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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.121     2006/8/25  発行部数 1144
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。ヒグラシの声が聞こえます。お子さんにとって、よ
   い夏休みだったでしょうか。
   
           (^o^) もし…だったら
   
    「もし…だったら」これが口癖の子がいました。
   
    「○○をしよう」と誰かが言うと、「もし、できなかったら、ど
   うする」と必ず一言言うのです。彼は必ず否定の未来からイメージ
   しました。
   
    話の腰を折られたような気がして、周りの子はいつも嫌な気持ち
   になりました。
   
    周りの子からは、「ひねくれた子」と見られていたかもしれませ
   ん。
   
    不思議なのは、本人がそれをわかっていて、直したいと思ってい
   ることでした。直したいのなら直せばいいのに、と思ってしまいが
   ちですが、本人にもどうしようもないくらい体にしみこんでしまっ
   ていたようです。
   
    まだ直せるチャンスがあると思い、厳しい指導に切り替えました。
   そして数ヶ月、とうとう「もし…だったら」ではない言葉が出てき
   ました。
   
    彼は前月に続けて、宿題をサボっていることを隠し続けました。
   
    宿題は毎日私が見ますが、日ごとにやってうあるかどうかはチェ
   ックしません。時にはやれない日もあるだろうから、そういう日は
   次の日にそ〜っと2日分出せるように、やってきたかどうかのチェ
   ックは1ヶ月に1度にしています。
   
    来月は必ずやってきます、という彼に、「先月同じように誓った
   のに嘘だった。もう信じない」と私は言いました。
   
    すると彼はいつものように「もしできなかったら、こういう罰を
   自分で与えます」と言いました。そんな考え方だから、君は何もで
   きないのだと私は冷たく言い放ちました。
   
    彼は涙を浮かべて自分の席に戻っていきます。
   
    いつもならここで終わるのですが、この日は違いました。
   
    「来月は必ずできるように、家の中のあちこちに宿題をするとい
   う紙を貼ります。それから…」
   
    初めて彼の口から、「もしできなかったら」ではなく、やりとげ
   るための工夫、アイデアが出てきたのです。
   
    これをていねいにしばらく重ねていけば、彼は変わると感じまし
   た。もともと人の役に立つ力のある子ですから、友達からの信頼も
   厚くなっていくでしょう。
   
    否定の未来を想像することから、彼はすべてを失っていたように
   思えます。見つめる未来はいつも肯定的なものにしよう、と私自身
   も深く思いました。
    
   
   古い一行日記から
   
   9.10 受験勉強で一番大事なのは、何をど
   こまでやれば次のテストで満点を取れるか、という見極めです。そ
   ういうセルフプロデュースについて、学校や塾ではどれだけ教えて
   いるのでしょう。僕は、学校でも教わった覚えもないし、塾も行っ
   たことがないのでわかりません。
   
   9.9 秋の卓球社会人リーグ開幕。1戦目
   で、丁寧についてくるおばさんに逆転負けした。勝負に対してい
   い加減だった。その上、2戦めの練習中に肉離れみたいなのを起こ
   して、試合ができなくなった。自分に対して厳しさが足りない。
   
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    vol.122     2006/9/1  発行部数 1137
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    こんにちは。お子さんは万全の体調で9月を迎えられましたか。
   
         (^o^) ありがとうポスト
   
    今年の教室にはありがとうポストがあります。
   
    ありがとうと伝えたい人に小さなカードを贈るためのポストです。
   
    1日分を日直が集め、いちばん素敵なカードは翌日の朝の会で紹
   介されます。カードはその後、あて先の子の元に配られます。
   
    最初は、「○○を貸してくれてありがとう」という個人的なあり
   がとうでした。
   
    そのうち、「トイレのスリッパを整頓してくれてありがとう」と
   公共のために働く人に気づくようになりました。
   
    しばらくすると、ありがとうの後に、「あなたのおかげで教室が
   とてもきれいになりました」というような一言が続くようになりま
   した。
   
    たった2ヶ月の間に、子どもたちは見る目を広げ、贈る言葉を深
   めました。これがこのカードのいちばんの目的です。
   
    悪いことはすぐに目に付くのに、よいことは見落としてしまいが
   ちです。
   
    それに気づく目を持ち、その視野を広げ、それについて自分の考
   えを持ち、それを相手に伝える。そういう技術がないと、いくら心
   の中が優しくても、誰の役にも立ちません。
   
    心を育てるのは家庭、それを上手に人に伝える技術を学ばせるの
   が学校。そう考えるとそれぞれの場で子どもたちに何をしてやれば
   いいかがはっきりわかってきます。
   
    家庭のような少人数の場所では、ありがとうポストはいりません
   ね。家なら直接言えばいいですもの。でも、作ってみますか?意外な
   発見ができるかもしれません。
    
  
   古い一行日記から
   
   9.12 トイレ話のついでに。トイレの予
   備紙が、トイレ内の高い棚の上に置いてある。家族の中でただ一人、
   自力でそれがとれなかった息子が、楽々ととれるようになった。「
   お父さ〜ん」とトイレから呼ばれることもなくなった。これで、ま
   た、ひとつ、彼を守ってやれることが少なくなる。
   
   9.11             我が家ではトイレで本を読むのは
   禁止だけれど、トイレの数分間はとても集中できるので、時々禁を
   犯してしまう。(大袈裟ですね)「歴史の交差路にて」は、通して読
   むと面倒なところがあるけど、ぱっと開いた数ページを読むと、と
   ても面白い。詳しくは書店で。
   
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    vol.123     2006/9/9  発行部数 1134
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    9月、と数字が変わっただけで、風や空も変わったような気がし
   てしまいます。お近くに秋の気配はやってきましたか。
   
     9月10日(日) 藤枝蓮花寺公園野外ライブ       
                開演/14時(雨天中止)
     季節の小箱は(14:40〜15:10)頃歌う予定です。
   
        (^o^) 玄関美術館
   
    夏休みの作品は学校に飾られましたか。一月くらいすると、家に
   返ってきますね。家に返ってきたお子さんの作品、どうしています
   か。
   
    数年前、家庭訪問をした時に玄関に、そこのお家のお子さんの作
   品が飾られていました。
   
    ふつうのお家の、どちらかというと、せまい部類に入る玄関です。
   そこに少しだけ、お子さんの絵が架けられ、工作の作品が置いてあ
   りました。
   
    お母さんは「私の家の美術館です」とおっしゃいました。その一
   言がとても素敵だなあと思いました。
   
    あとで子どもに聞くと、玄関に自分の絵が飾ってあるのはいい気
   持ちだと言っていました。兄弟バランスよく、新しいものにどんど
   ん架け替えてくれているそうです。
   
    この子達も親になった時、自分の子を大事にするでしょう。そう
   いうことを言葉ではなく、こういう形で子どもに伝えているこの家
   のお父さん、お母さんは素敵です。 
    
   
   古い一行日記から
   
   9.14              遅刻の概念のなかった頃の日本
   の人たちは、どうやって村の会合などをやっていたのだろう。時計
   よりも、もっと正確な空気を読むことが互いにできたのかもしれな
   い。道具は人を進歩させるが、機械は人を退化させる。
   
   9.13              「遅刻の誕生」という本の書評
   を読んだ。「世界一時間に正確な日本人」が生まれてから、まだ、
   わずか100年にも達していないそうだ。夫婦別姓問題が論議され
   ているが、夫婦同姓も明治政府の政策。何をして日本人らしいとい
   うか、日本人全員でしっかり見直しましょう。それが国際化の第一
   歩。
   
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    先週の藤枝蓮花寺池公園のライブに聴きにきてくださったみなさ
   ん、ありがとうございます。自分のステージはよくありませんでし
   たが、若いグループが僕の書いたものを2曲も歌ってくれたので、
   それがうれしかったです。僕より数段上手でした。
   
    次回は僕もうまく歌えるように練習します。9月30日清水エス
   パルスドリームプラザです。
   
         (^o^) お土産なんかいらない
   
    お土産なんかいらない、と子どもが持ってきたものをつき返しま
   した。彼は、家族旅行の時に、クラスのみんなに分けようとお土産
   を買ってきて、教室で分けようとしたのです。
   
    お父さん、お母さんが苦労して稼いだお金で、何の苦労もしてい
   ない君が買ったものはプレゼントなんかじゃない。これが、彼にお
   土産を持って帰らせた理由です。
   
    それが、春のできごとです。
   
    夏休みが終わって、彼はまた、家族旅行のお土産を教室に持って
   きました。今度のお土産は、アルバイトの明細書付でした。
   
    アルバイトといっても、小学生ですから、普通に働けたわけでは
   ありません。彼は親戚の家に泊まり、親戚の家の仕事を手伝ってお
   小遣いをもらってきたのです。
   
    彼から事情を聞いたのでしょう。親戚の方もアルバイト料として
   封筒にお小遣いを入れて渡してくれたようです。
   
    今回は彼がみんなにお土産を渡したいという気持ちを4ヶ月も持
   ち続け、しかも自分で“稼いだ”お金で買ってきた、ということを
   子どもたちに伝え、彼がみんなにお土産を渡すのを認めました。
   
    お土産はうれしいものです。遠くに行った時も、その人のことを
   考えていたという印ですから。
   
    そのプレゼントをしようと相手を思う時間。そのプレゼントを手
   に入れるために走り回ったり、お金を稼いだりする時間。プレゼン
   トをするというのは、自分の時間を相手のために使うということだ
   と思います。その時間の長さと深さがプレゼントの重さを決めるの
   ではないでしょうか。
   
    今回の彼の行動によって、プレゼントの意味が子どもたちに伝わ
   ればいいなあと思いました。
    
   
   古い一行日記から
   
   9.19            身の丈以上の欲を持たず、人に迷惑
   をかけないように、と、まじめにまじめに暮らしている人が、テロ
   リストのために命を失うのは、まだ、人類が成熟していない証拠。
   
   9.24            友人の結婚の知らせ。また、一曲か
   けるな、と心が躍る。たとえ相手に迷惑でもね。
   
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    vol.125     2006/9/22  発行部数 1128
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    急に涼しくなってきました。体調はいかがですか。
   
        (^o^) 道に迷ってしまったのですが
   
    東京への修学旅行を前に、子どもたちはうきうきです。今回の修
   学旅行もいろいろな目的がありますが、今年のいちばんの目的は、
   「人と会う」です。
   
    そこで、出会った人と仲良しになる練習をしました。総合的な学
   習では、人にものを尋ねる力を身につけます。
   
    3つの課題を出して、グループ毎に練習し、成果を発表してもら
   いました。
   練習課題は、以下の3つです。
   
   @ 上野公園のグループ学習で道に迷った時に、地図を見せながら
   道を尋ねる。
   
   A 見学先の和菓子屋さんで、和菓子屋さんのお話が終わった後で
   質問をする。
   
   B ディズニーランドで、来園者を楽しくさせる工夫をキャストさ
   んに聞き、ついでにキャストさんと友達になる。
   
    それぞれの発表を聞いた後、どんなことが大切か、話し合いまし
   た。以下は子供たちの意見と私のアドバイスです。
   
   ○ロボットになってはいけない
   ・あらかじめわかっていることでも書いたものをそのまま読んでは
    いけない。
   ・一方的に話し続けてはいけない。
   ・使い慣れない言葉を無理に使わない。
   
   ○自分中心になってはいけない
   ・相手の言うことをきちんと聞いてそれに答えたり、そこから新た
    な質問を生み出す。
   ・視線をあらぬ方向にそらさない。
   ・独り言や、相手に聞き取れないグループ内の会話は絶対しない。
   
   ○失礼な質問はしない
   ・名前を知りたければ、「名前は何ですか」と聞くのではなく、自
    分の名前を名乗る
   
    こんなふうにいろいろな意見が出た中で、ひとつ感激した意見が
   ありました。
   
    Aさんが、「友達になりたければ、自分の知りたいことだけ話すの
   ではなく、あのアトラクションはとってもおもしろかったです、と
   いうように、相手が喜んだり知りたがったりしていることを話すべ
   きだ」と言ったのです。
   
    私も子どもたちも、相手に失礼のないようにとの意識から、あれ
   はだめ、これはだめ、という考え方になっていました。
   
    目標やめあての言葉に「〜ない」という否定形を使わないように、
   というのは、私がいつも言っていることです。私自身がすっかり忘
   れていました。
   
    Aさんのおかげで、自分がまたひとつ進化したような気持ちになり
   ました。これだから、この仕事はやめられません。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   古い一行日記から
   
   9.26 他ページにも書いたけど、ラジオは
   子供の力をつけるのに、とても強力なメディアです。食卓にラジオ
   を置いて、それを耳にはさみながら家族でわいわいやると、小学生
   の力は、格段に伸びますよ。
   
   9.29             コンピューターが身近になり、誰
   でも美しいCGが描けるようになった今、プロの製作者との違いがな
   くなったと思ったら、「アマチュアは現場を知らない。プロは現場
   を知っている」とのこと。僕もプロとして、自分の学級についてな
   ら、誰にも負けない授業案を書ける。
   
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