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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.131     2006/11/5  発行部数 1107
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。テレビのニュースで紅葉の名所が毎日紹介されるよ
   うになりました。そちらの紅葉のぐあいはいかがですか。
   
          (^o^) アナゴが草の上から
   
    6年生の授業です。国語で「イナゴ」という詩を分析しました。
   1時間いろいろな意見が出て、なかなかよい授業のなりました。
   
    翌日、次の詩に移ろうとしたら、あるグループの話し声が聞こえ
   ました。「何かあるの」と聞くと、「この人が、イナゴってアナゴ
   みたいなの?と聞いてくるんですけど」と子どもが答えました。
   
    「イナゴってどういうのか、わかるよね」と、みんなに聞くと、
   ほとんどの子が大きくうなづきましたが、よく見ると、うなづいて
   いるのは全員ではありません。
   
    ということは、前回の1時間、イナゴがどういうものかわからな
   いまま、詩を読んでいた子がいたわけです。イナゴとアナゴ、たし
   かに1文字違いです。子どもたちの生活の中での認知度は、アナゴ
   のほうが断然上です。
   
    そういえば、解釈する中で、イナゴって食べられるんだよね、と
   いう意見も出ていました。アナゴは食べ物として認知されているで
   しょうから、1時間の授業中、何人かの子はアナゴのような生物が
   草の上で、作者を見つめている図を想像しながら、みんなと話し合
   いをしていたわけです。
   
    先日、「論」という新出漢字のテストで、「相対性理論と量子力
   学」という問題を出しましたが、正解の子はいませんでした。どれ
   も簡単な漢字です。漢字ひとつひとつは書けるのに、言葉を知らな
   いので書けません。
   
    親より背の高くなった6年生といえども、まだこの世界に生きて
   たった12年。文字を認識してからは6年ほどしか経っていないの
   です。
   
    うっかりしていると、大人びたことを話す6年生が何十年も生き
   ている大人と同じくらいの量の言葉を知っていると錯覚してしまい
   ます。でも、彼らが知っている言葉は、大人の知っている言葉の何
   十分の一か、で、しかもそれぞれの生活環境によって偏りがありま
   す。
   
    それをいつも忘れずに、子どもに話しかける必要があります。叱
   っている時興奮して、子どもが知らない言葉を使っていませんか。
   
    また、同時に、脳が完成するまでの間に、子どもたちにたくさん
   の言葉を教えたいものです。戦後の教育が詰め込み主義という名前
   で批判されて久しいですが、脳の発達段階を考えると、詰め込んだ
   方がいい時期と、そうでない時期があるように思います。
   
    とりあえず、お父さん、お母さんが知っている言葉はみんな教え
   てください。アナゴはどういうもので、イナゴはどういうものか、
   というイメージを添えることを忘れずに教えてくださいね。(^o^)
   
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   古い一行日記から
   
   10.17 ジュースは、T型糖尿病の低血
   糖発作を止めるのにとても役に立つ。しかし、最近低カロリーのも
   のばかりが出回っていて、低血糖をとめられない。低カロリーじゃ
   ないものがほしい人もいるのです。少数派は生きにくい。
   
   10.16             今朝は大きな虹が出ていたね、と
   いう話題についていけない。ずっと下を向いて生きていたのだろう。