました。ありがと
   うございます。私の本のプレゼントよりもお問い合わせが多かった
   ので、ちょっと子どもたちに嫉妬です。(^o^)たしかに、僕の本より
   役に立ちそうですけど。
   
    お問い合わせいただき、住所を教えてもらった方にはコピーをお
   送りしましたが、届いたでしょうか。内容はいかがですか。感想を
   いただけるとうれしいです。
   
    ジョイフルさんには、返信ができませんでした。またお便りをく
   ださい。
   
    さて、今日も私の担任しているクラスの子の話です。
   
        (^o^) 待ちましょう
   
    漢字書き取りの宿題を出し始めて1ヶ月半が過ぎました。私の学
   級の宿題はこれだけです。
   
    私はこの宿題を出すにあたって3つのことをしました。
   
   ・ひらがなのお手本を渡して、平仮名はお手本のように書けるよう
   にしなさいと言う。
   
   ・うまく書けていない平仮名は、その子のくせがわかるように(ど
   こを直せばいいか、本人が類推できるように)赤くペンを入れる。
   
   ・気を抜いた字を書いてきた子は、呼び出して叱る。
   
    私がこわいので、子どもたちは、毎日必死に100文字の書き取
   りをやってきました。ほとんどの子が、毎日まじめにやってきまし
   た。先日、学級懇談会であるお母さんが、1ページ書くのに3時間
   かかっている、とおっしゃっていました。
   
    そして、1ヵ月半、まじめにやってきた子は、どの子も自分で進
   歩が感じられるほど、平仮名が変わりました。
   
    もちろん、どの子も同じレベルの平仮名が書けるようになったわ
   けではありません。
   
    でも、1ヶ月前、とても下手だった子が見違えるような字になっ
   たり、最初から上手だと言われていた子は、大人の上手な人が書い
   たのと変わりない字がかけるようになったり、一人ひとりが大きな
   進歩をしました。
   
    学級懇談会でも2人の子のノートのコピーを見てもらい、その進
   歩をお母さん方にも認めてもらいました。18歳(脳の部屋の増加
   が止まる年齢)までは、誰でも、どんなことでも、がんばれば必ず
   成果が出ます。
   
    が、今日の本題はそこではありません。
   
    とても字が進歩したA君。実は、つい先日まで、最初の字と変わら
   ないへたくそな字だったのです。
   
    A君はとってもまじめな子です。書き取りにも毎日まじめに取り組
   みました。でも、1ヶ月以上、字は変わりませんでした。
   
    ところが、ある日突然、字が変わりだし、数日で瞬く間に進歩が
   現れました。きっと毎日繰り返し、考え抜いて、何かこつのような
   ものを見つけたのでしょう。
   
    乳歯が抜ける頃までの子どもは、いろいろなことをすぐに身につ
   けてしまいます。大人よりずっと優秀です。5歳の子と25歳の人
   が同時に一輪車の練習を始めたら、5歳の子の方が必ず早く乗れる
   ようになります。
   
    5歳と12歳でもその差はおこります。1年生では1日2日でい
   ろいろなことが身につきますが、12歳では1ヶ月かかるのです。
   
    大人は、ついそれを忘れて、「1年生の頃はあんなに頭がよかっ
   たのに、6年生になるとだめになるんだねえ」などと嘆いたりしま
   す。
   
    でも、それは、その子に限ったことではなくて、人間はみんな同
   じなのです。脳は3歳までがいちばんフレッシュでいちばん吸収力
   があり、それ以後は、吸収力が落ちていきます。
   
    でも、やれば確実に進歩します。年齢に応じて、進歩するまでの
   期間の長さが待てれば、子どもたちはみんな望んでいる力を身につ
   けることができるのです。
   
    家族が一度でも嘆いたら、子どもの進歩はそこで終わります。
   
    「○才の頃はすごかった」などと言わずに、お子さんの進歩を、
   年齢に応じて気長に待ってください。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   古い一行日記から
   
   8.20          携帯電話っていざという時、とても便利
   だけど、持ちたいとは思わない。みんな、必要だから持っているの
   かなあ。持っていたいから、持っているのかなあ。僕は貧乏なので、
   あんなにお金のかかりそうなものは、持ちたくないなあ。
   
   8.19          テレビで宮部みゆきの「クロスファイヤ
   ー」を見た。期待通り、まあまあよかった。これで宮部みゆきがわ
   かったわけじゃない。本と映画は、別の作者のものだから。
   
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