ホームページ『季節の小箱』へ   

   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.116     2006/7/22  発行部数 1159
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    こんにちは。雨の被害大変ですね。そちらは大丈夫でしょうか。
   
    今週から日本全国夏休みですね。私の勤める学校は今度の水曜日
   が終業式です。
   
    予定帳へのお問い合わせ、たくさんいただきました。ありがとう
   ございます。もう着きましたか。まだの方は、もう一報ください。
   
         (^o^)ラブレターを交わしていますか
   
    さて、今週は、こんなおたよりをいただきました。
   ***********************************************************
    先生の今日のメルマガを読んで、切実な状態の私の胸に、どかん
   !と来ました。そこで、不躾ながら、私の悩みにお答え頂きたくメ
   ールしました。
   
    一人息子は2月生まれの幼稚園の年長さんです。
   
    息子は何度言っても注意されてることを直せません。私自身も注
   意することに疲れ果ててきました。
   
    理由も分かるように説明しているのに、注意したことは守れず反
   対のことをするのです。
   
    食事のマナーだけでも、ひじをつかないとか、おかず食い(おか
   ずだけを食べること)をしないとか、本当に毎日うんざりします。
   
    幼稚園なので、ひらがなを練習中。ポイントを教えて書かせよう
   としているのに同じ間違いを何度も繰り返すので嫌になってきます。
   
    私自身、子供の頃は字が下手で、中学の頃から真剣に直しました。
   その気になれないのは、まだ恥ずかしいという気持ちが目覚めてい
   ないからなのでしょうか。
   ************************************************************
   
    このお便りに、コメントいたします。
   
    タイトルと違って「速効」ではありませんが、前に紹介した鉛筆
   の幸せを思い出してくれるとうれしいです。
   
    シャープペンを教室で禁止するために、シャープペンの弊害をい
   かに子どもたちにわからせようかと悩んでいた時、師匠がこう言い
   ました。「鉛筆の楽しさを教えてあげればみんなシャープペンは使
   わないよ」
   
    子どもたちは、恥をかかないように「する」のでもなく、禁止さ
   れるから「しない」のでもありません。楽しそうだから、まねをす
   るのです。「学ぶ」の語源は「真似」ですよね。
   
    お子さんは字を書くことが好きでしょうか。まわりの大人は楽し
   そうに字を書いていますか。
   
    夜遅く返ってくるお父さんに、毎晩、楽しそうにお母さんがラブ
   レターを書いていたら、子どもはその横に座って字を書きたくなる
   でしょう。お父さんに愛を込めて、ていねいにゆっくり書いている
   お母さんの字を見たら、自分もゆっくりていねいに書きたくなりま
   す。
   
    お父さんとお母さんが携帯のメールでやりとりするだけでは子ど
   もの字はうまくなりません。ゲームはうまくなるでしょうね。
   
    一家団欒の食卓、お父さんとお母さんが互いに食事のマナーを褒
   め合っていれば、子どもだって仲間に入れてほしくて、食事のマナ
   ーに気をつけます。
   
    子どもは楽しそうな大人を真似したいのです。楽しそうな大人の
   仲間に入りたいのです。
   
    楽しいことをしていれば、いけないことをする時間はなくなる。
   …師匠からはいろいろなことを教わってみなさんにも伝えています
   が、これは、その中でも、そのとおりだと、みなさんからの反響が
   いちばん大きかったことです。
   
    先日、あるお母さんが「私の夏休みの目標は、子どもを叱らない
   日を作ることです」とおっしゃいました。僕はだめですと言いまし
   た。「一日三回以上お子さんに笑いかけることにかえてください」
   と言いました。この場面で師匠の言うことを翻訳するとそうなるで
   しょう。
   
    お父さんとお母さんは今でもちゃんとラブレターを交わしていま
   すか。交換日記でもいいなあ。プロポーズした時、一言の台詞を何
   日も何ヶ月もかかって考えたように、交わす言葉を大切にしていま
   すか。
   
    お父さんとお母さんが恋人同士の頃のようにいつまでも熱い気持
   ちで愛し合っていたら、子どもは絶対よい子に育ちます。勉強もで
   きるようになりますよ。
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   
   古い一行日記から
   
   8.21          携帯電話の電磁波の悪影響を危惧して子
   供には使わせない国もある。日本では子供用と思われるものもある。
   ゲームで失敗している国なのに。
   
   8.23          6月、7月は、新人アナウンサーが短いニュ
   ースを読む。みんな緊張していて、こちらまで緊張する。活舌練習
   のとおりに口をあけているので、新人だとわかる。みなさん、がん
   ばりましょう。