ホームページ『季節の小箱』へ   

   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.134     2006/11/25  発行部数 1237
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    こんにちは。今、季節はずれの風邪が学校で流行っています。ウ
   ィルス性の胃腸炎も全国的に子どもを襲っているみたいですね。そ
   ちらはいかがですか。数日安静にしていると治るようです。1日余
   分に大事をとって、完璧に治しましょう。

    手洗いで予防できる病気です。口をすっぱくして、手洗いするよ
   うに言いましょう。

    では、先週の続きです。
   
            (^o^) いじめるひまがない 3
   
    子どもたちは1週間真剣に考えてくれたようです。お父さん、お
   母さんにも相談したという子もいました。このクラス、私の投げ掛
   ける問題を子どもといっしょになって考えてくれるお父さんお母さ
   んがたくさんいるようで、うれしくなってきます。
   
   ・学校がライアンを登校させなかったのはいじめだ。いじめは子供
    同士だけじゃない。
   ・相手のことをよく理解しないのがいじめだ。
   
    「ライアンの願い」(静岡県教育出版社発行「心ゆたかに〜6年生
   〜」)を読んだ子どもたちの意見はここに集中しました。確かにその
   とおりです。
   
    「私の体を五等分に〜池内清消防指令補の手記より〜」の読解に
   はみんな苦しんだようです。でも、「必死になって救助活動をする
   消防隊員に、もっとはやくやれと文句を言った人がいるけど、そう
   いうこともいじめである」と何とかがんばっていじめと結び付けて
   きた子がいます。本当によく考えてくれます。
   
    確かにそれもそうです。でも私がこの話を取り上げた意図は違い
   ます。
   
    答えを言おうかなと思った時に、ある女の子が発言しました。
   
    「前に先生が、忙しいと悪いことをしなくなるっていったけど、
   ライアンを受け入れた高校の人たちはエイズの勉強をしたり、設備
   を整えるのに一所懸命だった。池内さんは体がぼろぼろになるくら
   い活動を続けた。高校の人たちも池内さんも、人をいじめる暇があ
   りません。」
   
    ずっと以前、私がぽろっとこぼした言葉を彼女は覚えていてくれ
   ました。教える側の人間にとってこんなに幸せなことはありません。
   
    彼女の言うとおり。よいことをしたいと忙しい毎日を送っている
   人には、いじめなどをしている暇がないのです。人を助けたい、こ
   ればかり思っている人の心の中には、いじめという言葉そのものが
   存在しません。
   
    いじめをなくそうと言っている限り、いじめという言葉は心から
   消えません。心から消えないものは、この世界から消えないのです。
   
    いじめという言葉がチーム全員の心の中から消えてしまえば、い
   じめはなくなります。全員がいつも青い空の方を向いて、人のため
   に忙しくしていれば、このクラスからいじめはなくなるのです。
   
    これでいじめの授業は終わりです、と言いたいところですが、実
   は肝心なことがひとつ抜けています。いつも青空を方を向いていら
   れるためには、どうしても必要なことがあるからです。
   
    それはなんだと思う?来週までに考えてきて。そう言って、この
   日の授業を終わりました。(次号に続きます)
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   古い一行日記から
   
   10.28           父母との面接で「先生は、子育ての先
   輩だから」と言われた。教員をやっているからではなく、自分の子
   を育てたから、クラスの子どもたちの親にアドバイスできることが
   たくさんある。「教員として、そして、子育ての先輩として」自分
   を見てくれている父母は、僕のアドバイスも役立ててくれていると
   思う。
   
   10.27           久しぶりの完全休業日。障子を6枚張
   り替えた。なかなかうまくいったのでちょっとうれしい。プロはこ
   れをほんの少しの時間で完璧にやるんですね。僕は半日かかってし
   まった。