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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.162     2007/6/8  発行部数 1150
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    時折の雷雨が季節の変化を感じさせてくれます。静岡ではもうす
   ぐ体育で水泳も始まります。水泳の授業は数えるほどしかないので、
   逃すことのないよう、体調を整えましょう。
   
            (^o^) シンプル
   
    先日、社会科見学で、路線バスを利用しました。子どもたちは、
   運転手さんにあいさつをし、後から乗ってくるお年寄りに進んで席
   を譲るというやさしさを発揮してくれました。
   
    ところが、おしゃべりに夢中で、バスの中がだんだん騒がしくな
   り、一人のお年寄りが、車内の案内を聞き逃し、あやうく目的のバ
   ス停に降りられなくなりそうになる、という事件が起きました。
   
    幸い、バス停通過寸前のところで気づいたお年寄りがボタンを押
   し、目的のバス停で降りられたのですが、ほとんどの子どもたちは
   それにも気づきませんでした。
   
    子どもたちにどんな話をすればよいと思いますか。
   
    様々な場面を想定して指導してくればよかったのだ、と思われる
   方もいらっしゃるでしょう。
   
    たしかにそれを延々と積み重ねれば、よい行動がよりたくさんで
   きる人間に育つでしょう。でも、教わったことのみしかできない人
   になるおそれがあります。
   
    実際、あいさつや席を譲ることは教わっていたけれど、大きな声
   でおしゃべりをすると降りそこなう人が出てくるとは教わっていな
   かったので、できなかったのです。
   
    公共の場での行動の仕方の指導が足りなかったのだ、と思われる
   方もいらっしゃるでしょう。
   
    たしかに公共の場で必要な事項はいくつもあります。でも、それ
   も闇雲にケースごとに教えるのでは、これも「もぐらたたき」にな
   りかねません。
   
    私たち教員は、大事なことを、どんな場面でも、教わったことを
   応用して実行できる人を育てたいと願っています。
   
    私は、長い間、「人の幸せを大切にする」「誰が見ていても同じ
   事をする」「自分から始める」という3つの約束を、すべてのことに
   当てはめて考え行動するように、子どもたちに言って来ました。
   (過去の「速効よい子」をお読みください)
   
    でも、いつももっと単純にならないか、と考えています。単純で
   あればあるほど、心の中にしまいやすいからです。
   
    今回、この事件について子どもたちに話をする上で、「その場の
   全員が満たされる」ように行動しよう、と言いました。
   
   「せっかく友達とバスに乗る楽しい時間だから、おしゃべりはとて
   もいい。ただ、周りの人も楽しい気持ちになるような声や内容にす
   るべきだ。
   
    乗り合いバスの時は、他の人のおしゃべりの邪魔にならない大き
   さで話そう。貸し切りバスのときは、バスガイドさんや運転手さん
   も楽しんでくれるような内容を話そう。」
   
    この「その場の全員が満たされる」がどこまで深く人の行動に応
   用できるか、これから、使いながら実証していこうと思います。
   
    多くの人は、「親から○○と言われて育った。それだけは忘れな
   い」という大事な言葉を持って生きています。人生を支える理論(
   親の言ってくれた大切なこと)は、どの人に聞いてもとてもシンプ
   ルです。
   
    この言葉を支えに生きてきた、という言葉を教えてください。み
   なさんと、子どもたちをもっとよい子に育てる、シンプルな理論を
   探したいと思います。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★