===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.156     2007/4/28  発行部数 1171
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    こんにちは。ゴールデンウィークはお子さんといっしょの時間を
   いつもよりたくさん過ごせそうですか。
   
    先日読者の方からメールをいただきました。ゴールデンウィーク
   にふさわしい話題だと思ったので、その方にお願いしたところ、「
   同じように考え込んでいる方のためになるのでしたら、お使いくだ
   さい。いろんな方の反応を、私も知りたいです。」と承諾いただい
   たので、今日はそのメールを紹介します。
   
         (^o^) ほめられても
   
   ご相談のメール
   ********************************************************
    小6年の娘のこと、聞いていただけますか?
   
    完璧を目指す子です。

    幼いときから引っ込み思案で友達の輪に入れず、寂しい思いをす
   るくらいなら一人の方がいいという子です。

    家では、絵を描くことが好きで、現在はアニメの似顔絵などを描
   いて過ごしています。

    習い事は、決められたことをやるより自分の好きなように描いた
   り、(ピアノなら)弾いたりしたいのでやらないといいます。
   
    年頃で不安定なのだと思いますが、すべて否定的な見方、言い方
   をすることが気がかりです。

    「自分に良いところなど1つもない。他人がそんなこと無いと言っ
   ても自分は自身のことが嫌いだ。」

    「5時間もかけて描いた絵だけど、へたでしょう?無駄な時間を
   使った。」

    がんばった→いやがんばってないけど、 たいへん→たいへんじゃ
   ない、等わざわざ言い換えたりします。
   
    ほんとは認めてもらいたいんだと思うのです。

    私なりに言葉を選んで絵のここが上手だ、良い所はここだと伝え
   てもすぐ否定されます。

    こちらもだんだん気持ちが萎えてきて、なんて言っていいかわか
   らなくなります。
   
    どういう言葉掛けをしたらいいのでしょう。

    彼女が自分を認められるようになるために、手助けできることは
   何でしょうか。
   ***********************************************
   
    私からのお返事
   ***********************************************
    いつもよい子をていねいに読んでいただいてありがとうございま
   す。
   
    お子さんに当てはまるかわかりませんが多くのお母さん方はこん
   なふうに悩んでいます。
   
    子どもと接する時間が短いので、つい口うるさく「宿題は?」な
   んて言ってしまう。会話のほとんどがそうなってしまう。
   
    今回のメールを読んで、これと同じだと感じました。
   
    びっくりなさいましたか。自分は娘をなんとかほめてやりたいと
   努力してるのに、と
   
    同じ、というのは、ほめるか、叱るかということではなく干渉す
   るばかりの会話になっている、ということです。
   
    きっと、ありあまるほどいっしょにいる時間がたっぷりあれば、
   大人だって二人で、空のことや、風のことや、季節のことを語るで
   しょう。
   
    でも、会っている時間が少ないと、どうしても互いのことを干渉
   せずにはいられません。
   
    お母さんは、子供の頃からこれまで、親のことを、「うるさいな
   あ」と思ったことはありませんか。

    人はみんなそういう時期を過ごすみたいです。

    褒め言葉も叱る言葉も自分に関することは、親の声って、ほんと
   うにうるさいのです。
   
    速効というわけには行きませんが、みなさんには、散歩を勧めて
   います。

    ゆったり歩きながら、お子さんのことではなく、空、風、季節の
   ことを語るお父さん、お母さんを演じてみませんか。
   
    くわしいことがわからないので、的外れかもしれません。よろし
   かったら、また、くわしいことを教えてください。自分にわかるこ
   とは、すべてお知らせします。
   ********************************************
   
    その後いただいたお返事
   ********************************************
    早速アドバイスいただいて、ありがとうございます。 
   
    子供と触れ合う時間が少ない…そうなのかもしれません。

    そもそも、褒めてあげようなんて不遜な考えなのかもしれないで
   すね。
   
    これから外に出るにはいい季節ですし、娘を誘ってみようと思い
   ます。

    ただ、まずはどうやって娘を誘い出すかが第一関門ですが。

    否、誘い出して自然の話をするぞなどと思うことからして違いま
   すね。
   
    だんだんわかりかけてきたと思います。

    ぼんやりとですが、目指すものがイメージできた感じです。
   
    ありがとうございます。 また行き詰まったら話を聞いて頂けた
   ら嬉しいです。
   
    意識してみたら、やはり子供のお尻をたたくような発言してまし
   た。

    親として、管理せねば!といういわば自分の保身から出た言葉で
   した。

    コミニュケーションは事務的会話じゃなかったこと、気が付かせ
   て頂いてありがとうございます。
   *********************************************
   
    最初のメールにあったように、このお母さんは、みなさんのご家
   庭ではどうかということを知りたいとおっしゃっています。
   
    お気づきのことがありましたら、メールでお知らせください。
   
    「よい子」での公開がまずいようでしたら、いただいた情報の内
   容を、このお母さんだけに直接メールでお知らせします。
   
    ぜひ、体験やご意見をお寄せください。
   


   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.157     2007/5/4  発行部数 1163
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    こんにちは。ゴールデンウィークもあっという間に終わってしま
   いました。お子さんと散歩をするチャンスはありましたか。
   
         (^o^) 宇宙を観る
   
    6年生の理科の授業のオリエンテーションで、「不思議だと思う
   ことをノートに書き出そう」と言いました。
   
    「宇宙の果てはどうなっているか」「宇宙ができる前はどうなっ
   ていたか」…
   
    理科の授業を意識してか、なかなか「科学っぽい」不思議がたく
   さん出てきました。
   
    これはなかなかよいことなのですが、ひとつだけ気になったこと
   があります。
   
    宇宙についての不思議を書いた子は、星空をあきるほど眺めたこ
   とがあるのだろうか、ということです。
   
    宇宙の果てに思いを寄せることは、とても重要なのですが、実際
   に目にしたもの、手にしたものの中に「不思議」を感じなければ、
   追求の途中で飽きてしまいます。
   
    「空はなぜ青いのか」という不思議を書いた子がいたので、全員
   に「空は本当に青いか」と聞き、空を見てもらいました。
   
    子どもたちは、青だけど、いろいろな青だ、と気づきました。
   
    今の子どもたち、たくさんの知識はあると思いますが、自分の目
   で見て、触れて感じたものは、その中にいくつあるのでしょう。
   
    雲が動くこと、形を変えること、草や葉の形が植物によって違う
   こと、日向と日陰では肌に感じる暑さ涼しさがとても違うこと…、
   散歩の途中、お子さんはいろいろなことを言いませんでしたか。
   
    お子さんの、こういう言葉を大事にしてやれば、頭のよい子に育
   ちます。
    


   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.158     2007/5/13  発行部数 1159
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    こんにちは。私の勤める学校では家庭訪問の真っ最中です。よい
   お天気が続くので、自転車でまわれて、ラッキーです。
   
    例年のように「家庭訪問のお願いのプリント」(昔の「よい子」
   をごらんください)を分けておいたところ、そのプリントにしたが
   ってお話を用意してくださる家が多く、たくさんのことをお聞きで
   きます。
   
    こうしてお父さん、お母さんに積極的に学校に関わっていただく
   と、子どもたちは学校でも力を発揮できやすくなります。
   
           (^o^) 誕生日がプレゼント
   
    その月に生まれた子に、全員が手紙を書く、という学級があるそ
   うです。素敵なことだと思いました。
   
    お子さんの誕生日には、どんなことをしていますか。
   
    小さな頃から、毎年、家族に誕生日を祝ってもらってきた子は、
   自分が生まれてきたことは、「いいこと」なんだと、自然に心の奥
   の方で考えるようになります。
   
    形に残るプレゼントがなくても、はっきり覚えている思い出がな
   くても、毎年毎年、「おめでとう」と言われた記憶は、本人が気づ
   かないうちに、心の底に温かく広がっているのです。
   
    どんな人も、いろいろな悩み事を抱えて生きていますが、誕生日
   をずっと祝ってもらってきた人は、けして生きることを投げ出そう
   とはしないでしょう。
   
    小さな頃、お父さん、お母さんからもらった「誕生日おめでとう」
   「生まれてきてくれてありがとう」というやさしい声と笑顔は、
   その子を一生に渡って支える大事なアイテムになります。
   
    祝う形式とかプレゼントなんて、どうでもいいです。「この子が
   生まれてくれて、本当に幸せだ。この子の誕生日は、私たちへの天
   からのプレゼントだ」と家族が心から思って、「誕生日おめでとう」
   と、お子さんに伝えられればそれで充分です。
   
    家族全員の誕生日を祝う家庭に育った子は、自分の育った家庭を
   一生誇りに思うでしょう。お互いがお互いを大事に思う家族の中で
   育った子は、ずっと温かい心を持ち続けます。
   
    お子さんの誕生日は、お父さん、お母さんが「天からのプレゼン
   ト」に思いをはせる大事な日です。
    


   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.159     2007/5/20  発行部数 1159
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    こんにちは。家の前の田んぼに水がはられ、かえるが鳴き始めま
   した。
   
    先日、漢字書き取りの宿題についての相談をいただきました。漢
   字書き取り、または宿題についてお困りのことはありますか。
   
    同じ悩みを他の人も持っていると知ると、それだけでも安心でき
   たりします。もし、あったらお知らせください。みなさんの悩みや
   ご意見を載せていきたいと思います。
   
             (^o^) 未来の自分
   
    6年生の国語の教材に「夢」について考える物語文があります。
   そこで昨年6年生は、4月に自分のやりたい職業について考え、1
   年通してそれをベースに学習していきました。
   
    今年も同様に始めたのですが、昨年の子に比べて、気づいたこと
   があります。
   
    昨年の子も、今年の子も、もうやってみたい職業が決まっていて、
   すぐに書ける子と、なかなか書けない子がいました。
   
    でも、書けない子の様子が少し違っていました。昨年の子は、い
   くつかやってみたい職業があってどれについて書こうか迷っている
   子が多かったのですが、今年の子は、考えたことがない、という子
   がいたのです。
   
    6年生くらいでは、職業といっても、実際に触れているのは、親
   の職業と「教員」という職業くらいでしょう。お父さんが勤め人の
   場合は、お父さんが職場でどんな仕事をしているかまったく知らな
   い子もいるようです。
   
    ですから、やりたい職業といっても、現実的なことはわからなく
   て当然です。夢見る感じで考えればいいのです。実現可能か、なん
   て細かく計算する必要はありません。
   
    夢の職業を持っている6年生は、そこから逆算して目の前の時間
   を使うようになります。
   
    大人でもそうですが、自由に使える時間は、突然やってきます。
   1日まるまる自由になることもあるし、たった5分だけど、自由に
   なる、ということもあります。先日、算数のテストをしたのですが、
   早い子は15分で満点が取れて、残りの30分が自由時間になりま
   した。
   
    そういう30分、「人の幸せを大切にする」というきまりさえ守
   れば、何をしていてもよいと子どもたちに言っています。
   
    漫画家になりたい子は、漫画を描いていればいいし、パティシエ
   になりたい子はお菓子のデザインを考えていてもいい。
   
    こんなふうに職業に直結しなくても、未来の自分を考えている子
   は、目の前のわずかな自由を自分のために充実させたいと考えます。
   昨年の6年生は(疲れたからしばらくぼーっとしていよう、という
   ようなことも含めて)自由時間の行動を全部自分で選べていました。
   
    お子さんと将来の夢を語り合ったことはありますか。お父さんや
   お母さんが小さかった頃、どんな夢を持っていたかを話してあげま
   しょうか。散歩でもしながら。
    


   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.160     2007/5/27  発行部数 1158
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    こんにちは。ここ、静岡では、とても気持ちのよい5月の風が吹
   いています。日没も少しずつ遅くなりましたね。梅雨が来る前に、
   親子でたくさん散歩しておきましょう。
   
             (^o^) 誰が幸せになるのか
   
    先週の続きです。子どもたちには、将来について作文にまとめて
   もらいます。昨年の6年生はとっても上手に書けていました。今年
   も期待大です。
   
    作文のテーマは「幸せな今の私」(タイトルは個人で考えてつけ
   ます)
   
    作文のこつの一つ目は、リアルに書くことです。
   
    将来こうなりたい、と書くのではなく、その夢がかなっている自
   分になりきって書きます。いかにも今夢が実現しているように書く
   のです。
   
    「私は今から会場に向かう。日本漫画大賞の授賞式だ。30人の
   アシスタントが見送ってくれる。がんばって漫画を描き続けて来て
   よかったなあ…」
   
    「僕の蹴ったボールがネットを揺らした瞬間、試合終了のホイッ
   スルがなった。ヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝。逆転の決
   勝ゴールを決めることができた。日本を離れて5年…」
   
    「今日は忙しくなるぞ〜。100店目の開店だ。ニューヨークに
   もパリにも店を出したけど、やっぱり故郷のこの町に店を持ちたか
   った…」
   
    リアルにイメージすることで、願いがより心(脳)に深く刻まれ、
   夢の実現に大きく近づく力になるそうです。
   
    エッセーの書き方のこつが書かれた本にも、文は「書く」よりも
   「描く」と書いてありました。読んだ人が映像を見ているように感
   じる文は、人をひきつけます。たとえ夢でも、リアルに書くことは、
   作文力を伸ばすことになります。
   
    二つ目のこつは、周りの人が幸せになっている様子も書くことで
   す。
   
    「今度の受賞作は、アシスタントのA君の功績が大きい。これを
   機会にA君が独立できるよう応援しよう。喜んでくれるだろうなあ
   …」
   
    「この優勝トロフィーを、毎週ファンレターを贈ってくれるあの
   子にさわってもらおう。病気が少しでもよくなるといいなあ…」
   
    「今日の料理は、まず、小さな頃お世話になったあの方に食べて
   ほしい。この町に店ができたこと、いちばんに喜んでくれたからな
   あ…」
   
    自分の仕事が人の役に立っていると感じる時、人間はさらに大き
   な力がわいてきます。作文にはぜひこの部分を忘れずに書きましょ
   う。
   
    できあがったら、毎日声に出して読んでみます。途中で夢が18
   0度変わったら、書き直せばいいだけのことです。夢はどんどん変
   わっていいと思います。どんな夢を持っている人も、夢を実現させ
   るために身につけるべきことはほとんど違いません。
   
    作文、手紙というのは、何気なく生活していると、なかなか書く
   機会は訪れないものです。お父さん、お母さんもお子さんといっしょ
   に、夢を書いてみませんか。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   
    最新の日記はこちらから
   
     http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
   
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   
    ★ 発行人: こうじ@季節の小箱
    ★ http://www2.tokai.or.jp/kisetu/
    ★ E-MAIL:mailto:kojimasuda@tokai.or.jp
   
    ■ まぐまぐID 0000129502
    ■ 知人・友人への転送、回覧はご自由にどうぞ。
    ■ その際は、全文を改変せずに転送・回覧ください。
      (C) Copyright 2004
    ■ このメールマガジンは『まぐまぐ!』
       http://www.mag2.com/ を 利用して発行しています。
    ■ 購読・解除(配信中止)はご自身でお願いします。
    こちらからどうぞ。
      → http://www2.tokai.or.jp/kisetu/mag2.htm
    または、 http://www.mag2.com/m/0000129502.htm
   
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜