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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.180     2007/10/13  発行部数 1122
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。窓の外から、子どもが引く祭り屋台のお囃子が聞こ
   えてきます。そちらのお祭りには、子どもたちは元気に参加してい
   ますか。
    久しぶりに発行部数が増えました。お友達に紹介してくださり、
   ありがとうございます。
   
            (^o^) 公式炊飯器
   
    6年生の算数の時間に子どもたちに話しました。
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    電気炊飯器は、軽量カップでお米を入れ、内がまの線に合わせて
   水を入れ、スイッチを押せば、誰でもおいしいご飯が炊ける。これ
   は、便利な発明だから、どんどん使えばいい。
   
    発明した人は、おいしいご飯を炊くための「適切な水の量」とか
   「火加減」をよく知っていて、それを研究して今の電気炊飯器がで
   きあがった。
   
    算数の公式も、同様に、いろいろな考え方を積み重ねて、正しい
   理論をもっとも簡単に使えるように工夫された発明だ。だから、公
   式も、電気炊飯器と同じで便利だから、どんどん使えばいい。
   
    でも、公式を言葉で暗記するだけでは、困ったことが起こる。
   
    たとえば、軽量カップと釜の線がなければ水の量がわからない、
   それどころか、スイッチさえ押せばご飯が炊けるとしか思っていな
   い人が、電気がストップしてしまった時や、山など、電気のない場
   所に行ったら、ご飯は食べられない。
   
    算数の問題を解く時も、同じことが起こる。山の中でご飯を炊く
   より、高い頻度でそれが起こる。
   
    速さ×時間=道のり、という公式は、速さというのは単位時間当
   たりの道のりを表す言葉という基本から生まれた、とか
   
    長方形の面積=たて×よこ、という公式は、面積というのは正方
   形を単位量として、その数を表す言葉という基本から生まれた、と
   か
   
    三角形の面積=底辺×高さ÷2、という公式は、長方形の面積の
   求め方から生まれた、
   
   というような基本(ご飯を炊くときの水の量や火加減)を理解した上
   で公式を使えば、どんな問題でも楽に解けるけど、
   
   公式を言葉だけで覚えていると、速さと道のりと時間を、どの順序
   でかけたり割ったりすればいいか、混乱する。嘘だと思うかもしれ
   ないけれど、毎年そうして公式の言葉だけを暗記したために算数が
   わからなくなってしまう人が出てくる。
   
    炊飯器も公式も便利だからどんどん使おう。ただし、基本原理は
   忘れないように。逆に基本原理さえわかっていれば、公式は暗記し
   なくていい。
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    公式の言葉だけを暗記するのが「近道」のような気がしますが、
   実際は、それでは使い物になりません。時間がかかっても、公式が
   できたわけを理解しなければ、後々ひどい目に会います。
   
    逆に、ここで時間がかかっても、公式ができたわけを説明できる
   ようになっていれば、どんな問題でも解けるようになります。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★