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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.146     2007/2/17  発行部数 1195
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。インフルエンザが流行りだしてきました。お子さん
   の体調はいかがですか。
   
    では、今日は私の失敗話から。
   
           (^o^) すみをふく
   
    職員室の掃除をしている子の指導は、職員室の先生におまかして
   いますが、時々見に行くこともあります。
   
    先日はちょっといじわるして、水ぶき雑巾を手に職員室に向かい、
   職員室の床のすみを拭いてみました。
   
    「みんな、一所懸命やっているつもりかもしれないけど、すみに
   はこんなに埃が溜まっているよ」というのが目的です。
   
    ところが、私の雑巾にはほこりがつきませんでした。子どもたち
   がすみまでしっかりと掃除をしてあったからです。
   
    「失敗したなあ」と思いました。私は、彼らの掃除をしっかり見
   ていなかったのです。毎年ここまでしっかりやっている子はいない
   から、今年もきっと同じだろうと子どもたちを軽く見ていたのだと
   思います。
   
    去年とは違う子どもたちなのですから、行動も違って当たり前で
   す。
   
    今年の子どもたちは、私の予想以上に掃除をきちんとできる子ど
   もたちでした。
   
    小学生の成長はとてつもなく早いので、同じ一人の子が半年前と
   は別人のように立派になっていることだってよくあります。お子さ
   んが予想以上に成長しているのに気づき、うれしい驚きを味わった
   ことはありませんか。
   
    育っている途中の子どもを見る時には、私たち親も教師も、毎日
   新鮮な目を持たなくてはいけないようです。経験を生かすのはとて
   も大事ですが、それに頼りすぎて目を曇らせてはいけないのでしょ
   う。お兄さんがこうだったから、弟もこうだろう、と失敗したこと
   はありませんか。
   
    子どもたち一人ひとりをきちんと見つめていれば、親や教師も成
   長できるような気がします。
   
    「親」とか「先生」をまじめにやっていさえすれば、成長する子
   どもたちと付き合っている間は、自分も成長し続けていける。そん
   なふうに考えると、ちょっとうれしくなります。
 


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    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
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    vol.147     2007/2/24  発行部数 1193
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    こんにちは。この週末は国立大学の入学試験のようですね。大学
   へ行って勉強したいなあという気持ちが小学校時代から順調に育っ
   ていれば、希望の大学に入れます。みなさん、がんばってください。
   
    さて、今日は卒業間近の6年生の話です。
   
           (^o^) ET知ってる?
   
    6年生は卒業式まであと1ヶ月。今日は、歩き方と、礼をしてい
   るところをビデオで撮ってみんなで見ました。
   
    一応2週間ほど前から、所作について説明した紙を廊下に貼って
   おきました。
   
   ○ 気をつけ
   ・あごを引き、まっすぐ前を見る。
   ・体の真横、ズボンの縫い目に中指を添わせるように、自然に指を
    伸ばす
   ・かかとをつけ、つま先を60度ほど開く。
   
   ○ 歩く
   ・あごを引き、まっすぐ前を見る。
   ・手を自然にまっすぐ前後に振る。
   
   ○ 礼
   ・顔、首は固定したまま、腰を30度ほど曲げる。
   ・視線は顔の動きに合わせて下げる。
   
    練習時間も設けたので、ほとんどの子は自信満々で臨んだと思い
   ます。
   
    でも、ビデオを再生すると、教室には笑い声がたくさん起こりまし
   た。この子達は、自分のことも友達といっしょに笑い飛ばせるので、
   すごくいい人生を歩めると思います。
   
    歩く時に、首がETのように前に出ていたり、腕の振り方がおか
   しかったり、注意されただけではわからないけれど、ビデオで見れ
   ば一目瞭然。自分が動く姿を、こんなふうに客観的に見る機会は、
   多分普通の人ではそんなにないはずです。
   
    多かったのは、ひとつの所作から次の所作へ移る時に、一度きち
   んと静止しないので、いい加減にやっているように見えることでし
   た。歩く、止まる、礼をするという一連の動作を、きちんと一度静
   止しないでやってしまうと、心がこもっていないように見えます。
   
    また、礼は、頭を下げて上げるまでの時間が短く、自分がどのく
   らいの角度で礼をしているかもわかりにくいようです。
   
    卒業式というのは、そこにいるだけでも緊張します。ましてやそ
   こで、自分がしっかり動けているか、なんて考えていては、卒業の
   感動を味わう暇がありません。考えなくても自然に動けるようにし
   ておけば、心に残る卒業式になるでしょう。
   
    座る姿勢、箸の持ち方…、生きていくうえで必要なことは、考え
   なくても体になじませておきたいものです。
   
    子どもが学校で教わってきた所作を家族でやってみて、ビデオに
   撮ってみんなで見ると、ちょっと楽しいかもしれません。
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
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    vol.148     2007/3/3  発行部数 1187
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    こんにちは。もう3月になってしまいました。6年生は卒業まで
   もう少しですね。
   
    新学期をむかえるに当たり、質問があったらまとめてお答えしよ
   うと思います。
   ・3学期の成績がこうだったけど、新しい学年では、何に気をつけ
    ればよいか?
   ・新しい先生との出会いはどんなことに気をつければいいか?
   など、気になることがありましたら、メールをください。
   
    さて、今日も6年生の教室でのできごとです。
   
          (^o^) 運がいい人
   
    「運がいい人と悪い人っていると思うか」と質問しました。
   
    すると何人もの子が、
   ・運というのは、いい時と悪い時があってみんな平等
   ・幸運はみんなにやってくるけど、それを見つける力を身につけて
    いる人が幸運をつかめる
   と言いました。「平等説」です。
   
    私もしばらく前まで、そう思っていましたが、最近、いろいろな
   本を読んだり、自分の人生を振り返ったりするうちに、考えが変わ
   りました。そこで、それを子どもたちに知ってほしいと思いました。
   
    それで最初の質問です。
   「今年、自分は幸運だったか。今夜一晩考えて、その理由も書いて
   おいで」
   
    次の日、全員が2、3行ずつ、今年の自分を振り返って書いてき
   ました。
   
    数人、いいことも悪いこともあった、と書いていましたが、他の
   ほとんどの子は、「今年は幸運だった」と書いてきました。
   
    中に
   Aさん「病気で1ヶ月以上入院した」
   Bさん「漢字テストで1問間違えただけで、テスト直しをすること
   になった」
   と書いてきた2人がいます。
   
    解説をすると、
    Aさんは、突然病気になり、1ヶ月以上入院し、2学期の終わり
   ごろを棒に振ってしまいました。3学期には元気に復帰しました。
   
    3学期の初めに静岡県では定着度テストというのをするのですが、
   そこで1問でも漢字の問題を間違えた者は、この1年のすべての漢
   字テストの再テストをするという罰を設けました。Bさんは、1年
   間漢字の勉強をがんばってきたのですが、なぜかうっかり1問間違
   えてしまい、14枚の再テストを受けることになったのです。
   
    実は、AさんもBさんも、自分は幸運だったと書いてきました。
   
    「入院したおかげで、たくさんの友達に励まされ、友達の大切さ
   がよくわかった。この入院を機会に、今までそれほど親しくなかっ
   た友達とも仲良くなれた。幸運だった」とAさんは書いてきました。
   
    「あの1問を間違えたおかげで、今年1年の漢字の復習ができる。
   幸運だと思う」とBさんは書いてきました。
   
    これを読んで、すごくうれしくなりました。大人だって、こんな
   考え方は簡単にはできません。
   
    きっと、お父さんとお母さんが、12年間、こういう考え方でこ
   の2人を育ててこられたのだろうと思います。なんてすてきな子育
   てでしょう。
   
    この2人の考え方が、私の言いたかったことに大きく関係します。
   
    私の言いたかったのは、
   「運のいい人と悪い人というのはいる。しかも、運のいい人はずっ
   と運がいい」ということでした。(次号に続きます)
   


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    vol.149     2007/3/9  発行部数 1185
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    こんにちは。昨日、大学の合格発表があり、息子が家を離れて進
   学することが決まりました。娘はこの3月で大学を卒業しますが、
   そのまま大学のある町に住むようで、4月から子どものいない生活
   が始まります。
   
    子育ての最中は大変なことも多いと感じ、早く楽になりたいなど
   と感じたりしたこともありましたが、終わってみるとあっという間
   のできごとでした。
   
    ああすればよかった、こうすればよかったと、悔やむこともたく
   さんあるのですが、すべてが運命だと思って、4月からの生活をし
   っかりしようと思います。
   
    子育て真っ最中のお父さん、お母さん。今が「家族の時代」一瞬
   一瞬が宝物です。
   
    一度、『季節の小箱〜第1集 家族の時代』を読んで感じていた
   だけるとうれしいです。
   
    では先週の続きです。
    
            (^o^) ずっと運がいい
   
    この後、子どもたちに話したことを要約します。
   
   *******************************************************
   
    君に起きる出来事は、運がよいとか悪いとかという性質は持って
   いない。ただ、そういうことが起こったというだけだ。この言い方
   でわかりにくければ、ひとつの出来事には、運がよかった面と悪か
   った面があると考えればいい。
   
    Aさんが学校に来られなかったのは、運が悪いことのように見え
   る。でも、そのおかげで友達のありがたさがわかったり、友達が増
   えたりしたことは運がいいことだ。
   
    漢字の再テストをたくさん受けなければならない人は、すごく大
   変なことだから、その点では運が悪いと思える。特に、1年間しっ
   かり勉強したのに、たまたまわからない問題が出たとか、うっかり
   1問書き間違えたとかいう人は、運が悪い。
   
    でも、この再テストのおかげで、実力は大きくアップする。Bさ
   んのように考えれば、これは運のいい出来事になる。 
   
    この2人は、きっと今まで、運がよかったのだと思う。今まで運
   がよかったから、自分に起きた出来事を全部運がいいことだと心か
   ら思うことができる。
   
    こんなふうに今までいいことばかりが起こった人は、自分が運が
   いいと思っているから、必ずいい方から物事を見るようになる。だ
   から、運のいい人はずっと運がいい。
   
    これだけだと、運ではなくて、ただ気持ちの問題じゃないかと思
   うだろう。でも、運にはもうひとつ重要なことがあるんだよ。(次
   号に続きます)
   


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    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
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    vol.150     2007/3/18  発行部数 1180
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    こんにちは。静岡では、この4,5日の間に小学校の卒業式が行
   われます。私の勤める学校は19日の月曜日。インフルエンザにか
   かっている子がクラスに2人いて、ちょっと心配ですが、お母さん
   の話だと、この週末に絶対直して卒業式は出るとがんばってくれて
   いるようです。
   
    この卒業式のために、「いちばん大事なこと」を書きました。子
   どもたちが今までを振り返って、いちばん大事なこと、いちばん大
   事な人を思い浮かべながら歌ってくれたらいいなあと思います。

    録音が終わったので、近々ホームページで公開します。一度聞い
   てもらえるとうれしいです。
   
        (^o^) 幸せは人の手を介して
   
    では、前号の続き、子どもたちへ話したことの要約です。
   
   *********************************************************
   
    たとえば、A君はすごく運のいい人でやることすべて、ついてい
   てうまく行く。反対にB君は何をやってもついていない。ねえ、C
   君、どちらと友達になりたい?
   
    A君、B君を目の前にいる友達の名前で言ったので、C君はB君
   に遠慮しながらもA君と友達になりたいと言いました。
   
    そうだよね。誰だってA君と友達になりたいに決まってる。運がい
   い人には自然に人が集まってくるんだ。
   
    みんなA君の顔とB君の顔を見比べてごらん。2人の運が実際に
   よいのか悪いのかはわからないけど、私が少し言い続けただけで、
   二人の表情は全然違うでしょ。A君はうれしそうな顔になってきた
   し、B君はくら〜い顔になってきた。(B君、変な役でごめんね)
   
    この顔見たら、その人のことをよく知らない人でも、A君を選ぶ
   よね。
   
    私も最近わかったんだけど、幸せって必ず誰かの手を介してやっ
   てくる。
   
    たとえば、一人きりでがんばってお金をたくさん稼いで、最高級
   の大根を買おうと店に行く。いちばん高い値段の大根が買える。と
   ころが本当にいい大根はそうそう店頭には並ばない。
   
    でも、最高の大根を育てている人と友達なら、その最高の大根を
   その人が喜んで君にただでくれる。
   
    ただでものを手に入れるということが良いんじゃないんだ。
   
    高いお金で売った人はたくさんのお金を手に入れたことを喜ぶけ
   れど、君のことが好きで大根を君にプレゼントしてくれた人は、君
   がもらってくれたことそのものを喜んでくれる。
   
    その人の顔を見たら、君はさらに幸せな気持ちになる。そして、
   君の顔はさらに人に好かれる顔になるよ。
   
    こういうことが人生のいたるところで起こるんだ。どんなにお金
   を稼いでも、一人ぼっちの人の幸せは、たくさんの人と心からつな
   がってる人の幸せにはかなわない。
   
    たくさんの人と心からつながっている人には、その人たちからい
   ろいろなもの(幸運)が贈られてくる。もちろん自分も楽しく贈る
   ことができる。だから、運のいい人はずっと運がいい。
   
    じゃあ、今、運の悪い人はあきらめなくちゃいけないかって?そ
   んなことないように、もう半年も前から脱出の方法を教えてあるだ
   ろう。(次号に続きます)
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
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