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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.164 2007/6/23 発行部数 1148
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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こんにちは。本格的な梅雨のはじまりですね。エアコンのない教
室は、思考も食欲も落ちます。その中で子どもたちががんばってい
る姿を見ると、生きるエネルギーをもらえます。
(^o^) 米ひとつぶ
給食の片づけを見ていて気づいたことがあります。
ご飯を一粒も残さない子と、赤ちゃんが食べ散らかしたようにご
飯粒がたくさん残っている子がいるんです。
一粒も残さずに、きれいに食べることができる子どもを見ながら、
いろいろなことを考えます。
この子の両親は、ご自分の人生に自信と誇りを持って、子どもを
しつけているんだなあ。
この子は、両親の言うことを素直に受け取れているんだなあ。
両親からいただく食べ物を粗末にしないということが、この子の
心の中に根付いているのかもしれない。
もしかしたら、この世界の多くの子どもたちが実は貧困であるこ
とを、両親から教わって、きちんと理解しているのかもしれない。
いつも食事の片付けを見たり手伝ったりしているのだろう。それ
で、ご飯粒を残さないことの大事さに気づいたのかもしれない。
こんなふうに、片付けられていく食器を見ながら思います。
ひとつ確かなのは、ご飯を一粒も残さずに食べられる子は、もう
精神的に一人前の人間になっていることが多いことです。
残った米粒、汚れた食器を、自分以外の誰かが「自動的に」片付
けてくれる、くらいに考えている、いえ、それさえ考えられない子
どももいます。
こうして親、まわりの大人、システムに頼って生きることにどっ
ぷり浸かっている子どもは、いつまでも独り立ちしません。
独り立ちしない子は、他人に思いやりの心を持てないまま、大人
になってしまいます。
今回、これを読んで、米ひとつぶで大げさなことを…、と思われ
る方もいらっしゃるでしょうが、同質(年齢、環境…)の人間(子
ども)が大勢集まる場所(教室)では、こういう細かいところから、
すべてが見えてくることも稀ではありません。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★