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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.181     2007/10/21  発行部数 1127
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。急に冷えてきました。体調不良で欠席する子も出て
   きました。そちらはいかがですか。今週も読者数が増えました。お
   友達に勧めていただいて、ありがとうございます。
   
            (^o^) かけますか
   
    1年生は、くりあがりのたし算あたりをやっているでしょうか。
   
    8+5の説明を、教室では楽しそうに子どもたちが考え、発表し
   ています。
   
    たし算の方法を考える時には、教具のブロックなどを使って考え
   ます。どの子も楽しそうに教具にふれ、考えます。友達の意見も、
   自分で教具を動かしながら理解します。
   
    でも、「それではその絵をノートにかいておきましょう」という
   と、なかなか進まない子が出てきます。それが、どうも、20年、
   30年前に比べて、できない子が増えているようなのです。
   
    その理由には、思い当たるふしがあります。それは、玩具です。
   
    昔は充分に遊ぶ道具がなかったので、その辺にあるものをおもちゃ
   代わりにして遊びました。地面や古紙に絵を描くというのもそうい
   う遊びの一つでした。
   
    今は、テレビとゲームコントローラーがあるので、描かなくても
   美しいCGが見られ、楽しい時間が過ごせます。
   
    ゲームコントローラーの指の動きは、脳の活性化とはつながらな
   いことがわかってきたようです。脳の活性化を促す指の動きも、白
   紙から絵を生み出す苦労も、遊びの中で経験しないで成長する子ど
   もが増えています。
   
    描いて遊ぶ、作って遊ぶ、は脳の良好な発達に不可欠です。お父
   さん、お母さんの子供の頃と、お子さんとでは、その量に違いはあ
   りませんか。
   
    もし足りないと思ったら、すぐに作って遊ぶ、描いて遊ぶをお子
   さんの中に取り入れてください。
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.182     2007/10/28  発行部数 1131
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。今週は季節はずれの台風が来ています。
   
    先日、久しぶりに予定帳の問い合わせをいただきました。今担任
   している6年生の許可をもらえたので、その子達のものと昨年の6
   年生のものをお送りしました。
   
    同じ子どものものではありませんでしたが、思いがけず、6年生
   の10月と3月の比較ができ、6年生といえども半年の子どもの進
   化に驚かされました。小学生は本当に毎日生まれ変わるように進化
   し続けています。1日、1日が本当に大事ですね。
   
    ご興味がありましたら、予定帳のコピーをお送りします。
   
           (^o^) 幸せの報告会
   
    ネットで、Happy&Thanks という方法を使って成功しているお店
   があることを知りました。Happy&Thanks…幸せと感謝です。
   
    その店では、毎朝朝礼で、従業員のみなさんが、24時間以内に
   感じた「幸せと感謝」の出来事を発表しあっています。そうするこ
   とで、一人ひとりが自分の幸せを確認し、自信を持ち、スタッフの
   輪が広がり、職場に活気が出てきたそうです。
   
    今のクラスに足りないものがここにあると感じ、さっそくまねを
   して、朝の会の時間に始めました。
   
    案の定、すぐに言える子と、何日も言えない子がいました。でも、
   何日か続けているうちに、友達の発言に倣って、発表できる子が増
   えてきました。
   
    家での楽しかったできごと、授業でうまくできてうれしかったこ
   と、友達、親はもちろん、であったことのない人への感謝(これにつ
   いては、また機会があったら書きたいと思います)などが少しずつ出
   てきました。
   
    途中から、もう一つ付け加えることにしました。Respect、尊敬で
   す。今の学級が、なかなかチームとして成立しない理由をずっと考
   えていましたが、最近、この言葉に行き当たったからです。
   
    チームが成立するためには、チームメイト同士が尊敬しあう気持
   ちが必要なのではないかというのが、この半年悩んでいたことの答
   えです。
   
    温かな心の持ち主なら、親切な人に出会った時、自然に感謝の気
   持ちは生まれるでしょう。でも、尊敬する気持ちというのは少し別
   です。
   
    自分が何かを一所懸命やったことがある人だけが、相手の偉大さ
   を尊敬できるのではないかと思い当たりました。
   
    クラスの中には、ひとつのことに一所懸命取り組みやり遂げよう
   とする子、人のためにがんばっている子が何人もいます。でも、そ
   のよさが、今年はなかなかチームの中に広がりませんでした。
   
    一所懸命やっている子が、一所懸命やっている友達に気づく。そ
   れが尊敬するという気持ち。
   
    そういうことを味わわせる機会を今年はクラスの中に作ってこな
   かったのだと反省しました。
   
    H&T&Rがこれからどんな効果を見せてくれるかわかりません
   が、卒業まで続けてみたいと思います。
   
    家庭でも、お子さんと食事の時にでも、幸せの報告会をやってみ
   ませんか。
 


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.183     2007/11/4  発行部数 1129
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。隣りの学校でインフルエンザの子が出たようです。
   そちらはいかがですか。私は今日、インフルエンザの予防接種をし
   てもらいました。
   
    今日はむちゃくちゃ長いですが、ぜひ最後までお読みください。
   
   
           (^o^) 夢の職業
   
    今週、火曜、水曜と修学旅行で東京に行きます。毎回、子どもた
   ちがよいレポートを書いてくれるディズニーランドにいけないのが
   残念ですが、今年も、楽しい旅行になりそうです。
   
    昨年の修学旅行は、子どもたちのおかげでとても貴重な体験がで
   きました。東京の老舗和菓子店の職人Aさんとの出会いです。
   
    昨年は4月に子どもたちが自分の夢の職業について作文に書き、
   1年間その職業の研究をしていました。中でも一番の人気はパティ
   シエだったので、修学旅行ではお菓子に関係する人を探しました。
   
    偶然見つけた東京日本橋日月堂のAさんのブログに私が感動し、
   「子どもたちに話をしてくれないか」とメールを送りました。Aさ
   んの仕事に対する誇り、探究心に心を打たれたからです。
   
    はじめ、Aさんには断られました。しかし、しつこい私のメール
   にAさんも根負けし、修学旅行の日程に合わせて1時間お話が聞け
   ることになりました。
   
    一度引き受けることを決めるとAさんは、その1時間のために大
   変な準備をされ、私たちを待っていてくれました。子供たちは感動
   し、その後もAさんと子どもたちの交流は続いています。
   
    会ったことのない人に感動し、こうして出会いの場を自ら作る、
   という経験は、私にとっても初めてのことで、私の人生の中でもA
   さんは、とても大事な人になりました。
   
    私を動かしたのは、子どもたちの「夢の職業」に対する熱い気持
   ちでした。自分が夢見る職業について、夏休みをはじめ、いろいろ
   な時間を作って、子どもたちは1年間熱心に調べていました。
   
    20年以上前から、こうした「夢の職業」についての活動を取り
   入れた指導をしています。ひとつ夢の職業が見つかると、子どもた
   ちは未来に希望を持ち、活発な活動を始めます。
   
    でも、残念なことに、6年生になった時に「夢の職業」を心に持
   っている子は年々少なくなっています。目の前の受験などに目を奪
   われ、遠い未来を見る視力が落ちているようです。
   
    原因のひとつに、子どもが大人の仕事を目の当たりにしていない
   ことが考えれられます。
   
    私が小さい頃は、家の周りに田んぼ、畑、小さな町工場がありま
   した。遠洋漁業の町ですので、漁師さんたちもたくさんいました。
   
    商店街に行くと様々なお店があり、おもちゃ屋のおじさんと隣り
   の八百屋のおじさんは、全く「違う顔」をしていました。
   
    身近な人たちばかりか、ラジオやテレビから流れてくる情報も刺
   激的でした。国全体が高度成長の中にあり、新しい物は生活を一変
   してしまう夢のような製品ばかりで、それを作っている人にも憧れ
   を持ちました。
   
    今、子どもたちは、仕事をしている大人と接する機会がとても減
   りました。
   
    食材は、誰がどんなふうに作っているのか。工場の中では何が行
   われているのか。そんなことを目の当たりにできる子はほとんどい
   ないと思います。
   
    大型ショッピングセンターにいくとあらゆるものが手に入ります
   が、どの品物も同じ人が売ってくれます。生活を一変させる、全国
   の大人がそろって感動するような出来事も製品も、なかなか現れな
   い時代です。
   
    職業を持って仕事を毎日する、というのは、楽しいことです。
   
    自分の考えが実現する。それによって世の中に幸せな人が増える。
   その努力に見合った報酬が得られる。
   
    こういう仕事の楽しさがすべて実現するという幸せな国の幸せな
   時代に生きているということを、今、大人が子どもに教えてあげな
   ければいけません。未来に希望を持てた子が、活き活きと今を生き
   られるのです。
   
    機会あるごとに、世の中には数え切れないほどの職業があること
   を、お子さんに話してあげてください。今の日本なら、自分で仕事
   を選びさえすれば、どんな職業も、自分と周りの人たちを幸せにす
   ることができます。
   
    和菓子の日本橋日月堂、Aさんのブログはこちらです。
     http://hello.ap.teacup.com/honda/  
    Aさんの作った「黒生どら焼」「コーヒー生大福」、おいしいで
   す。ぜひ、ご賞味ください。日月堂には、どら焼きオリジナル焼き
   印サービスもあります。結婚、出産等のお祝い返しなどにいいです
   よ。
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.184     2007/11/9  発行部数 1130
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。今年の修学旅行は降水確率80%の予報をひっくり
   返して、1滴も雨粒が落ちてこない2日間でした。1年生がくれた
   てるてる坊主のおかげです。
   
    先週は5人の方から予定帳の問い合わせをいただきました。さっ
   そく感想を送っていただき、うれしかったです。今日は予定帳につ
   いて、もう一度簡単に書いておきます。
   
             (^o^) 予習と復習
   
    ブログにも書きましたが、修学旅行の宿舎の支配人に、働くとい
   うのはどういうことかという講話をしていただきました。支配人は、
   子どもたちがわかりやすいように、仕事をするのにも、予習と復習
   が大事だと話してくれました。
   
    ホテルでは、お客様が来る前にできるかぎりお客様の情報を手に
   入れたり想像したりして、最も喜んでもらえるには何をすればいい
   か、と予習(準備)をします。お客様が帰ったら、うまくできたこ
   と、そうでないことはどんなことか、と復習(検証)し、次に生か
   します。
   
    こう話してくれました。旅行を終えた後の作文で、自分も予習、
   復習をしっかりしよう、と決心した子もいます。
   
    これは、私独自の考え方かもしれませんが、
   
    小学校4年生くらいまでは、予習はあまり薬になりません。毒に
   すらなります。「今日は何を教えてもらえるのだろう」というわく
   わく感が、学習の原動力になることが多いからです。学校で教わっ
   たことをお父さんやお母さんに楽しく話すという復習が、学力を定
   着させます。
   
    中学校以降の予習は役立ちます。授業の情報量が多すぎるので、
   あらかじめできるだけ多くのことを知っていた方が、授業での吸収
   力がつくからです。予習か復習のどちらかしかやる時間がない日は、
   予習をした方が賢明です。
   
    小学校の5,6年生はちょうどこの間。予習の大切さを少しずつ
   わかっていってほしい年齢です。
   
    そのために考えて、宿題に出すことにしたのが、予定帳をしっか
   り書くことです。
   
    今年も、これを始めて数ヶ月。ついに私が理想としているものが
   でてきました。
   
    前の授業ではこうだった。だから、明日はこうなる。その中でも
   自分はここに力を入れて授業を受ける。
   
    こう書くと、面倒なように見えるでしょうが、各時間、1,2行、
   簡単に書いてあれば充分です。前の授業を思い出す時間と次の授業
   に思いをはせる時間を持つ、ということが重要です。
   
    今回予定帳のコピーをごらんになった方の感想です。
   
   **********************************************************
    想像していた以上のもので、感心しました。「時間割り」の連絡
   帳ではなくて、「予定帳」なのですね。
    目当てをしっかり持って取り組むのはすばらしいですね。大人の
   私も、参考にしたいと思いました。子どもとの家庭学習にも取り入
   れたいです。
    こんなふうに、予定帳をしっかり書ける子ども達はどんなふうに
   育って いくのでしょう。楽しみですね。
   ***********************************************************
   
    ご興味のある方は、ご連絡ください。
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.185     2007/11/18  発行部数 1130
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。空、風、木々の色…秋の気配がいっぱいです。
   
    先週は忙しくて、予定帳の発送ができませんでした。東京のSさ
   ん、大阪のHさん、アメリカのNさん、必ずお送りしますので、お
   待ちくださいね。
   
    予定帳の送料を心配してくださる方がいらっしゃいますが、たい
   した額ではないのでご心配なく。一言感想をいただければ、それで
   充分です。それでも気になる方は、お友達に「よい子」を宣伝して
   読者を一人増やしてください(^o^)
   
            (^o^) ブラックボックス
   
    6年生の算数で、分数のわり算は、ひとつの山場です。
   
    とはいっても、後ろの分数の分母と分子をひっくり返して掛けれ
   ば答えが出るので、テストで点を取るのは簡単です。
   
    塾では、学校より早く勉強するようで、塾に行っている子は、こ
   んなの簡単と言っています。
   
    でも、なぜ、後ろの分数をひっくり返すのか、という理論を説明
   する段になると、みんな困ってしまいます。
   
    後ろの分数をひっくり返せば答えが出る、は、壁のスイッチを押
   すと天井の灯りが点く、に似ています。どうして灯りが点くのかと
   いう仕組みを知らなくても、灯りは点きます。

   このわからない仕組みの部分をブラックボックスと呼びましょう。
   
    今の日本にはこういうブラックボックスがあふれていて、生活を
   便利にしています。
   
    便利なものを享受するのはいいことですが、その中の仕組みを覗
   いてみたいと思わなかったり、そこにブラックボックスがあること
   を意識しなかったりする子は、力が伸びません。
   
    この割り算の授業の最初に、壊れたアコーディオンを持ってきて、
   直すところを見せました。直すといっても仕組みは簡単です。ふた
   を開けて眺めれば小学生にも直せます。でも、ふたをあけようと思
   わなければ、アコーディオンもブラックボックスのままです。
   
    ちゃんと音が出ている時はそれでいいのですが、壊れた時には困
   ります。自分でふたを開ければ簡単に修理できますが、ふたを開け
   ないまま楽器屋さんに修理を頼んだのでは時間もお金もかかります。
   
    算数の問題も同じで、単純な問題なら公式や方法を暗記するだけ
   で解けますが、複雑な問題になると、その公式や方法が生まれた理
   論を理解していないと解けません。テストの最中に「楽器屋さん」
   を呼ぶことはできません。
   
    自然にあるものでも、人の叡智がつまったものでも、そこにブラ
   ックボックスがあることに気づく。そして、その中を覗きたくなる。
   これが、学習への意欲の源です。
   
    小さな頃から、お父さん、お母さんと家事やいろいろな体験をし
   ながら話を聞くことで、ブラックボックスを覗きたいという好奇心
   は、お子さんの中に養われていきます。
   
    とりあえず、ひとつ、家の中にあるブラックボックスをお子さん
   の前で開けてみませんか。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   
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