ホームページ『季節の小箱』へ
===========================================================
◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.148 2007/3/3 発行部数 1187
===========================================================
『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
===========================================================
こんにちは。もう3月になってしまいました。6年生は卒業まで
もう少しですね。
新学期をむかえるに当たり、質問があったらまとめてお答えしよ
うと思います。
・3学期の成績がこうだったけど、新しい学年では、何に気をつけ
ればよいか?
・新しい先生との出会いはどんなことに気をつければいいか?
など、気になることがありましたら、メールをください。
さて、今日も6年生の教室でのできごとです。
(^o^) 運がいい人
「運がいい人と悪い人っていると思うか」と質問しました。
すると何人もの子が、
・運というのは、いい時と悪い時があってみんな平等
・幸運はみんなにやってくるけど、それを見つける力を身につけて
いる人が幸運をつかめる
と言いました。「平等説」です。
私もしばらく前まで、そう思っていましたが、最近、いろいろな
本を読んだり、自分の人生を振り返ったりするうちに、考えが変わ
りました。そこで、それを子どもたちに知ってほしいと思いました。
それで最初の質問です。
「今年、自分は幸運だったか。今夜一晩考えて、その理由も書いて
おいで」
次の日、全員が2、3行ずつ、今年の自分を振り返って書いてき
ました。
数人、いいことも悪いこともあった、と書いていましたが、他の
ほとんどの子は、「今年は幸運だった」と書いてきました。
中に
Aさん「病気で1ヶ月以上入院した」
Bさん「漢字テストで1問間違えただけで、テスト直しをすること
になった」
と書いてきた2人がいます。
解説をすると、
Aさんは、突然病気になり、1ヶ月以上入院し、2学期の終わり
ごろを棒に振ってしまいました。3学期には元気に復帰しました。
3学期の初めに静岡県では定着度テストというのをするのですが、
そこで1問でも漢字の問題を間違えた者は、この1年のすべての漢
字テストの再テストをするという罰を設けました。Bさんは、1年
間漢字の勉強をがんばってきたのですが、なぜかうっかり1問間違
えてしまい、14枚の再テストを受けることになったのです。
実は、AさんもBさんも、自分は幸運だったと書いてきました。
「入院したおかげで、たくさんの友達に励まされ、友達の大切さ
がよくわかった。この入院を機会に、今までそれほど親しくなかっ
た友達とも仲良くなれた。幸運だった」とAさんは書いてきました。
「あの1問を間違えたおかげで、今年1年の漢字の復習ができる。
幸運だと思う」とBさんは書いてきました。
これを読んで、すごくうれしくなりました。大人だって、こんな
考え方は簡単にはできません。
きっと、お父さんとお母さんが、12年間、こういう考え方でこ
の2人を育ててこられたのだろうと思います。なんてすてきな子育
てでしょう。
この2人の考え方が、私の言いたかったことに大きく関係します。
私の言いたかったのは、
「運のいい人と悪い人というのはいる。しかも、運のいい人はずっ
と運がいい」ということでした。(次号に続きます)
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★