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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.126 2006/9/29 発行部数 1120
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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明日、10月30日午後2時30分から30分間、清水ドリーム
プラザで歌います。「ここへおいで」「いちばん大事なこと」おぼ
えていただけるとうれしいです。
(^o^) カンニングをしなさい
修学旅行に行ってきました。「人と会う」という目的が充分に達
成できた修学旅行でした。中でも1時間以上にわたってお話いただ
いた「老舗 日本橋日月堂」の安西さんからは、貴重なお話を聞き、
貴重な体験をさせてもらいました。安西さんの話の中にいくつも印
象に残った言葉があります。
安西さんは子供たちに「カンニングをしなさい」とおっしゃいま
した。もちろん、テストで不正をしろということではありません。
よいと思ったものを自分の力で「まねをして、学び取りなさい」と
いう意味です。
日本の教育システムは、本当に素晴らしくて、これが税金だけで
受けることができるなんて夢みたいだと、時々思います。
しかし、あまりに整いすぎていて、黙って座っていると次々に出
てくる懐石料理、フランス料理みたいな部分も感じます。
そういうシステムの中で、子供たちをいかに飢えさせ、自ら食べ
物をとろうとする意欲や意地を持たせるかが日本の教員に求められ
る技術だと私は思っています。でも、とても難しいことです。
「職人の世界は、技を盗むことで一人前になるんだよ」と安西さ
んは子供たちに教えてくれました。毎日いっしょに暮らしている教
員が同じことを言っても子供にはなかなか響かない言葉です。目の
前で、あざやかな手つきで饅頭の餡を生地に包みながら話してくれ
る本物の職人さんの言葉は、とってもかっこよくて、子供たちの心
の中に入っていきます。
私たちの小さな頃は、遊びが「技を盗む」ことを覚える場でした。
テレビゲームも、その攻略本もなかったから、遊びで勝つには、上
手な子の技を盗まなければいけませんでした。勝つ、どころか、技
がなければ遊びに参加することさえできなかったのです。
学校にも、遊びの場にも、「盗む」チャンスが激減している今、
残された場所は、家です。
「父の技」「母の技」たくさん盗むチャンスを与えてください。
料理、家の営繕…、家事の技は、ある日突然、子供の目にかっこよ
く映ります。
かっこいいものをまねして、自分もかっこよくなりたい。こうい
う子供たちの本能は、まだ衰えてはいません。お子さんが、自ら技
を盗んで自分が進歩する快感を知れば、お子さんは一生学び続け進
歩をし続ける人になるでしょう。
職人さんと違って、家事においては、自分がどんな技を持ってい
るかを知るのは意外に困難です。
「君の包丁裁きは、最近素晴らしいね」「あなたのペンキの塗り
方も、なかなかのものよ」互いに褒めあう中に、お父さん、お母さ
んの技は隠れています。今夜、明るい月のもとで、一杯やりながら、
お二人でこんな会話を、どうぞ。
子供たちの見学の様子は安西さんのブログにくわしく書かれてい
ます。
安西さんのブログ
『日本橋と和菓子(日本橋よりアンをこめて)』
http://hello.ap.teacup.com/honda/
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★
古い一行日記から
10.1 半年経っても、まだ小学校へ遊び
に来る中学生がいる。たまには後ろ向きもいいのかもしれないけど、
日本と同じで未来を見ていない。
9.30 高橋尚子選手がすごい記録を出し
た。この人のいちばんすごいと思うのは、期待された結果を出すと
いうところだ。こうなるためには何が必要なのだろう。